ひょう吉の疑問

新聞・テレビ報道は何かおかしい

ムラの構成員

2018-01-08 14:03:09 | 歴史

成人の日 祝日

日本のムラの原型は、室町時代に誕生した。惣村というものである。
そこには産土神があり、祭礼を行う宮座があった。
このことによって日本のムラはそれまでの血縁結合を抜け出し、異姓集団による地縁結合が可能になった。
そのよりどころがムラの祭礼であった。
ムラに参加することは、この祭礼に参加することと同じことであった。

現在であれば、土地の取得さえできれば、どこにでも家を建てることができ、そこに住むことができる。これは近代的土地の所有権の産物である。
日本のムラはそういうものではない。土地の取得そのものより、ムラという集団に参加する資格そのものが問題になったのである。
そうでなければ、いくら土地を取得してもムラの一員となることはできなかった。

お披露目がなければ、正式にはムラの一員となることはできなかった。
それは助け合うことを目的とするムラに、それを目的としない構成員を抱えることは、ムラの不利益になったからである。
ムラのためにならないことを村人は排除していった。

この機能は特別なものではない。あらゆる集団に普遍的に見られる機能である。このことによってムラの閉鎖性などということはできない。
日本のあらゆる集団では今でも、転入者または転出者の紹介が行われている。歓迎会、送別会も日常茶飯事である。

今日は成人の日だが、成人式も日本の大人社会へのお披露目である。

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