「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

9月定例会終わる

2016年09月21日 | 議員活動
 9日に開会した9月定例議会が昨日閉会した。今会は報告2件、議案17件、請願・陳情4件。

 その中でも住民有志からリニア事業への反対を求める陳情書が提出され、そのための特別委員会が設置されて12日に委員会審議が行われたのが村内外から注目を集めた。大鹿村議会の委員会はふだん非公開で行われているけれども、この特別委員会は公開で開催。参考人として陳情者筆頭人の説明を求め、それに対する質疑の後、陳情書に対する意見を各議員がそれぞれ述べた上で採決。議会として事業そのものに反対の決議を求めるハードルの高い陳情だったけれども、賛成3、反対3の同数となり、委員長裁決により不採択となった。昨日の本会議では特別委員会の委員長も採決に加わったため3対4で不採択。この陳情書には昨日までに2054筆もの賛同署名が寄せられた。県内外の沿線住民からたくさんの署名をいただいたようで、討論の中にこの数字を織り込み、リニア工事による迷惑は大鹿村だけの問題ではないことを訴えた。
 採択に反対した人たちも、全く無条件で工事着手OKというわけではないので、議会として要望書提出のような形でJR東海に対する働きかけをしようという話になっているが、要望内容については、来週、最終のリニア対策委員会が開催されるので、そこでの話も踏まえた上で考えることになった。

 特別委員会の日の午前中には一般質問が行われ、6人が質問。初めに伊東議員が道の駅建設について、同報無線屋外局場所見直しについて、秋山議員が防災における自助・共助と村自体の対応、各防災倉庫備蓄品の種類、数量について、私は工事車両の急増に伴う交通弱者対策について、東村議員は松川インター大鹿線トンネル新設工事に関して、北島議員がリニア工事の残土問題と理解と合意について、最後に小沢議員が村長3期目の進退について。村長の進退については検討中との回答。会期中に示してほしいと質問したが、結局昨日の閉会挨拶でも触れなかった。

 私の一般質問の通告内容は、
○工事車両の急増に伴う交通弱者対策について
 先日、県道松川インター大鹿線のトンネル新設、拡幅工事の説明会が行われ、準備工事が始まった。説明会では区間によってはピーク時1日552台もの工事車両が通行することが示され、現状の狭隘な小渋線にこれだけの台数が通ることに不安を感じた村民は少なくない。高齢の方など運転を控えるようになる可能性もあると思われるが、交通弱者対策など何か考えておられるか。村内を通行する工事車両も今後急増していくことが想定される。地域公共交通会議の資料に示されているコミュニティバスの利用促進事業、利用転換事業、認知度向上事業とは、どのような内容を考えておられるか。

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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-09-22 17:15:34
2054筆の賛同署名が寄せられた。委員長裁決により不採択となった。
村民の2倍、有権者数では3倍くらいの意見が、葬りさられるのですか?賛同署名者は、納得がいかない。このままでは、村は潰れる!
Unknown (kawamoto)
2016-09-22 20:18:34
その声を採択に反対した人たちにぶつけてください。
Unknown (Unknown)
2016-09-23 07:59:15
反対した人たちにぶつけてください。
:会合を設定されたら、訪問しますが!
会合を設定願います!
Unknown (kawamoto)
2016-09-28 09:22:56
公開のコメントに匿名で寄せられたものに対してお答えしようがありません。

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