恋するCinema

見た映画の感想などをネタバレ気にせず
気ままに綴っております。

『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』…映画

2011-11-05 23:54:52 | 映画



   監督…ポール・W・S・アンダーソン
   出演…ローガン・ラーマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルーム、クリストフ・ヴァルツ …
   お気に入り度…★★★★☆

《公開時コピー》伝説よりも、ハデにいこうぜ。


17世紀フランス。
銃士に憧れ、田舎からパリに上京してきた無鉄砲で気の短い青年ダルタニアン。
最初は決闘するはずだった三銃士とダルタニアンの4人は、その場をリシュリュー枢機卿
の護衛隊に咎められ、4人対護衛隊の戦いに発展し、見事勝利をおさめる。
影の権力者リシュリュー枢機卿の裏切りによって奪われたフランス王妃の首飾りを
取り戻すため、イギリスへと向かう。
しかし、そこにはイギリス貴族のバッキンガム公爵と、正体不明の美女ミレディ
枢機卿の護衛隊ロシュフォール隊長がたちはだかる。


初めての3D映画。
眼鏡の上に3Dメダネ。
フル3Dカメラによる撮影らしいです。
空中戦やら剣での戦いの場面はさすがの3D。
剣がこちらにまで届きそうに見えた時にはドキッとした~。
あと、高い所からの眺めは…スリルあり。


タイトルは「三銃士」ですが、主役はダルタニアン
ダルタニアンに若さと無鉄砲さを感じたのは最初だけだった
途中からはおとなしくなってしまったのが残念。
もっと弾けて欲しかった。
三銃士のちょい悪おやじ。魅力的です。
でも、剣での活躍の場がいまひとつ。決戦を空中にしてしまったためか。
もっと剣での戦いを見たかった~。
いや~でも本当に魅力的なんだけど
ほとんど人物像を掘り下げてないのがもったない。

峰不二子ばりの二重スパイの美女ミレディを演じるのはミラ。
アクションの見せ場は、一番おいしいような。
旦那である監督魅せてます。
「ぼくのお嫁さんだよ」って感じ。
オーランドのちょい悪リーゼント。
ジョニデを彷彿とさせるな~。
アンヌ王妃との「密会」。会話でチョロっとでてくるだけで不倫話には
なっていない。不倫話をスパッときってしまったのが話をすっきりさせている
ようには思うけれど。アンヌ王妃への思いを出さず悪役にするには
中途半端だったな。
どうにも悪役としてはいまひとつ。

ダルタニアンが恋をした王妃の侍女コンスタンス役の
ガブリエラ・ワイルド。とにかくキュート。
気になりました。
映画は今回が初のようなので、今後要チェック。

全体的に緩~く中途半端なストーリー。
枢機卿の罠もこれといって語るほどのものでもなく…。

弾け具合が物足りないけれど、それなりに楽しめました。
友情とか信頼とか、「one for all, all for one」の言葉も
出てはくるけれど、おしつけやわざとらしさは全くなく。軽い。

なんでもありの飛行船の登場で
三銃士…という物語はふっとんでました。
アクション3D映画を楽しんだって感じかな。(^^ゞ