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シベリアにできた巨大な穴、直径1km、止まらぬ拡大【地下世界への門】

2017年03月07日 | 不思議
以下はYahooNewsのコピーなのであるが、何とも不気味な内容だ。
シベリアに大きな穴があき(陥没)、それが直径1K、深さ100mにも達するというのだ。不気味な音もする、地下世界への入り口と恐れられているという。



ある人は「地下世界への門」と呼び、またある人は「地獄の入口」と言い、科学者は「クレーター」と記す。それぞれ呼び方は異なるが、しかし、その穴が広がっていることはみな知っている。

 ロシア、シベリア東部のサハ共和国にあるバタガイカ・クレーターは、この手の穴としては最大級のうえ、今も広がり続けている。2017年2月に発表された最新の測定値によると、穴の直径は1km、深さは86mで、今後も大きくなっていくと予測されている。

 地元の人々は、この穴の付近一帯に近付くときは用心を欠かさない。穴から不気味な音が聞こえるという報告もあり、「地下世界への門」とおそれる人がいる一方で、科学者はクレーターにこの世界にあるものとしての魅力を感じている。

 バタガイカ・クレーターは、シベリアの永久凍土が解けてできた穴だ。永久凍土とは、2年以上凍った土壌をさす。そして、永久凍土が解けてできた凹凸のある地形はサーモカルストという。

 このクレーターを調べれば、シベリアの20万年以上の気候変動が明らかになる可能性がある。そんな論文がこのほど科学誌「Quaternary Research」に発表された。科学者たちは堆積物を採取し、最終氷期の間に気温の変動によってこの土地の様子がどのように変化したかを分析しようと計画している。彼らの知見は、今日の気候変動問題を考えるヒントになるだろう。衛星画像を見ると、この穴は毎年平均10mずつ拡大しているという。

 永久凍土の融解は1960年代に始まり、開発のための急激な森林伐採によって加速した。永久凍土を覆っていた木々がなくなり、太陽が地面を暖めて氷が解けはじめた。近年では、温室効果ガスの濃度が高まって地球が温暖化した結果、穴が大きくなるスピードはますます速くなっている。

 永久凍土が解け、土壌の浸食が進むと、しばしば「酔っぱらった木」が増える。これは、木がまっすぐに成長できず曲がったり倒れたりする現象で、結果的に地面を覆う影がさらに減ってしまう。アラスカからユーラシア大陸まで、酔っぱらった木は北方地域の広い範囲で確認されている。

 また、地下の深いところで永久凍土が急速に解けた場合、表層が崩れ落ちて巨大な穴があき、パイプラインが損傷したり、道路に亀裂が生じたり、家が丸ごと飲み込まれたりすることもある。

サーモカルストの増加は、地球温暖化の1つの結果であるだけでなく、温暖化を加速させる原因にもなる。科学者の見積もりによれば、地球上のメタンガスの50パーセントが北極地方と北半球の永久凍土に貯蔵されているという。メタンは二酸化炭素より強力な温室効果ガスなのだ。

 2016年にオンライン科学誌「Nature Communications」に発表された研究では、最終氷期にシベリアの永久凍土から放出された温室効果ガスが一時的に大きな気温上昇を引き起こしたことが明らかにされた。このときと同じような一時的な気温上昇は、またいつ起こってもおかしくはない。

 論文共著者のフランチェスコ・ムスキティエロ氏は、論文の公開後に米コロンビア大学の科学ブログで、「シベリアの永久凍土は、北極地方の炭素保管庫です。これが解けると、温室効果ガスの二酸化炭素とメタンが大気中に大量に放出されるおそれがあります」と述べている。

 バタガイカ・クレーターは、永久凍土の融解によってできた穴としてはシベリアで最大だが、唯一のものではない。サハ共和国だけでも2015年にもこうした穴が新たに数十個見つかっている。

【地下世界への門】シベリアの永久凍土にある【神秘のクレーター】で20万年前の土壌を発見(ロシア)
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