「憂鬱な朝」日高ショーコ先生

日高ショーコ作 「憂鬱な朝」に惑溺して抜け出せなくなったblog。

その37 甘く切ない -「憂鬱な朝」 日高ショーコ先生-

2017-03-19 04:19:26 | 憂鬱な朝
ご来訪いただきありがとうございます。

今回は、”嫉妬心”についてです。

以下、ネタバレ含みます。(既刊7巻まで)
なお、年齢は、作品内の数え方をそのまま採用しています。

以降、よろしくお付き合いください。

*********************************

時折、智之には嫉妬心が足りない、というか、もう少しだけ嫉妬を見せて欲しかったなと思う時があります。
これまで、女性関係で多少の苛立ちを見せたことはありますが、そんなじゃ全然足りない。
暁人様の思春期を共に過ごしながら、嫉妬の対象が良家のご息女方や俔子様や芸妓との交遊くらいしかない。少ない。

それに比べ、暁人様は、何年もの間、西園寺重之様、嘉世子様、智之と浮名を流した数多の方々に深刻な嫉妬心を抱えていました。
石崎総右衛門や先述の嘉世子様からは、面と向かって要請され智之を奪われる危機に。
その上、ある意味もっとも深刻な、お父上暁直様に対しての嫉妬心。
雨宮にさえ嫉妬していましたからね、暁人様。

そもそも智之は、別の側面から暁人様に嫉妬しています。
揺るぎない直系の血。そのままの暁人様を愛してくれる暁直様の無償の愛。爵位。久世家当主の地位。
智之が何ひとつ得られなかったものを暁人様はすべて持っているわけです。

智之には、そちら方面の傷が深すぎて、拗れてしまった感があります。
「暁人様を誰にも渡さない」「暁人様は私だけのもの」という独占欲、所有欲が乏しい。
もし暁人様と別れたら、例の「そんな顔」をするだけで、泣いて必死に追いすがるという気概が感じられない。
4巻20話で「あなたのおそばに」と告げた時も、仮に暁人様に拒否られたら、「承知しました」とあっさり諦めendとなりそうな受け身感が漂っていました。

うーん、一度でいいから、プライドも何もかも捨てて、智之は暁人様に縋ってみてはどうだろう?
それとも智之にとっては、「暁人様をお守りします」とか「お仕えするのは暁人様のみ」とか「一生涯お仕えします」という言葉が、最大級の愛情表現なのでしょうか。
いや、後者は暁直様にも思う言葉ですし、やはりコレとは違う。
智之の嫉妬心と執着心。もっと態度で示してほしいななんて思います。
三角関係でも発生しない限り、そんなことは難しいのかな。
今後、「英国で暁人様を見初めたご令嬢が、暁人様を追って日本へ。智之に恋の戦線布告を…」
いやいや、ドタバタラブコメじゃあるまいし、そんな展開絶対イヤだわ。
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