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的中連発の地震予測システム「S―CAST」の精度

2016-11-02 15:02:01 | 日記


http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/612095/ より〜〜〜〜〜


 鳥取県中部で10月21日に震度6弱を観測した地震は、4月の熊本地震に続く衝撃を走らせたが、この2つの地震は、事前に発生がキャッチされていた。日本政府は地震予知は不可能との見解を示しているが、科学技術の進歩で、一部の自治体が導入しているほど的中連発の予測システムが存在する。注目が集まる地震予知の現状は――。

 マグニチュード(M)6・6の鳥取地震が起きたのは10月21日午後2時7分ごろ。同日の朝に地震予測システム「S―CAST」を運用する富士防災警備株式会社は、近畿から鳥取エリアに「10月22日~11月1日」にかけて、M7以下の地震が発生する可能性があるとの注意喚起を出していた。

 同社の担当者は「いつ、どこで、どれくらいの規模の地震かを3点セットで予測している。規模とエリアは当たっていたが、時期が1日ずれたのでハズレという形になる」と話したが、わずか10時間の誤差でしかなかった。

 従来の地震予知といえば、過去の統計を基に「南海トラフ地震や首都直下地震は今後30年以内に70%の確率」と大ざっぱな中長期予測でアテになるものではなかった。そもそも国は時期とエリアを絞った事前の予測は不可能との結論を出している。また緊急地震速報は地震発生直後の地震波を検出しての警報で、予知には当たらない。

 一方、前出の「S―CAST」は4月16日に起きた熊本地震でも4月8~21日と期間と震源をズバリ予測していた。10月20日に千葉県北東部を震源とする千葉や茨城で震度4を記録した地震も10月14~27日に茨城沖と予測していた。

 同社は予測に当たって、大気中のラドン濃度観測、人工衛星による地表温度観測など、さまざまな科学的手法を用いているが、主要となるのは電離層の観測だ。

 日本地震予知学会会長で、電離層観測の第一人者でもある電気通信大学名誉教授の早川正士氏は「地震には1か月前から何らかの前兆現象が発生する。中でも電気、磁気の異常、電磁波の発生などを検出することで地震発生を数日から1週間前に予知することができる」と話す。

 この手法による研究は始まってまだ20年ほどだが、2011年の東日本大震災でも電磁波の異常は観測されていた。驚くことに「S―CAST」は12年から予測情報の配信を始め、これまで大きな地震で前兆現象をつかめなかったケースはないという。もちろん前兆現象がありながら、地震が起きなかったケースもある。

 同様の手法を用いた地震予測の情報配信は個人向けの「予知するアンテナ」(テンダ社)など複数の業者が手掛けており、個人のみならず、法人や自治体まで急速に導入が進んでいる。

「地震予知の技術的なベースはかなり上がっている。いろんなところが競争して、もっと精度が上がってくれば、5年先にはかなりいい線になって、(予知は)一般的になってくるでしょう」(早川氏)。地震を“正しく恐れる”時代にもう突入しているともいえそうだ。
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