たこさんの秋吉台日記

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2014年12月5日 コレクティブ:EAS_Y Vol.01『ゲスト・アーティスト・レクチャー・シリーズNo.03』

2014年12月05日 | Weblog

『地域と語る:資源×探求×記録×集合』
山口県で実施される文化庁主催の新進芸術家育成事業で、
山口大学を事務局とし、N3 ART Lab を拠点に行われます。
本レクチャーはこの事業に関わる芸術家を招待し、
ゲスト・アーティスト・レクチャー・シリーズとして広く一般に公開されています。

レクチャー・シリーズNo.03は、
独創的なリサーチ手法を展開するアーティスト集団、
SPURSE代表 イアン・カー氏が中心になって行われます。
* * * * *
「普通ほとんど見向きもされていない道ばたの『雑草』を教えていただきたい」
山口大学教育学部のSさんから、
12月3日に降って湧いたように急な依頼があり、内容を聞くと、
「これは私では力不足。友人のUさんしかいない」と、お願いしました。
Uさんは「自信ないけど…」と言われましたが、私も参加するという条件で、
半ば強引に引き受けていただき、今日、コースの下見をしました。

イアン・カー(Iain Kerr)さんに同行。
山口大学教育学部美術教育研究室 技術補佐員Sさんが通訳されました。

【①スタートはここ - 古い民家を借り上げ、活動拠点にしておられる様子】


【②】

ここの庭に生えているホトケノザ・コハコベ・イノコズチ・セイヨウタンポポ・ツワブキ…
「これは?食べられますか?」と、早速質問攻めとなりました。
私たち人間は『この環境にいる』のではなく、『環境を共に作っている一員』だというのが
考えの根底にあります。

【③カンナに果実がなっていました】

ここでは、オドリコソウ・トゲミノキツネノボタン・ニラ・イノコズチ・カタバミ…
Uさんとイアン・カーさんは、しばしば通訳なしでスムーズに対話されていました。
【④私はカンナの実を初めて見ました】

ヒガンバナ・ハランなどを説明、
川に下りてミゾソバ・カラスウリ・アキカサスゲ・タネツケバナ・ノキシノブ…
木町橋そばから再び川に下りて、シャクチリソバ・スイバ・オランダガラシetc
常に「食べられますか?」。

【⑤商店街に入って、裏通りの空き地で-「これ、何だろう?外来種かな?-Uさん・私】

【⑥帰宅後すぐに帰化植物図鑑を開いてみましたが…?】

【⑦散策コースの終点 - N3 ART LAB - 山口市駅通り】

空き店舗を山口市が借り上げていて、様々な団体が活動の場としているそうです。

【⑧昨日、萩市に行って手に入れたグッズ - 明日の試食会に使われます】

【⑨陶芸家が『捨てるもの』をもらってきました。食器にするそう - 直径1cm余りの大きさ】

【⑩美東町での頂き物 - ここにある物の中で私なら一番嬉しい食品ですが…】

普通に『食品』とされている物にイアンさんの心は躍っていないと感じました。

『集合は10時半頃』で、『2時間散策』が倍の4時間。
いつも分刻みで動いている状態ですが、
『ゆったりと、アバウト』が根底の研究者に同行して、「こんな世界もあったのだ」と。

明日は、20名くらいが参加して、
Uさん・山根さん(柳の水の保存に努められている)・今八幡宮の宮司さんの話を
イアンさんと一緒に聞きながら、環境について考えます。

その後、13:30~15:30、N3 ART Lab で
イアン・カーさんのレクチャー『文化再領域化』が行われ、

17:00~ 採集品の試食会が行われます。

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