アニマニアック

日記という名のアニメ感想記。たまにコミックやゲームなどについても書いていきます。

(アニ感)「うたわれるもの」:第26話(最終回)

2006-10-02 23:59:59 | アニメ感想(各話感想)
「うたわれるもの」:第26話(最終回)「うたわれるもの」

 う~ん……。
今回で最終回なわけで、物語的には一番盛り上がり、そしてエンディングを迎えるわけなのですが、原作を知っている身としてはとても不満が残る回でした。

 まず、原作でのラストバトルがことごとくカットされていた面。
原作では、ディーを何とか倒し(抑え込み)、再び融合を果たして本当のウィツァルネミテアとなったハクオロが自分を倒し、封印させるためにエルルゥやオボロといった仲間達との最終決戦を繰り広げるという展開を迎えます。
なのに、このアニメでは融合後にそのまま封印。
暴れだすハクオロの中のディーを最後に仲間達が切り伏せただけでした。
あの展開が個人的にとても好きだったのですが……。

 あと、一番酷かったのはやはりユズハでしょう。
やっぱり死んでしまいましたね……。
原作の方でも同じく死んでしまうのですが、そちらの方では子どもを欲しがったユズハのためにオボロがハクオロに頼み込み、室に迎えさせるというエピソードがありました。
そのため、原作のエンディングでは女性陣の中では死んでしまったユズハのみが唯一ハクオロの子どもを残しており、オボロはユズハの死後、その子どもに世界を見せるという理由で旅立って行くというとても綺麗な展開を迎えます。

 しかし、このアニメではその展開がなく、しかも何の前触れもなしに(最終回には登場してすらいなかった)死んでしまいました。
これでは死に損じゃないですか……(;一_一)
正直、これは何とかならなかったものか。
直前のハクオロとの別れのシーンで「ユズハを置いてはいけないだろう」というハクオロのセリフがあったばかりなのに……。
当然、「兄者が死んだらユズハはどうなるんだ! 兄者の……、兄者のバカヤロォォォッッッ!!!」という個人的にとても印象に残っているセリフ(とはいってもうろ覚え)もなし。
原作を再現できないのだから、ぶっちゃけユズハは生きたままで良かったと思います。

 以上の2点がこの最終回で特に残念だった点。
でも、この2点が個人的にとても大きかったです。
前半のハクオロとディーの殴り合いのシーンが原作よりもクオリティの高いものだったように思えた事を上回るほどに。


 さて、このアニメの総評ですが、正直原作ゲームをプレイし、それに多かれ少なかれ感銘を受けて「面白い!」「これは名作だ!」と感じた1人としてはイマイチの評価を下さざるを得ません。
時間の都合上仕方のない事であるというのは分かっているのですが、私の記憶に残っているシーンやエピソードがことごとくカットされていたのはいただけません。
アルルゥがカミュとのかくれんぼでムックルの口の中に隠れるというエピソードやトウカの持ち物である人形を壊したり持っていかれたりで一悶着あったりといったギャグのシーンや、ウルトリィが“母親”になってその子どもと別れるというといった感動のエピソード、最後の偽者との戦いやウィツァルネミテアとの決戦といったバトルシーンまでぜひとも再現して欲しかった部分が狙ったかのようにカットされていたのは残念でなりません。

 あとは、描写・説明の不十分さ。
いきなり「ウィツァルネミテア」とかいう神の名称や「ノセチェシカ」といった国名、「ディネボクシリ(地獄)」といった用語が飛び出してきて、原作を知らない人は混乱したんじゃないでしょうか?
原作のゲームの方では用語集があり、戦闘パート以外ではいつでも閲覧できたためそのような混乱は避けられましたが、さすがにアニメではフォローが聞いていませんでした。
さらに、「ムツミ」に関連したハクオロの過去についても同様です。
あれを見て状況が把握できた原作ゲーム未プレイ者がそれだけいたのでしょう?

 そんな理由でとてもとても原作に及ぶ出来とは言い難かったというのが正直な感想です。
原作ゲームのクオリティが高かったというのもありますが、尺の短さも災いしたのでしょう。
やはり、膨大な量に及ぶゲームが原作の場合、最低でも3クールは欲しいところです。
他のノベルス系ゲームと違って、この「うたわれるもの」はルートが1本しかなく、展開が完全に1本しかないのにこの有様なんですから、やはりゲームモノのアニメ化はよほどの技量と技術がないと再現が難しいという事をこのアニメ(や「デモンベイン」、「ひぐらしのなく頃に」など)を見て痛感いたしました。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   トラックバック (4)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« (アニ感)「おとぎ銃士 赤... | トップ | (日記)時間の確認はきちん... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

関連するみんなの記事

4 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
(アニメ感想) うたわれるもの 第26話 「うたわれるもの」 (ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人)
うたわれるもの 第四巻 神と神の壮絶なる戦い・・・ハクオロによってこの地へと導かれた仲間達は、今はただその戦いを見守ることしか出来ません。元凶なるもの達の滅ぼしあい・・・そして、その壮絶なる戦いの末に待っていたものとは・・・。
うたわれるもの 第26話 「うたわれるもの」 (はーくるのアニメな日々)
マグカップか…悪くはないが、使う勇気がないw トートバッグ これを持ち歩けるのは秋葉ぐらいなもんだろう カードダスみたいなもんかな?ちょっと懐かしい 「うたわれるもの」関連アイテムを見る>> う
うたわれるもの 最終回 (JUNKS)
随分と遅くなってしまいました・・・・(汗) あ~~~~!!!!もうついに最終回になってしまったかと思うととても残念です。大好きなアニメだったのに! 最終回はですね・・・・、感動!!!!もう最初らへんから
『うたわれるもの』 オボロ (ゆったりイラスト空間)
『うたわれるもの』のオボロです。 彼の衣装デザインは一見すると、全てブラウン系統で、かなり地味ぃ~な感じに見えたのですが、それでも使用するカラー数は多くて、描いてみて初めてその凝ったデザインに驚かされました。