コゴメギク〈小米菊〉(キク科 コゴメギク属) 花期は5~11月。
熱帯アメリカ原産の1年草。果樹園、畑、路傍に生える。
ハキダメギクに似るが、全体に毛は少なく、細長い。節間はやや長く、葉も小さい。
葉身はまばらに伏毛があり、3脈は顕著で、辺縁は低い波状の鋸歯がある。
舌状花に冠毛はなく、筒状花の冠毛の先は房状に裂ける。
本州、四国に点在。ハキダメギクより少なく局所的である。
コゴメギクを教えていただいたのは関太郎先生で、
7月10日、広島文化センターの観察会に同行した時でした。
私は「この姿をハキダメギクとしていました」と伝えると、
先生は、「ハキダメギクは全体にもっと毛が多く、こんなに細くなく、
葉は大きく、まるい。この姿はコゴメギクに間違いないですよ」と。
図鑑で舌状花の冠毛の有無・筒状花の冠毛の裂け方で違うことを知りましたが、
十分時間が取れるようになってからじっくりと調べようと、先送りしていました。
【関先生に教えていただいたコゴメギク 】
08年7月11日 撮影
観察会の翌日に撮影しました。
「ハキダメギクに似るが、全体に毛は少なく、細長い」
08年7月11日 撮影
「葉身はまばらに伏毛があり、3脈は顕著で、辺縁は低い波状の鋸歯がある」
08年7月11日 撮影
【 茎と葉裏を 】
08年7月11日 撮影
* * * * * 以下は、ネイチャースコープ 『ファーブルフォト』で撮影しました * * * * *
【 筒状花① 】
08年11月10日 撮影
(果実を含めたこの筒状花の長さは約3mmです)
「筒状花の冠毛の先は房状に裂けて、両側の毛は長い」
【 筒状花② 】
08年11月10日 撮影
(果実を含めたこの筒状花の長さは約3mmです)
【 舌状花 ― 舌状花に冠毛はなく】
08年11月10日 撮影
(果実を含めたこの舌状花の長さは約5mmです)
【上の画像を拡大しました ― 舌状花に冠毛はなく 】
08年11月10日 撮影
舌状花に少し冠毛がありますが、1年に数回世代交代する属なので、雑種が
作られたと考え、「ハキダメギクと交雑種のコゴメギク」と、私なりの結論です。
実は、数カ所の舌状花・筒状花を調べましたが、株の姿や毛の量で予測した
とおりの結果ではなかったので、関先生の言われた場所のみに絞りました。
今日以外の画像は、明日に。
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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