門田先生の山口来県の第一目的はアキヨシアザミですが、ご専門はキンポウゲ科で、
ヤサカブシを探しに20年以上前に一人で来られましたが、見つけられなかったそうです。
『秋吉台日記』『秋吉台で出会った花』から、この機会に是非調査したいと言われました。
調査時間が短い初日をヤサカブシに当てていただきました。
(同行:西尾良司さん・松井茂生さん・中沢妙子)
【先ず、ヤサカブシ基準地の現在を門田先生にお伝えした画像です】
2012.7.28 撮影
「正しくターゲットのものです」と、門田先生。
2012.7.28 撮影
門田先生のお話です。
「トクサブシ http://takosan.sakura.ne.jp/d-tokusagamine-09.htmlは、
葉が厚手のタンナトリカブトで、等館の標本を見る限り、
トクサブシはタンナトリカブトと同じものであると考えています」。
「一方,ヤサカブシは実在していると考えています。
かつてはイブキトリカブトと同じものと考えました」。
* * * * *
そして今日。
花がついている株は、ほんのわずかでした。
【①ヤサカブシ〈八坂附子〉(キンポウゲ科 トリカブト属)】
葉は3中裂 - これくらいの切れ込みは、深裂とは言わないそうです。
花は両性で、左右相称。萼片は5枚あって、花弁状で青紫色。雄しべは多数。
頂萼片はかぶと状。
花弁は2枚で、頂萼片の内側に隠れ、身部の中ほどで長い柄につき、イの字形をなし、
柄の付着点より先は距となって、上向して蜜を分泌し、舷部は下向する。
【②雑種と思われるヤサカブシ】
(上の画像を拡大しました)
「ヤサカブシの花梗(花柄を含む)には、下向きに曲がった毛があるのですが、
この個体には真っ直ぐな毛が混じっているので、
コウライブシとの交雑種かもしれません」 - 門田先生
なお、①のヤサカブシ(純粋種)の花梗の毛は全て「下向きに曲がった毛」
でしたが、私の画像は全てピンぼけでした。残念。
☆門田先生出版予定の『トリカブト図鑑』に、ヤサカブシを載せられるはずです。
楽しみに待ちましょう。
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