ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい。
2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

ブレグジット 残留派の若者が正しくて、離脱派の中高年層が間違っていたという変な報道が流され始めている

2016-06-26 17:32:05 | マスコミ操作

日曜日

CNN より
http://www.cnn.co.jp/world/35084881.html?tag=top;topStories


再投票求める請願が200万、議会で審議へ 英EU離脱

2016.06.26 Sun posted at 10:06 JST

ロンドン(CNN) 国民投票で欧州連合(EU)からの離脱派が勝利した英国で、
再投票を求めるインターネット上の請願に、
25日午後の時点で200万人を超える署名が集まった。

議会での審議に必要とされる10万人の署名をはるかに超え、
28日に下院の特別委員会が取り上げることになった。
与党・保守党の議員がツイッター上で確認した。

請願はEU離脱の是非を問う国民投票をめぐり、政府に対して
「投票率75%未満で得票率が60%未満の場合は再投票を実施する」
との新たなルールを施行するよう求める内容。
署名を受け付ける議会の公式サイトはアクセスが殺到し、一時的につながらなくなった。

23日に行われた国民投票の投票率は72%と、
昨年の総選挙での66%を上回ったが、
請願が設定する75%には達しなかった。

結果は離脱派が1741万0742票、
得票率52%で過半数を占めたものの、
60%には至っていない。

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ヤフーニュース より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160625-00010000-bfj-int


【EU離脱】高齢者に怒り、悲痛な声をあげる若者たち なぜ?

BuzzFeed Japan 6月25日(土)19時8分配信

6月23日(現地時間)の国民投票でEU離脱派が残留派を上回ったイギリス。そこで若者たちが悲痛な声を上げている。

「今日、私のような若者は、分断と孤立という不安な未来を突きつけられました」

ガーディアンの動画に登場する女性の言葉だ。

次々に声をあげる。

「16、17歳の声は聞いてもらえなかった。私たち自身より90歳の人の方が、私たちの残りの人生を決める力が強いなんて」

「なぜ、僕の将来は、二度と戻らないノスタルジーばかり追い求めて、実際に受け取っている福祉手当がわからないような世代に決められなきゃいけないんだ」

「本当に悲しく思っています。もはやユナイテッド・キングダム(結びついた王国=イギリスのこと)ではなくなってしまった。24歳の私とすると、本当に恐ろしい」

USBも使えない世代に…

なぜか。EU加盟国である恩恵を若者たちは感じていたからだ。離脱派の主張は若者の心をつかまなかった。

離脱派の勝利は複数の要因が指摘されている。英国民たちの移民への反感、主権を取り戻すという高揚感、EUに税金が吸い取られるという不公平感、英国外のEUの官僚によって政策が決められる剥奪感。それらが絡み合った。

だが、一定層の若者はすでに自由に移動ができ、進学先や仕事が選べるメリットを感じていた。

あるミレニアル世代(1980~2000年生まれ)の英国人女性のワシントン・ポストへの寄稿が端的に言い表している。「USBの使い方もわからないような世代によって混沌がもたらされた」。要旨はこうだ。

「戦後のベビーブーム世代の判断ミスによって金融危機が引き起こされ、若者に大きく影響する緊縮策がとられ、そして今度はEUを離れろと。しかも、もたらされる結果をほとんど見ることなく生涯を終えるのに」

「多くの若者は、英国籍をもつご老人たちより、スペインやオランダの若者との方が多くの共通点を持つ。職場やSNSでの経験から、国境を超えると信じてきた未来は奪われてしまった」

「次のベビーブーム世代が決めなきゃいけない大きな決断は、私たちの世代が沈み始めたイギリスという船を見捨てて旅立ったときに、どうやって年金を払うかってことになるんじゃないの」

 

若者は残留を希望

 

若者の大勢は残留派だった。YouGovの調査によると、18~24歳の75%は残留に投票した。年齢が上がるほど、残留派は減る。

 

4月の時点の調査ではこんな見事な相関が。残留派と離脱派の割合を示したグラフで、赤なら残留が多く、青なら離脱が多いことがわかる。分岐点は43歳。

 

Twitter上では激しく意見が飛び交った。

注目を集めたツイートは、フィナンシャル・タイムズに載ったコメントのスクショだった。

要旨はこう。「三つの悲劇。まず労働者。経済的に見捨てられてEU離脱に投票したのに、雇用や投資が失われて短期的に最も苦しむのは彼ら。次に若者たち。チャンスや友情、結婚、どれだけのものが失われたかわからない。すでに上の世代が残した債務に苦しむのに、さらに祖父母や両親らによって、移動の自由が奪われた。最後におそらく最も重要なことには、私たちが事実に基づかない民主主義(post-factual democracy)時代にいるということ。反知性主義が偏狭な考えに結びつかなかったことがあるなら教えてほしい」

 

シルバーデモクラシー

こうした若者たちの不満の背景には、比較的恵まれた戦後のベビーブーム世代への反発もある。若者の犠牲のうえに高齢者が得をするというシルバーデモクラシーだ。

フィナンシャル・タイムズが過去50年間の80万世帯所得を分析した記事によると、過去35年にわたって年金受給者の所得が上がり、平均的な20代の所得は、全人口の50%を下回ってきた。

インフレや失業問題にもかかわらず1960~70年代には、20~25歳の平均的な所得は全体の人口の60%より上だった。だが2012~13年、それは37%に落ち込んだ。
その要因は高齢者だ。かつて全人口の75%より低かった65-70歳の所得は、いまやトップ40%に上昇している。

 

Twitter祭り

Twitterは若者たちの怒りであふれた。

「私たちが何したって言うのよ。ご老人たち、未来をめちゃくちゃにしてくれて、ありがとう」

「【昨日】お年寄り? 大切に思ってるよ。僕たちのために戦争を戦ってくれた。ナチスから救ってくれた。【今日】お年寄り? 大っ嫌いだね。血まみれのファシストめ」

「郵便局の外に立って、年寄りに向かって叫んだろか」

一方、冷静な意見も。

「『血まみれの年寄りども』とか社会経済的な下層階級を非難するようだったら、同じ穴のムジナよ」

ベビーブーム世代はこんな反論をした。

「若者たちへ。1975年に16歳だった私の未来を決めたのも高齢者だった。少なくとも我々は君たちの時代のために正しい選択をしたんだよ」

世界の株式市場から2兆ドル(約200兆円)の価値が消えた金曜日。正しい選択だったのかは、まだわからない。

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ヤフーニュース より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160626-00010000-bfj-int


【EU離脱】えっ今さらその言葉をググるの? 離脱に投票し後悔する人たち

 

BuzzFeed Japan 6月26日(日)6時12分配信

 

6月23日(現地時間)の国民投票でEU離脱派が残留派を上回ったイギリス。開票終了後、イギリスでよくググられた疑問はこれだった。「EUとは?」。ワシントン・ポストは「イギリス人は何に投票したのか本当は分かっていなかったのかも知れない」と手厳しい。【BuzzFeed / 溝呂木佐季】

いまググるそれ?

Googleトレンドによると、開票結果が判明した翌朝、1時間あたりの検索が3.5倍にはねたワードが「EUを離脱したら、なにが起きる」。離脱するとは予想されていなかったようだ。

さらに開票結果が公式に伝えられてから、イギリスで最も多くググられたEUに関する質問は「EU離脱が意味することは?」。

そして、2位が「EUとは?」。3位は「EUの加盟国は?」だった。

投票を後悔??

ポンドの価値が31年前の水準まで低下し、世界の株式市場から2兆ドル(約200兆円)の価値が消えた金曜日。離脱に投票したことを後悔する人も続出した。

イブニング・スタンダードはこんな街の声を紹介。
「投票所に戻れたら、残留に投票します。今朝、現実が分かって、後悔しています。家族の多くが離脱に投票しましたが、みんな後悔しています。いま起きていることをみて、目が覚めました」

Twitter上で、後悔を打ち明ける人。
「嘘を信じて離脱に投票して、こんなに後悔したことはない。私の票は奪われたように感じる」

すると別のユーザーがこうリプライ。
「数千人がそう思ってますよ」

冷静に分析する人も。
「親戚の一人は離脱派だったけど、午前8時には後悔してた。今日の午後なら投票結果は全然違ったでしょう」

こんなはずじゃなかった???

BBCの放送で、離脱に投票した男性アダムさんが打ち明けた話も、注目を集めた。
「僕の一票が影響してしまうなんて思わなかったんです。残留するもんだって思ってたから」

「キャメロン首相がやめるなんてびっくりしました。今後数ヶ月間、不安を感じ続けるだろうし、不安は大きくなってしまった。ああ、本当に心配です」

Twitterはアダムさんの発言をめぐって炎上。

「離脱に投票したけど、いまは自分の票が影響したのが『ショック』だという@BBCNews に登場したマンチェスターの男性へ。よくやったよ。おばかさん」

「冗談でしょ、@BBCNewsの男性!? まじで信じられない」

こんなアドバイスをする人も。

「この話の教訓は、あなたの一票はいつも重要だってこと。い・つ・も。アメリカも覚えておいてね」

日本の参議院選挙は7月10日に投開票される。

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【私のコメント】

発信元の、CNNはアメリカのニュース専門放送局。
またBuzzFeed Japanは、ヤフーと提携したアメリカのオンラインメディア。

ブレグジット後の、報道がおかしい。

まるで、残留派の若者が正しくて、離脱派の中高年層が間違っていたみたいな報道。

事実は、離脱派が国民投票で過半数を占めたということ。
同じ国民の一票の価値に世代の差はない。
ところがどうだ、この報道は。
票一票の等価値性をハナからないがしろにしている。

しかもどちらも報道元は、アメリカの会社だ。

若者の一票も、そうでない人の一票も、一票の重みに変わりはない。
それは民主主義の根底にあることだ。
一票の等価値性をないがしろにしては民主主義は成り立たない。

これは私が、ブレグジットに賛成とか、反対とか、そういうこととは全く関係のない、民主主義の根底を揺るがす報道だ。

その報道が、アメリカの報道機関から報道され、日本のヤフージャパンが日本に向けて配信している、という構図そのものが、非常にいかがわしい。

若者の意見が正しくて、そうでない人の意見が正しくない、などというナンセンスな論調を、こうもあからさまに公表した記事は見たことがない。

ここまで世界のマスコミはゆがんでいるのか。
この記事には事実報道以上のものが含まれている。
こういう記事に、惑わされてはいけない。

議会で再審議するのなら、法に基づいて適正に手続きすればよい。
しかし国民投票という民主主義で一番重い決議方法に対しての再投票は、その選挙結果を無効にするだけの不正がないかぎりするべきではない。
そうでなければ、この繰り返しで、国家の意思決定ができなくなる。

子供ではあるまいし、「そうなるとは思わなかった」などというレベルの低い大人に言うことに、いちいち耳を貸していては、国家の意思決定はいつまで経ってもできなくなる。
それでは国家が崩壊する。

オリンピックの決勝戦で、敗れた選手の言い訳を聞いて、再度決勝戦が行われるだろうか。
不正がない限り、決勝戦は一回と決まっている。


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