「憂鬱な朝」日高ショーコ先生

日高ショーコ作 「憂鬱な朝」に惑溺して抜け出せなくなったblog。

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その70 学校令vol.2 -「憂鬱な朝」 日高ショーコ先生-

2017-04-23 04:09:02 | 憂鬱な朝
ご来訪いただきありがとうございます。

今回は、記事69の続きです。
※以前の記事を加筆・修正しています。

以下、ネタバレ含みます。(既刊7巻まで)
なお、年齢は、作品内の数え方をそのまま採用しています。

以降、よろしくお付き合いください。

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さて、智之が慣例通りに帝大に入らなかったことは、本人にとっても周囲にとっても非常に残念なことでした。

智之が進学の年を迎える頃には、暁直様は病床にありましたし、久世家名代としての責任も抱えていました。
雨宮に進学しない理由を説明する時も、智之はそんな口ぶりです。(2巻9話)

しかし、例え智之がそう口にしたとしても、智之くらいの能力があれば、両立は可能だったのではないか。
あれほどまで優秀だった智之が、学院高等科を卒業した後、帝大になぜ進学しようとしなかったのか。
智之は平民の身分ですが、素行や学力や経済力の基準からは、余裕で帝大に進学できたはず。

雨宮の疑問はもっともです。
それ故、雨宮は、帰国後も諦めることなく「今からでも遅くはないのでは?」と智之に進学を促しています。

ひょっとして、暁直様から進学の許可を得られなかったのか?
いや、あの時の暁直様は、既にそこまで気力のある状態ではなかったように思われます。

本当のところ、最も大きな理由は、智之の心の問題だったのでは。

「先代が自分にそうしたように この子供にも同じことを」(3巻11話)
智之は、暁人様に与えるだけ与えて、何もかも全て奪ってやると決めていました。
完璧を求める智之のことですから、そう簡単に帝大のことを諦めるとも思えません。
暁直様が帝大卒であれば、なおのこと。
おそらく智之は、本来得ていたはずの爵位と久世の家名を全て手にして、それから帝大へ…と考えていたのでは。
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