たこさんの秋吉台日記

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6月18日 ムヨウラン・ウスギムヨウラン

2006年06月18日 | Weblog

ムヨウラン・ウスギムヨウランが開いているか、午前中の早めの時間に来てみました。

 ムヨウラン〈無葉蘭〉(ラン科 ムヨウラン属) 花期は6月。
常緑樹林内に生える葉緑素をもたない高さ30~40㎝の腐生植物。
茎は細くてかたく、暗紫色。上部に数個の花をつける。
花は淡褐色~淡紫褐色。萼片、側萼片とも倒披針形で長さ1.5~1.8cm。
唇弁は白色で淡紫色を帯び、先端内面に紫色の突起毛がある。
  【ムヨウラン―今日初めて見つけた株です】

     (09:53) 06年6月18日 撮影
          【上の株を反対方向から撮りました】


           (09:52) 06年6月18日 撮影
開いたムヨウランを初めて見ることができました。                                   
        【上の画像を拡大しました】

            (09:52) 06年6月18日 撮影
横向きに咲いていたので、唇弁が見えるよう、斜め上から撮りました。
       
                
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 ウスギムヨウラン(ラン科 ムヨウラン属) 花期は主に6月。
暖温帯の林床に生育する腐生ラン。同属のムヨウランに比べ、花が小さく、あまり開かず、唇弁のふちに毛があることが区別点。
花期はムヨウランより少し早い。
茎は高さ約20cm、先端に5個前後の花をつける。花は淡褐色で長さ約1.2cm。唇弁は倒卵形で、蕊柱の基部と癒合し、先端近くは浅く3裂する。唇弁のふちには短毛、上部には長毛が密生する。

ウスギムヨウランと同定したムヨウランを、これまで全部で30株以上見つけることができました。

【見つけて2週間・・・花はほとんど終わっています】


     (08:43) 06年6月18日 撮影
     【上の画像を拡大しました】

     (08:43) 06年6月18日 撮影

2つのムヨウラン、何度見比べても分かりにくいのですが、開いた花を見て、やはり別物と思いますがいかがでしょう。


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見たい草の葉を見つけに、11時前に秋吉台をあとにして、友人と 西中国山地に出かけました。
お目当ての植物は、1時間半探しても見つけられませんでしたが、ここには6年前に1度来ただけで、当時とはすっかり様子が変わっているのにたどり着けたし、見たことがなかった花を目にすることができたので満足しました。

サワルリソウ〈沢瑠璃草〉(ムラサキ科 サワルリソウ属)

         06年6月18日 撮影
「山地の木陰に生える高さ50~80cmの多年草」
帰宅して調べた友人が、名前を教えてくれました。
         【花序を拡大しました】

        06年6月18日 撮影

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    ヒナラン〈雛蘭〉(ラン科 ヒナラン属)

             06年6月18日 撮影
「湿った岩場に生える高さ10cm前後の多年草」
この草丈は7~8cmでした。
こちらは、3年ほど前に別の山で見たことがあったので分かりました。
            【上の画像を拡大しました】


                06年6月18日 撮影
唇弁の長さが3.5mm・・・小さくて、とてもかわいらしい花でした。


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