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歯科技工士・岩澤 毅

中野剛志 (著) 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】

2021年08月31日 | amazon.co.jp・リストマニア


目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】 単行本 – 2019/4/22
中野 剛志 (著)
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歯職人
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「国の借金は、国民ひとりあたり今生まれたばかりの赤ん坊を含めて〇〇〇円」「国債の発行額が増えれば、日本円の信用がなくなハイパーインフレになる」のキャンペーンはどこが間違っているのか?
2021年8月31日

 バルブ経済の崩壊、リーマンショック以降、日本経済は右肩下がりの印象だ。これに比べ、隣国の北京政府・中国の経済が順調に拡大し、いつの間にか世界経済や政治での存在感を高め、日本の先を進んで大国化へまっしぐらのようだ。
 ここ数十年、マスコミや政治家をとおした、「無駄な公務員がいる」「無駄な公共事業がこんなにある」と繰り返し刷り込まれてきた。そして、「国債の発行額を減らさなけれはならない」「子孫に借金を残してはならない」を、当たり前の常識して受け入れてきた。
 そんな素朴に信じ込まされてきた経済の常識を、本書の著者中野剛志は、「貨幣とは何か」の経済の基本中の基本から解明することで、現在日本で主流とされる経済学者の言説の根拠のなさ、誤りの発生の仕組みまで含め解き明かす。
 拡大する中国経済、それを背景に国際政治においても力の行使を伴う行動を先鋭化する北京政府と向き合う上でも、日本経済と政治の劣化と存在感の低下の原因を考える上でも是非お勧めしたい一冊です。

https://www.youtube.com/watch?v=bgNPW3BOSes
森永康平のビズアップチャンネル
【第2回】「合成の誤謬」から脱却しよう!
森永康平×中野剛志


目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】 単行本 – 2019/4/22
中野 剛志 (著)

読まれると経済学者・官僚が困る本ナンバー1 経済常識が180度変わる衝撃!

第1部
経済の基礎知識をマスターしよう

1.日本経済が成長しなくなった理由

平成不況
デフレとは何か
輸入品の価格を巡る注意事項
「合成の誤謬」

2.デフレの中心で、インフレ対策を叫ぶ

政府が悪い
二つの経済政策
平成不況の原因は明らか

3.経済政策をビジネス・センスで語るな

問題は「合成の誤謬」
競争に負けた企業は、淘汰されればいい?
政府の無駄遣い
公共投資は無駄だった?
インフレ対策とデフレ対策とは、正反対

4.仮想通貨とは、何なのか

仮想通貨の登場
仮想通貨の決定的な欠陥

5.お金について正しく理解する

貨幣とは、負債の一種
貨幣の歴史
銀行は、貨幣を創造することができる
貸出しと預金の関係
貨幣と租税

6.金融と財政をめぐる勘違い

社会通念がひっくり返る
デフレ下では、中央銀行は貨幣供給量を増やせなくなる
財政赤字をめぐる誤解
財政赤字は民間貯蓄に制約されない
財政政策は、金融政策
需要不足か、貨幣不足か
仮想通貨とデフレ
マッドサイエンティストのような主張

7.税金は、何のためにある?

財政赤字の限界
財政赤字の制約はインフレ率
財政赤字の大きさは関係ない
税は、財源確保の手段ではない
政策手段としての税


8.日本の財政破綻シナリオ

ハイパーインフレになるのか
金利の高騰は起きうるのか
日本を財政破綻させる方法


9.日本の財政再建シナリオ

プライマリー・バランスを黒字化して破綻する
国内民間部門の収支+国内政府部門の収支+海外部門の収支=0
財政健全化は徒労に終わる
財政悪化無くして財政再建なし!


第2部
経済学者たちはなぜ間違うの?

10.オオカミ少年を自称する経済学者

「国難」としての自然災害
「亡国」の財政破綻
経済学者たちの緊急提言
オオカミ少年

11.自分の理論を自分で否定した経済学者

構造デフレ説
経済構造と貨幣の関係
インフレ目標と期待
後任の日銀副総裁
円安の効果?

12.変節を繰り返す経済学者

状況が変わった?
あまりに時代遅れの理論
正論は負ける!

13.間違いを直せない経済学者

ノーベル経済学賞受賞者の批判
エリザベス女王の疑問
なぜ、インフレ対策しか出てこないのか
経済学者たちの閉鎖的な内輪意識

14.よく分からない理由で、消費増税を叫ぶ経済学者

消費増税の深刻な悪影響
痛みを分かち合う?
財政赤字についての誤解
間違いだらけの財政論
なぜ消費税でなければならないのか

15.経済学は、もはや宗教である

自由貿易の定理
自由貿易の効果の試算
自由貿易の歴史
戦後の自由貿易は成功したか
グローバリゼーションは、歴史の必然?
経済学者の無知

目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】 単行本 – 2019/4/22
中野 剛志 (著)

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中野/剛志
1971年、神奈川県生まれ。評論家。元京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治思想。96年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。01年に同大学院にて優等修士号、05年に博士号を取得。論文“Theorising Economic Nationalism”(Nations and Nationalism)でNations and Nationalism Prizeを受賞。主な著書に『日本思想史新論』(ちくま新書、山本七平賞奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報
出版社 ‏ : ‎ ベストセラーズ (2019/4/22)
発売日 ‏ : ‎ 2019/4/22
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 332ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4584138958
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4584138953


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