長野県飯田市が「ラウンドアバウト」の採用を検討している。現在の信号機を撤去してロータリー式の円形交差点にしようとするものだ。
ラウンドアバウトでは交差点に向かう車は左折して、円形の「環道」に入り、時計回りにまわり、目的地方面に向けて、再び左折して環道を外れる仕組みだ。ラウンドアバウトのメリットは、信号機が必要ない事で、停電が起きても交通が遮断されない。電気代もかからない。交通量が少ないところは、信号待ち時間が短縮される。
車で走っているといたるところで信号機にぶつかる。全く信号待ちしている車もないのに30秒も信号待ちをする。そんな経験も多い。このような信号待ちは社会的なロスといえる。信号機の設置費用や維持管理費を考えると多くの金を使用している事になる。交通用が少ない場所は信号機を使わない、ロータリー式の交差点を採用すべきだと思う。
私たちの生活は、電化が進み昔に比較すれば暮らしやすくなった。便利になった面と一見便利そうだが、よく考えてみると不便になった面とがある。テレビも便利だがそれにより、無駄な時間も多くなった。冷蔵庫も便利だが必要ないもの保管場所になっている。私たちにとって、一見便利そうだがそれによって失うものが何なのか?そんな事も考えてみたい。