細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・教育者のブログです。

混迷

2017-07-26 11:40:45 | 人生論

今日の午後は、西武建設に招かれての講演。90分です。今年度2回目の90分の講演で、9月末にも90分のものを高知で行います。60分くらいのものは多いですが、90分となると聴く方も大変なので、私の話し方や講演で使う資料も少し変わります。楽しんでいただかないと身にも付かないからです。幸いに体調はかなり良いので、今後につながる有意義な内容になればと思います。

講演の内容とも関連する、コンクリート構造物の品質確保は、ようやく全国的な展開へとなりそうです。展開するなら、しっかりと展開したいので、私自身は焦ったりすることもなかったし、むしろ拙速に拡がることを懸念していました。国交省主導の展開なので、来るべき時が来た、と理解して、協働でやるべきことを全うしようと思います。

読書欲も通常に戻ってきたようで、学ぶなら現代の最高の知性から学びたく、「グローバリズム その先の悲劇に備えよ」を読んで、大変勉強になっています。

この本の著者の中野剛志さん、柴山桂太さんもそうですが、本物の言論人・学者と、偽物が完全に暴露されてきたと思います。特に、自民党への政権交代後の経済や、世界の動向の激変(グローバリズムの終焉)において、偽物の言論人の論説は見聞して悲しいものがあります。間違っていても正すこともなく、中央に居続ける。勉強は、本物の情報を用いて行わないと、勉強すればするほどおかしくなってしまいます。

この本にも論じられていますが、日本における考え方は周回遅れ、下手すると二周、世界から遅れています。大学(横浜国大に限らず)の運営を見ていてもそう感じます。周回遅れ、ということは今後の動向を見誤っている、ということです。大学の様々なプログラムの名称に、グローバル、やスーパーグローバル、などの名称がいまだに踊っている時点で周回遅れは明瞭です。

そして、グローバリズムが終焉を迎えた現在、この後は相当な状況に陥ることは間違いないようです。

通称、第一次グローバリズムの終焉は、第一次世界大戦、そして第二次世界大戦、と悲劇的な結末を迎えました。

現在の第二次グローバリズムの終焉に続く混乱がどのような決着に落ち着くのか、この本も参考に勉強したいですが、国民それぞれがしっかりとした知識を持つことが一番大事に思います。

自分の分野と関連して想像してみれば、インフラの重要性が今後も増えることはあっても、減ることなどないように思います。焼野原から復興した戦後に想いが至れば当然かと。様々な理由があるにせよ、これだけ公共投資が削減された現時点においてですら、人手が足りない局面があちこちに見られる(建設分野全体としては統計的には人手不足は落ち着いているようですが)インフラの分野なので、コンクリート構造物の品質・耐久性確保の意義も、大きな文脈の中で捉える努力を重ねたいと思います。

というようなことまで話すか分かりませんが、今日の講演も必ず次につながるはずです。

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