『【ワシントン=山田哲朗】米航空宇宙局(NASA)は25日、日本の小惑星探査機「はやぶさ」のように小惑星から試料を採取する探査機「OSIRIS―REx」を2016年に打ち上げると発表した。
行き先は「1999RQ36」と呼ばれるミニサイズの小惑星で、4年かけて20年に接近、ロボットアームを伸ばして、小惑星の地表から試料を50グラム以上採取する。試料はカプセルに収納し、23年に米ユタ州に落として回収する。
NASAは金星探査など科学的探査計画3候補の中からこの小惑星探査を選んだ。』
先日プラネタリウムで「ハヤブサ」物語をみた。小惑星イトカワから石を持ち帰る話だ。ハヤブサは当然人の心など持っていない。しかし一つの人格を持った「モノ」のような感じがする。本体は地球の大気圏突入で燃え尽きてしまうが、カプセルは地球に戻ってきた。人々が感動する場面だ。
変な話だが、機械と心が通じる瞬間がある。長年使い込んできた機械の手入れを行い、その性能を活かす事ができる。ほこりまみれの機械では、充分に性能を発揮することはない。そこに人の心が、モノに心を与える事ができる。「ハヤブサ」にも、人の「心」が通じたのかも知れない。