たこさんの秋吉台日記

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1月29日 クマワラビ・オクマワラビ

2008年01月29日 | Weblog

クマワラビ(オシダ科 オシダ属) 常緑性。
葉柄は短く、長さ25cm以下で葉身の半分以下の長さがあり、鱗片を密につける。
葉柄の鱗片は褐色から赤褐色。
葉身は2回羽状複生、楕円形~長楕円形、長さ30~60cm、幅20~30cm、
下部の羽片はわずかに短くなる。
羽片は部分的な二形を示し、胞子嚢群をつけない羽片は下部に3~10対ある。
葉脈は表面でくぼみ、溝を作る。
胞子嚢群をつける羽片は葉身の先端のものに限られ、やや縮んで、
上部のものほど小さくなり、一面に胞子嚢群をつけ、胞子を散布したあと枯れる。
北海道(奥尻島)・本州・四国・九州で、
山地林下や山麓、村落の路傍などに普通に見られる。


【秋吉台では「林内にやや普通」のクマワラビ】

08年1月26日 撮影
でも、やっと見つけました。

【今の季節、胞子嚢群がついた羽片は枯れています】


08年1月26日 撮影
下部の羽片はわずかに短くなる


08年1月29日 撮影
葉柄の鱗片は明褐色


08年1月29日 撮影

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オクマワラビ(オシダ科 オシダ属) 常緑性。
葉柄は長さ15~30cm、葉身の半分以下の長さで、鱗片をやや密につける。
葉柄の鱗片は黒褐色、まれに褐色~黄褐色のことがある。
葉身は2回羽状深裂から複生し、長楕円状被針形~長楕円形、
長さ40~60cm、幅15~22cm、下部は狭くならない。
羽片は12~24対つき、被針形、鋭尖頭。
葉脈は表面でくぼまず、葉質はやや厚い草質。
胞子嚢群は葉身の上半部に限られるが、胞子嚢群がつく羽片が縮むことはない。
北海道(奥尻島)・本州・四国・九州の、
山地林床や山麓の林縁、村落の路傍や石垣などに普通に生じる。


【秋吉台では「林内にやや普通」のオクマワラビ】


08年1月28日 撮影
撮っていなかった林縁の葉を見て回ったら、オクマワラビがありました。
(これまで撮っていたのは、アイノコクマワラビだったのです)

葉身の下部は狭くならない


08年1月28日 撮影
葉柄の鱗片は暗褐色


08年1月28日 撮影
胞子嚢群は葉身の上半部に限られるが、羽片が縮むことはない


08年1月28日 撮影
【上の画像を拡大しました】


08年1月28日 撮影


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