歯科技工管理学研究

歯科技工管理学研究ブログ
歯科技工士・岩澤 毅

石破茂(著) 政策至上主義

2020年07月28日 | amazon.co.jp・リストマニア


https://www.shinchosha.co.jp/book/610773/

https://honto.jp/netstore/pd-book_29126960.html

hontoレビュー 2020/7/28 歯職人

2020年7月現在、ポスト安倍の有力候補に挙げられる石破茂氏の2018年の政策論集

 安倍晋三総理の長期政権下、その多くの期間を自由民主党内にあり「非主流派」「冷や飯食い」として、政策を語り、政治家論、政党論に独特の物言いで発言を続けてきた石破茂氏の政策論集です。
 アメリカ合衆国との関係のあり方、国家の独立、憲法、自衛隊と、石破氏の得意とする分野ではない経済論を知るために2018年の政策論集を購入した。
 国の財政のあり方、平たく言えば緊縮財政派か反緊縮財政派か、或いは消費税、直接税と間接税のあり方のど、最近の自民党内の「若手」と呼ばれる安藤裕氏等の動きと交差できるものかを本書から探った。
 消費税の導入の立役者、竹下登氏、渡辺美智雄氏の身近にあった石破氏にとって、貨幣論としてMMTは理解の限界を超えるものかもしれないが、ここが乗り越えられた時の大化けを期待したい。頭脳に柔軟性のある平将明氏あたりが、その役割を担うことを期待したい。


政策至上主義

石破茂/著
836円(税込)

発売日:2018/07/14

この国には、解決策が必要だ。「次期総理候補No.1」からの直言!


「政治家の仕事は、勇気と真心をもって真実を語ることだ」――この言葉を座右の銘としてきた著者は、国会議員ができることは突き詰めて言えば一つだという。課題解決のプラン、すなわち政策を考え、実行していくことしかない、と。自立精神旺盛で、かつ持続的な発展を遂げられる国をつくる政策とは何か。政治家はどう国民と向き合い、それを語るべきなのか。ひたすら政策を磨き続けてきた政治家からの熱きメッセージ。


目次


はじめに

1 誠実さ、謙虚さ、正直さを忘れてはならない

もう政権に戻れないと思った頃/「自民党、感じ悪いよね」/国民の共感を失う恐ろしさ/谷垣総裁の下で謙虚な立て直し/政策集団としての自民党/論戦に強くなるために

2 信じる政策を正面から問うことが求められている

「野党よりはマシ」だけではいけない/平和安全法制の進め方への反省/国会議員を続ける理由/離党の理由も憲法/政策こそが行動の基準である/憲法改正は国会議員の最大の存在意義/集団的自衛権を整理する/閣内不一致を避ける/基地問題との関係/独立国として国を守る/リアリストとは何か/私たちが向き合うべき現実/スタンプ集めに意味はない/党内議論を軽視してはならない/強い論理こそが道を拓く

3 丁寧に説明すれば国民は理解してくれる

三つの衝撃/何となくうまく回っていた時代/地方創生担当大臣/天皇陛下について/二つの学園問題/丁寧に説明するしかない/論理的な説明は通じる/消費税賛成で当選/マスコミのせいにしない/勇気と真心をもって真実を語る

4 本気で国民の命を守るための議論が求められている

Jアラートを向上させる/防災省の必要性/核についても本質的な議論を/非核三原則とニュークリア・シェアリング/現実的な対策が急務である

5 国会で本質的な議論をするためには与党の努力が必要である

異論と「足を引っ張る」はまったく違う/野党は与党が、与党は野党がつくる/与党はすきを見せてはいけない/「いい質問」とは/大臣は多忙すぎる

6 不利益の分配を脱し自由な選択で幸せを実現する

果実の分配が政治の仕事だった/竹下総理の功績/地方政治家の疲弊/アベノミクスの先を/日本の根本的な問題/大切なのは国民一人一人の幸せ/賃金が上がらない理由/地方創生は経済政策でもある/官僚も企業も地方を目指せ/東京以外でも住めば都/地方創生の成功例/東京だけが憧れだった時代は終わった/長期的ビジョンで議論を

7 選挙で勝つ体制が長期ビジョンを支える

田中派からスタートした政治家人生/「君は政治家になるんだ」/木曜クラブの選挙術/渡辺派へ移籍/自民党田中派化計画/風頼みからの脱却/党本部の改革案/選挙必勝塾/人材抜擢のシステムを

8 何よりも磨くべきは政策である

水月会とはどんな集団か/ベンチャー政策集団/勉強会での研鑽/共有すべき認識とは/国債発行も財政健全化も手段であって目的ではない/社会保障をもっと多様に/ここまで広がる「地方創生」の可能性/教育にも革命的な選択肢を/自立精神旺盛で持続的に発展する国づくり

おわりに

付録 講演「憲法問題について」


最新の画像もっと見る