「憂鬱な朝」日高ショーコ先生

日高ショーコ作 「憂鬱な朝」に惑溺して抜け出せなくなったblog。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

その11 謎2 -「憂鬱な朝」 日高ショーコ先生-

2017-02-22 00:57:55 | 憂鬱な朝
ご来訪いただきありがとうございます。

前回、書きそびれたことを追記。

以下、ネタバレ含みます。(既刊7巻まで)
なお、年齢は、作品内の数え方をそのまま採用しています。

以降、よろしくお付き合いください。

*********************************

④ 智之への贈り物とは

家紋入りの桐箱。
暁人様がお店に赴き「頼んだものはできているかな」(6巻28話)と依頼して作らせたものです。

私は最初、卒業時の主席に贈られる銀時計かと思いました。
身分の軋轢から、卒業時は主席の座を退いた智之。
暁直様が銀時計を楽しみだと言っていたけれど、智之が手にできなかったものです。
暁人様が主席の銀時計を代わりに手にし、思いを込めて智之に贈るのかな…と思っていました。
しかし、暁人様は休学中です。
銀時計はおそらく他者が手にすることになるでしょう。(総一郎も処世術から主席にはならないでしょうしね)

暁人様が築地のホテルから久世本邸に戻り、伸ばしていた髪を切った際、「落としても壊れないと思うよ(たぶん)」と言ってます。(6巻30話)
散髪した場所は、おそらく寝室かその隣室(記事15の久世邸の間取り図を参照)。
そんな場所に置いているんですね。肌身離さず持ち歩いているのかもしれませんが、大事なものなのでしょう。
大きさはお弁当箱より大きめ。A4サイズくらい?
目立つ音はしません。

おそらく、”智之が何者であるか”を示すものではないかと思います。
桐箱の話の後、「自分と桂木は、もう家令でもない、もう主従でもない、久世家に縛られる関係でもない」と言った暁人様。(6巻30話)
その言葉が、桐箱の答えなのかもしれません。

留学の前に、暁人様はこの桐箱を智之に渡すのでしょう。
この贈り物によって、智之はさらに前に進むことができるのではないか。そう思います。


⑤ 実は、最も優れていたかもしれない男

桂木智之らの祖父です。

時流を読む目と相場勘だけで巨大な資産を築き、銀行を興し、久世家に豪奢な邸を建てた男。

石崎総右衛門のように、他者から巨額の資金提供を受けて事業を興したわけでもなく、
暁直様のように、留学で学んできたわけでもなかったでしょうに。

高之によれば、「素晴らしく才覚あるお人だった!」
「士族一の大番頭と言わしめたその手腕は 今の智之など足元にも及ばん」
世間から、「相場の鬼」「兜町の申し子」と評された男です。
平民とはいえ、暁直様のようにやりすぎて周囲から恨まれるようなヘマもしなかったようです。

この男については回想でちょっとだけ登場していますが、なるほど、高之の言うように「ふてぶてしい」感じがあります。(7巻36話)

もしかして、暁直様は生前、彼から相場の指南を受けたことがあるのかもしれませんね。
『マンガ』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« その10 謎 -「憂鬱な朝」 日... | トップ | その12 相関図(簡易版)ver.... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

憂鬱な朝」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。