ひょう吉の疑問

新聞・テレビ報道は何かおかしい

トランプ政権の本質

2017-03-14 06:19:17 | 軍事・外交(日米関係)

http://tanakanews.com/index.html
田中宇の国際ニュース解説 より

トランプ政権の本質
 【2017年3月7日】 トランプは、軍産と戦うことを宣言しつつ選挙戦を勝ち抜いて大統領になり、就任後も明示的に軍産と戦い続けている、異色の存在だ。
トランプは、民主主義にのっとって大統領になり、民意を無視して米国と世界を牛耳る軍産との果し合いを(たぶん命をかけて)始めている。
トランプを酷評するマスコミが軍産のプロパガンダ機関であることに気づけば、トランプが大統領になったことが、米国の民主主義の底力を示す素晴らしいストーリーであることが見えてくる。
トランプは大統領になり、米国の「表の権力」を握った。
だが、米国の「裏の権力」は、まだ軍産に握られたままだ。
トランプの大統領就任後、表と裏の激しい権力闘争が始まっている。


軍産に勝てないが粘り腰のトランプ

 【2017年3月2日】 独特なやり方と言い回しで民意の支持拡大に努める共和党のトランプと対照的に、
米民主党は、ロシアが不正介入したので米大統領選に負けたんだという、軍産謹製のロシア敵視の濡れ衣戦略に便乗してしまい、トランプ陣営はロシアのスパイだと無根拠に叫ぶばかりで、
なぜ自分たちが民意の十分な支持を得られなかったかを考察反省せず、今後の選挙に備えていない。
トランプは、米連銀を巻き込んでバブルを維持して金融危機再発を先延ばししつつ、
WTOを無視して国内の雇用拡大にいそしみ、共和党を垂らし込んで弾劾を防ぎ、身辺警備を徹底して暗殺を防げば、
民主党を再度破って再選し、軍産支配を潰す暗闘を続けられる。


中国の協力で北朝鮮との交渉に入るトランプ

 【2017年2月23日】 北朝鮮は、米中との交渉への準備として、軍事力誇示のミサイル試射や1月末の原子炉再稼働、
中国による政権転覆を抑止するための金正男殺害を挙行した。
トランプの対北戦略は、オバマ時代の昨年初めに発表された「ペリー案」に沿っている。
核兵器を完全廃棄させるのは無理なので、核を輸出しない、これ以上作らない、実験しないといった「3つのノー」を北に飲ませる。
中国も、北も、この線で基本的に不満はない。
米朝対話が始まれば6カ国協議が再開され、それらが全部成功すると、朝鮮戦争の正式終戦、在韓米軍の撤退まで進む。
だが、軍産の妨害が予測される。


フリン辞任めぐるトランプの深謀

 【2017年2月16日】 軍産マスコミと対立し続けてきたトランプは喧嘩に強く、微罪で側近を辞めさせる必要などない。
フリン更迭の原動力は、軍産の圧力よりもトランプの意志だ。
トランプは、対露和解とイラン核協定破棄という、米エリート層が許容できない2つの姿勢の主導役としてフリンを高位に据えた。
そしてトランプは今、フリンの追放と同時に、対露和解とイラン核協定破棄の両方を棚上げする方に動いている。


従属先を軍産からトランプに替えた日本

 【2017年2月14日】 「対軍産従属」の日本政府は、トランプ当選までクリントン=軍産複合体だけを応援していた。
トランプ当選後、急いで方向転換してすり寄ってきた安倍に、トランプが提案したのは
「俺が再選して軍産潰しを続けられるよう、経済で協力しろ、そうすれば対米従属を続けさせてやる」ということだ。
安倍は、この提案を了承した。
今後、米国の対日貿易赤字を減らすため、円高ドル安が容認される。
日銀は、米金融システムを支えるQEを続けつつ、これまでQEの副産物としてあった円安効果を殺していく。
日本車の米国内での生産比率の引き上げも求められる。
TPPより日本に不利な2国間貿易協定も提案されてくる。
日本がこれらを拒否すると、やくざなトランプが再び日本を脅す。


米国に愛想をつかせない世界

 【2017年2月7日】 欧州は、リベラル民主主義への政治的なこだわりがあり、トランプからそこをないがしろにされると、対米従属をやめて自立を検討していかざるを得ない。
だが日本など東アジア、アラブなど西アジアは、リベラル民主を重要と思っていない。
トランプから欧州への嫌がらせは政治分野で行われるが、
アジアへの嫌がらせはそこでなく、巨額のカネを出させる経済面で行われる。
身代金を払える間は、対米従属できる。
払えなくなった国には財政破綻が待っている。

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