細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・教育者のブログです。

次女

2014-09-05 18:13:39 | 家族のこと

フランスでの時間は、様々な意味で私にとっては重要ですが、次女との時間、という意味でも極めて大きな意義を持つことになりました。

次女は、どちらかというと母親べったりの子で、長女とはかなり異なります。母親が育児休暇を長女のときよりも長めに取ったことが一因と推察していますが、様々な理由によるのでしょう。

日本にいるときに、私と一緒に寝たい、と言ったことは皆無に等しかったように記憶しています。日本で彼女が通っていた保育園は、理想的な環境からは遠く、次女も様々なストレスを感じていたようですが、朝の保育園の送りも渡仏前はほとんど奥さんがやっていました。長女の送りや、二人の娘のお迎えは私ももちろんたくさんやりましたが。

そして、フランスでの時間が始まりました。時間を有効に使う習慣はすでに付いていましたので、次女との関係をどのようによくしていくか、ということも私の目標の一つでした。パリのスクールに彼女と一緒に徒歩で通う時間や、午前のみでスクールが終わってしまう水曜日の午後を、次女とのパリ散歩の日にして、パリを楽しみながら勉強する時間にしたことも、彼女とのコミュニケーションを改善していくとてもよい時間になりました。そして、次女が、「今日はパパと寝たい」と言う日も出始めました。

今朝は、極めて重要な朝となりました。

9月2日(火)から次女の通うスクールの新学期が始まりました。数人のとても仲の良い友達に再会できるのを心待ちにしていましたが、新学期が始まるとメンバーの大幅な入れ替えがあり、それらの友達はいなくなっていました。次女よりも小さい子どもたちが多く、基本のコミュニケーションは英語ですので、次女にとっては相当に難しい環境になってしまいました。

金曜日の今朝、次女がスクールに行きたくない、と駄々をこね始めました。奥さんも私も次女の苦しい気持ちはよくよく分かりますので、まずは奥さんが次女とコミュニケーションして、出勤しました。次女は大泣きです。

私がスクールに送っていくので、次女と大事なコミュニケーションを始めました。

「あなたの気持ちはすごく分かる。友達がそんなに簡単にできるわけはないし、大変だよね。友達ができる方法をいくつか教えてあげる。」と言うと、次女はすごく興味をひかれたようでした。

自分がストレスを感じて嫌な気持ちでいると、必ず表情や行動に出る。それを他の子どもが見たらどう思うか。絶対によい印象を持たない。本心では友達になりたいと思っていても、近づきたいと思わなくなる。だから、すぐに友達ができるかは分からないけど、「友達ができるといいなあ」と楽しい気持ちを持つようにしよう。そうすると表情も明るくなるから、スクールの子たちも近づいてくると思うよ。

「一年生になったら、一年生になったら、友達百人できるかな」の歌、知ってるでしょ?これを大きな声で歌いながらスクールに行こう。そしたら楽しそうじゃない?

次女の表情がかなり明るくなってきました。

それから、スクールで頑張っているときに苦しくなることもあるかもしれない、でもあなたが頑張っていることをママもパパも知っているし、おばあちゃんだって知ってる。だから、一人じゃないよ、みんな応援しているよ、とも伝えました。

その後、私が出発前にいろいろと仕事をさばいている間に、次女が何かを持ってやってきました。

「ねえ、おやつ持って行っていい?スクールで出るおやつが食べられないから、自分で持ってきてる子もいるんだよ。」とうまく交渉術を使いながら、ハイチュウを二つ持ってきました。

いろいろと話し合いましたが、まあ、いいよ、ということになりました。

なぜハイチュウが二つか。一つを、友達になりたい子にあげる、という次女の作戦だったのです。かわいい。

その他、このエッセーが長くなり過ぎるので割愛しますが、メトロでも大笑いするやり取りがあり、結局スクールにはかなり良い状態で到着できました。

到着直前に、同じスクールの次女よりも小さい子たちと一緒になったので、「ねえ、小さい子の頭をなでなでしてあげたら、喜ぶんじゃない?そうやってかわいがっているのを、他の子どもたちも見て、ああ、やさしい子だな、と感じると思うよ。」と最終アドバイス。

到着後、皆に見えにくいところで早速、小さい子の頭をなでなでしておりました。もちろん、英語でほめてあげました。

次女のみならず、どの子も苦労していることを、先生たちも話してくれました。ハイチュウを二つ、明確な作戦とともに持ってきたことも、私が先生に伝えておきました。すごく感心していました。

最後は、次女をぎゅっと抱きしめて、次女もかなりいい表情でみんなの輪の中に入っていきました。

今日は15時半に私がお迎えに行きますが、どんな会話をできるか、今から楽しみです。

今朝の私の話を聴く次女の目線が、とても印象に残りました。 

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作戦の成果 (細田)
2014-09-06 04:50:22
15時半にお迎えに行ったところ、次女が嬉しそうに、「友達が一人できたよ。」とのこと。「パパの言うようににこにこしてたら、友達ができた。」

小さい子の頭もなでなでした?と聞いたら、10回くらいした、とのこと。

ハイチュウは、今日、お友達になった子ではなく、昼食時に隣にいた子にあげたそうです。

「月曜日に、もう一回、ハイチュウ作戦だな。その友達になった子にあげたら、いいんじゃないか?」とまたまた作戦を授けて盛り上がりました。

奥さんも帰宅後、とても喜んでいました。

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