関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 千倉瀬戸浜温泉 「ホテル瀬戸浜」 〔 Pick Up温泉 〕
<千倉瀬戸浜温泉 「ホテル瀬戸浜」>
(千葉県南房総市(旧 千倉町)瀬戸浜2980-30、10:00~18:00(時間確認要)、600 or 800円、0470-44-2221)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (楽天トラベル)
温泉のイメージはうすい南房ですが、じつは数多くの温泉があります。
とくに、館山市や旧千倉町、旧白浜町あたりには自家源泉の宿がかなりあって、日帰り入浴できることはあまり知られていません。
ここもそんな1湯です。
「千倉」駅の東側にある瀬戸浜海水浴場のそば、R410の道沿いにあるのですぐにわかります。(→ ここ)
【写真 上(左)】 銘板
【写真 下(右)】 脱衣所
海辺にありがちなこぢんまりとした観光ホテルで、玄関前の銘石に「千葉の南端 ホテル瀬戸浜」と刻んであるだけ。
知らない人はとても温泉があるとは思わないでしょう。
玄関で声をかけると人あたりのいいスタッフのおじさん(経営者?)がでてきました。
【写真 上(左)】 浴場
【写真 下(右)】 浴槽
外観にくらべ、廊下の奥にある浴場はかなり本格的です。
総タイル貼の内床の浴場に、これまた渋い石枠タイル張り6-7人のゆったりとした浴槽がひとつ。
桶はケロリンで、浴槽のところどころに石灰華とおぼしき析出もでています。
房総とは思えない、温泉魂(笑)を挑発するたたずまいに思わず期待が高まります。
みかげ石の湯口からの投入と底面注入に側面吸湯。冷鉱泉なので加温循環はいたしかたありません。
カラン4(ひょっとして温泉かも?)、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。日曜16時で男女湯とも独占でした。
【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯色
ほぼ適温のお湯はかすかに懸濁し浮遊物はありません。
湯中の指先がよわいながら青白く発光しています。
よわい芒硝重曹味にかすかなモール臭でカルキは感じられません。
キシキシとツルすべがいりまじる入りごこちおだやかなお湯で、弱いとろみも感じられて硫酸塩泉系のイメージもあります。
浴後はおだやかに温もり、肌に弾性がつく、これも硫酸塩泉的なもの。
房総というと、黒湯のイメージがつよいですが、じつは南房あたりまでくると、硫酸塩もまじる複雑なお湯がみられるようになります。
予想外の浴場とデリケートなお湯にびっくり、地味なお湯ですが温泉マニアなら寄ってみるのも面白いのでは。
Na・Ca-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 19.1℃、pH=7.37、湧出量不明(掘削揚湯)、成分総計=1.064g/kg、Na^+=205.7mg/kg (58.46mval%)、Ca^2+=93.7 (30.01)、Fe^2+=0.2、Cl^-=349.0 (63.69)、SO_4^2-=52.6 (7.12)、HCO_3^-=274.0 (29.06)、HS^-=16.24 (6.31)、陽イオン計=326.9 (15.31mval)、陰イオン計=676.2 (15.45mval)、メタけい酸=40.0 <H4.8.12分析> (源泉名:千倉瀬戸浜温泉)
<温泉利用掲示> 加水:あり 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり
〔 2009年10月3日UP (2008年1月入湯) 〕
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