マムシグサ〈蝮草〉(サトイモ科 テンナンショウ属) 花期は4~6月。
偽茎(茎のように見える葉柄下部)が紫褐色のまだら模様であることによる。
湿った林内に生える多年草。葉は2個つき、小葉は7~15個。
仏炎苞は緑色から濃紫色まで変化が多いが、いずれも白いすじがある。
きのうまで3日降り続いた雨が、きょうもスッキリと上がりませんでした。
日ごとに草丈が伸びているのが分かる中、マムシグサが開花していました。
【葉がまだ開く途中です】
06年4月13日 撮影
「マムシグサの仲間は、日本中に20~30種あるといわれ、
テンナンショウ属の中で最も分布が広く、形の変わりやすい種」
秋吉台でも、ムラサキマムシグサ、アオマムシグサを見ています。
【上の画像を拡大しました】
06年4月13日 撮影
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ムサシアブミ〈武蔵鐙〉(サトイモ科 テンナンショウ属) 花期は4~5月。
仏炎苞の形を、昔武蔵国で使われた馬の鐙に見立てた。雌雄異株。
海岸に近いやや湿った林内に生える多年草。葉は2個つき、小葉は3個。
葉の間から花茎が伸び、仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。
仏炎苞は暗紫色から緑色まで変化があり、白いすじがある。
マムシグサと同じ林の少し離れた所で、ムサシアブミも開花確認しました。
06年4月13日 撮影
【開花したばかりの株】
06年4月13日 撮影
こちらは、葉がまだ完全に開いていません。
【上の画像を拡大しました】
06年4月13日 撮影
「仏炎包の筒形の部分は上端で耳形となり、
舷部(屋根の部分)は前方で急に内側に曲がり、口元をふさいでいる」
昨年、林の中の遊歩道で、
根がついたマムシグサを下げて歩いている女性に出会いました。
「ここは国定公園ですから、植物を採ってはいけないのですよ」
女性はすぐにマムシグサを手放し、道ばたに落としました。
「抜いたものは仕方がありませんから、責任を持って育ててください。
でも、人目に触れないように車まで持って行ってくださいね」。
あの女性は、あれから秋吉台で植物を抜かなくなったでしょうか。
それとも、抜いて隠し持つようになったのでしょうか。
※ 日記にある花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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