ひょうきちの疑問

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福島原発 海水を原子炉に注入して冷却できる期間は10日が限度

2011-03-21 08:40:11 | 気象・災害・農業

福島原発に対して政府は努めて冷静な報道に努めているが、海外メディアはこれをチェルノブイリ級の原発事故だと報道している。
私にも真偽のほどは分からない。
しかし気になるのは、日本のメディアの報道が使用済み核燃料プールの冷却作業ばかりを報道して、最も危険な原子炉の冷却状況を報道しないことだ。

北海道大学の奈良林直教授によると、
海水を原子炉に注入して冷却できる期間は10日が限度だという。
海水注入からすでに8日が経過している。
これ以上注入すると原子炉内にたまった塩分が冷却機能を阻害するという。
つまり原子炉内に『塩田』ができた常態になり、原子炉の冷却ができなくなるのだ。
原子炉の冷却ができなくなるとどういう事態になるかは触れていないが、想像するだけでも恐ろしい。

海水による原子炉の冷却は限界に近づきつつある。
外部からの電力供給には成功したが、まだ本来の冷却装置が正常に稼働するかどうかは分からない。海水に浸された機器には塩分が凝固し、安易に電気を流せばショートする可能性があり、機器自体を破損する恐れがある。
この作業をあと2日でできるのか。
予断を許さないというのは本当だと思う。


1 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-03-23 17:24:16
東電は最初海水注入をこばんだと言う。
長期の冷却が必要でありそのためのシステム機能維持上海水注入はそれを害する可能性があるとの理由も述べられたはずであるが。
これを原子炉温存を望み危険を顧みないけしからん態度と決め付け海水注入を強要したということは無かったろうか。
その決め付けのために淡水の緊急輸送措置や
水道の復旧工事を妨害したということはなかったろうか。
圧力容器内を通す水は超純水が使用されるとのことであるが、これの補給が不可能であったとしても海水よりは川の水であってもよほどましだったろうに。
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