日本キリスト教会 大分中央教会

1517年、宗教改革による改革派信仰の伝統を引き継ぐ教会です。

牧 会 通 信

2017-02-15 21:52:31 | 大分中央ウィークリー

(原 光訳 2000年、沖積舎)   ダンテの「神曲 地獄」編 15歌(カッコ内は筆子、その14)

◯それから後を振向いて走り去つた、ヴェロナの競争(徒歩競争)で緑の絹布(勝利賞)を得るために、野原を突つ走る(徒歩)ものそつくりに、

しかも負ける(最終着者には雄鶏)ものではなく勝つものそつくりに。

ダンテの「神曲 地獄」編 16歌(カッコ内は筆子、その1)

◯わたしはすでに次の圏(たに)に落下する、水の轟きが聞こえるところにゐた、夥(おびただ)しい蜜蜂の巣箱が立てる騒音に似てゐた。

(前回ここまで)

◯そのとき苛酷な苦痛の雨を浴びて通り過ぎる、一群の中から三人の亡霊が一緒に走り出て、わたしらに近づきながら

  めいめいに絶叫した、「立止まってくれ、服から察するとわたしらの邪悪な土地のものらしいそなたよ。」

  ああ、なんといふ傷がその五体に見られたか、づきづき新しいのと古いのと火に焼かれ傷口が!思ひだすだけでも苦痛だ。 (つづく)

 

◯本日、2017年2月12日の日本聖書協会「聖書愛読こよみ」の主

題は「真の断食」という。聖書の箇所はマタイ4・1~11である。その1~2節、「さて、イエスは悪魔

から誘惑を受けるため、〝霊〟に導かれて荒れ野に行かれた。そして四十日間、昼も夜も断食し

た後、空腹を覚えられた。」という。このイエスの「断食」は、旧約聖書にしばしば出てくる宗教的行事

としての「断食」ではない。「断食」による祈りと瞑想のことである。祈りによって神からの力を求め、

イエスはわたしたちのために悪魔の誘惑を受けられ、信仰による戦いを闘ってくださった。

これを唯一、「真の断食」という。

 

◯写真は2月6日(月)、福岡城南教会で年二回の内の、最初の九州中会教職者が開催された。

 


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