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「知らざあ言って聞かせやしょう」 1、台本もせりふもリサイクルされた その2

2017年02月24日 00時13分23秒 | 伝統芸能(歌舞伎など)
 「知らざあ言って聞かせやしょう」 心に響く歌舞伎の名せりふ 赤坂 治績 新潮新書 2003年

 1、台本もせりふもリサイクルされた その2

 けれども、再演ばかりでは、飽きられてしまいます。観衆を惹きつけるためには、新しいもの、珍らしいもの、奇抜なものを上演することも必要です。江戸時代の演劇人は寝る間も惜しんで、この矛盾する二つを同時に解決する方法を研究しました。

 そのため、江戸時代の歌舞伎は上演が原則になっていました。しかし、新作と言っても全くのオリジナルではありません。
 
 歌舞伎や人形浄瑠璃は、有名な伝説、先行芸能・文芸などを作品の骨格にしました。この作品の骨格を「世界」と言い(本来は仏教語)、たとえば『忠臣蔵』は『太平記』の世界を借りて作られています。また、当時起きたセンセーショナルな事件も作中に採り込みました。作者が頭の中だけで考えた、まったくのオリジナルではなく、必ず原型(モデル)があったのです。
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