ベニシダ(オシダ科 オシダ属) 常緑性。
葉柄はわら色だが、若い時には紅紫色を帯び、
長さ20~40cm、鱗片をやや密につける。
葉身は長楕円形~卵状長楕円形、鋭尖頭、2回羽状複生、長さ30~70cm、
形大きさに変異が多い。
羽片は10対前後、狭長楕円形~狭被針形、
先端は尾状に伸び、大きな羽片には短い柄がある。
小羽片は狭長楕円形~被針形、幅5mmくらいが標準で、円頭~鋭頭と変異
が大きく、無柄、羽状浅裂~鋸歯縁、鋸歯の先端はとがるがかたくはない。
胞子嚢群は小羽軸と小羽片の辺縁との中間か、中肋寄りにつき、
包膜は全縁、直径1.2~1.2mm、若い時には紅色~紅紫色を帯びる。
葉質は紙質、緑色の表面には光沢があり、若葉の時紅色を帯びる。
本州・四国・九州に広く分布し、
低山地の林下や村落の路傍などにごく普通に生じる。
【 ① 秋吉台では 「林内に普通」の ベニシダ】
07年12月1日 撮影
「形大きさに変異が多い」
【 ② 】
08年1月21日 撮影
【②の最下羽片】
08年1月21日 撮影
【上の画像を拡大しました】
08年1月21日 撮影
「最下羽片の下向き第1小羽片が『小型ハの字』、
下向き第2小羽片よりはるかに小さい」
【 ③ 】
08年1月21日 撮影
【③の最下羽片】
08年1月21日 撮影
【上の画像を拡大しました】
08年1月21日 撮影
「最下羽片の下向き第1小羽片が『小型ハの字』、
下向き第2小羽片よりはるかに小さい」
【 ①の裏面を】
07年12月1日 撮影
「胞子嚢群は小羽軸と小羽片の辺縁との中間か、中肋寄りにつく」
* * * * *
「芽吹きの4月、さわやかな浅緑の中にベニシダの紅い葉の大群は、
あまり特徴のないこのシダの年1回のパフォーマンスと言えようか」
今まで関心のなかった芽吹きの頃のシダを、楽しみに待っています。
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