「憂鬱な朝」日高ショーコ先生

日高ショーコ作 「憂鬱な朝」に惑溺して抜け出せなくなったblog。

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その25 智之の(怒)とは -「憂鬱な朝」 日高ショーコ先生-

2017-03-07 16:30:48 | 憂鬱な朝
ご来訪いただきありがとうございます。

今回もショート・ストーリー(SS)ネタです。

余談ですが、本日ついに「暁人(あきひと)」「暁直(あきなお)」を単語登録しました。(今頃?)

以下、ネタバレ含みます。(既刊7巻まで)
なお、年齢は、作品内の数え方をそのまま採用しています。

以降、よろしくお付き合いください。

*********************************

~智之について語る時、私は常に熱くなる。(なぜか翻訳調)
なぜなら、彼にはアンビバレンス、二律背反が内在しているからだ~


Chara Selection 8周年記念小冊子、「憂鬱な朝」の番外編について。

料亭「福田楼」の通路で偶然?ばったり出逢う暁人様と智之。
ふたりともそれぞれ芸妓がつき添っています。

暁人様はさすがに学院の制服の上着を脱いでますね。
(制服でお茶屋に来るというのがすごい)
智之はフロックコートです。こういう場所でも和服じゃないのね、残念。

そういえば、暁人様の妄想の中で、お茶屋にいる智之は和服姿でした。
智之の和装は少ないはずなのに、暁人様の妄想力の素晴らしさ。

暁人様を見るなり、しかめっ面をする智之。
話しかけてくる芸妓に「黙れ」というほど、暁人様に気を捉われています。
しかし、お互い言葉を交わすことなく、それぞれのお座敷に戻っていくふたり。

たしか、お茶屋って客同士が対面しないよう工夫されているんじゃあ…という気がしますが、そんなことはさておき、あらぬ場所ですれ違ってしまったふたり。
芸妓さんはまた智之に語りかけ「黙れ」と言われてます。
身分が高い女性の扱いは丁重な智之ですが、こと芸妓さん対しては暁人様の方が紳士ですねw

総一郎の言葉から、お茶屋は総右衛門に連れられて来た席だとわかります。
本編で、「福田楼に連れて行って頂いた時は大変楽しかった」と暁人様が言っていたのを思い出します。(1巻5話)

「僕たちは」といっているので、今回の話は暁人様の回想ですね。
この頃、まだふたりは”おかしな関係”ではなかったそう。

”おかしな関係”っていう表現は、智之の思考の中だけかと思っていましたが、暁人様もそんな表現をなさるとは思いませんでした。
どちらかが口にしたことがあるのでしょうか。
それとも、雨宮の詩集の中に、同性愛を”おかしな関係”と表現する一文でもあったのか。

智之にお座敷遊びについて何も言われなかったことを寂しく思う暁人様。
「本当はあの場で怒鳴って欲しかった」なんて思っています。
「僕が桂木をどういう目でみてるのか 何もかも全て知っているのだと詰ってほしかった」って、いくら苦しい恋をしているからといっても、精神状態は大丈夫なのか暁人様。

もはや智之への恋心を隠そうとも思っていないし、智之に恋心を抱いていることを知っていてほしいとまで思っているんですね。
すいぶんと追い込まれてるな暁人様。

意気消沈する暁人様ですが、その一方で、お茶屋で芸妓にお酌をさせ、お酒をあおる智之w
芸妓に「今宵はずいぶんとごきげんななめですね」と言われて、「そんなことはない(怒)いつもと同じだ(怒)」と反論する智之。
酒に逃げるのはその頃から変わってないのか…。

このときの智之のイライラも興味深いです。
「暁人様の当主としての在り方に対する怒り」というより、「なんか面白くない」という怒りに見えます。
ヤキモチとまでは言わなくとも、「なんか面白くない」んでしょうね。
1巻本編での智之は、徹底して暁人様を突き放しているように見えますが、ショート・ストーリーの智之は、感情が豊かなのでとても楽しいです。
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