ノカイドウ〈野海棠〉(バラ科 リンゴ属) 花期は5月。
日当たりのよい疎林内や渓流の周辺などに生える高さ5mになる落葉小高木。
葉は互生。葉身は長さ3~5cmの倒卵形または長楕円形。
皮質で、ふちには細かい鋸歯がある。葉柄は長さ1~3cmで、軟毛がある。
短枝の先に直径2~3cmの花が4~5個つく。
花弁は5個、わずかに赤みを帯びた白色。
萼の外面は無毛。萼筒の基部はふくれ、萼片は開出する。
林でこの木を見つけたのは4月14日で、最初はハナカイドウと思いました。
花は淡い紅色が混じった白色で、まだかたいつぼみでしたが、数が少なく、
垂れ下がっていないし、樹皮からもノカイドウと同定し、開花を待ちました。
06年4月16日 撮影
06年4月16日 撮影
「葉身が小さい割に葉柄が長いのが特徴」
「萼筒の基部はふくれる」
「樹皮」
06年4月16日 撮影
「樹皮は短冊状に薄くはがれる」
【4月19日、開花しました】
06年4月19日 撮影
06年4月19日 撮影
【4月29日追記】
06年4月29日 撮影
「雄しべは20個。花弁の基部は急に細くなる」
花は満開状態になり、花弁の基部の特徴がよく見えるようになっていました。
「九州の霧島山の渓流沿いなどにまれに生える」
そんなにわずかにしかない樹木を私が見つけられたと思うと、緊張します。
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