「憂鬱な朝」日高ショーコ先生

日高ショーコ作 「憂鬱な朝」に惑溺して抜け出せなくなったblog。

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その71 法を学んで -「憂鬱な朝」 日高ショーコ先生-

2017-04-24 00:48:11 | 憂鬱な朝
ご来訪いただきありがとうございます。

今回は、雨宮林三郎について。

以下、ネタバレ含みます。(既刊7巻まで)
なお、年齢は、作品内の数え方をそのまま採用しています。

以降、よろしくお付き合いください。

*********************************

過去記事に頻出している人物のひとりが雨宮林三郎です。
誤解される向きもあるかもしれませんが、私は雨宮のことが特に贔屓な訳ではありません。
むしろ、「この天〇野郎!」と罵ってしまう衝動にかられるほど、忌々しく思う時があります。
理由は下記参照。

そんなわけで、今回の記事は雨宮に多少厳し目になっております。
何卒ご了承ください。

雨宮は、大学で法律を学び、一時期は裁判所に勤めていました。
現在は久世家の家令兼弁護士です。
法曹三者には、本来、何より高い倫理観や強い正義感が求められるはずなのですが、それに反するかような雨宮の所業の数々。

まず、「女系だの分家だのに拘らず何か考えましょう」(2巻9話)
いや、当時の華族令では、女系であっても分家であっても襲爵は認められていません。
(単に当主=戸主になるだけというならともかく。)
「全てを覆す上手い手だて」なんて言ってますが、どう考えても不正な手段に依るものでしょう。
帰国早々、碌でもないことを考えているんじゃないよ…。

次に、宮内省へ提出したという暁人様の診断書。偽造私文書行使になります。
それを黙認するばかりか、「(爵位簒奪を実行するのは)それとも「これから」ですか?」って、あり得ない。
まずは不正を働いた智之を諫めなさいよ。

そして、森山侯爵への脅迫。
暁人様は、森山侯爵の脅迫のネタを探して、それを元に”お頼み申し上げ”ようとします。
雨宮には「脅迫」の自覚がある。
自覚があるのなら、容易く加担するんじゃない!
私情の前に、暁人様を御止めしなさいよ。まったく。

雨宮は確かに切れ者かもしれませんが、智之の謀略が最近まで実現不可能であったと思い至らないところに、弁護士としての資質に疑問を感じざるを得ません。

結局、雨宮の行動を司っているのは、「智之の御為」ということだけなんですよね。
遵守すべき倫理規範について、法曹三者として一体どう思っているのか。

雨宮にとって守るべきものは、智之>>>久世家>>>”法の支配”の理念
ある意味、非常にわかり易い男です。
雨宮には、「お前にとって”学ぶ”とは何だったんだ?」と、(暁人様が雨宮に言ったのとは違う意味で)話を訊いてみたいですね。
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