お遍路 K 秋ちゃん・・・きのうの晩ごはん、 おやじの田舎家庭料理・・・

素朴でシンプルな健康晩ごはんです。田舎のおやじが、頑張って毎日作っています。

土佐一国参り高知から土佐四万十への道 5

2014年09月25日 | 札所巡り

 今日は気持ちの良い出発である。北海道のお遍路さんも先に出て行った。今日の宿「民宿白浜」へ23㌔の遍路。昼食の予定は「レストランフレンド」。途中から遍路道に入るのだが56号国道沿いにあるため国道を歩く。途中、尾長鳥が野放しで遊んでいた。何とも不思議な光景。ようやく坂の上にレストランの看板発見。

野放しの尾長鶏と閉店のドライブイン

 しかし、大型トラックが止まってはいるが、レストランは閉じられていた。つぶれたのだ。そこで念のためのおにぎりが役に立った。なんと美味かったこと。しかし、そこからアスファルトの国道を下りていったので足にきて痛いの痛くないの、わからないほど痛かった。

 途中、遍路道に入り熊井隋道を通り土佐佐賀へ。ここはカツオのたたきが有名。しかし、前は海、後ろはすぐ山、南海大地震のことを考えてしまう。あとで知ったのだが、北海道の遍路さんは熊井隋道の手前で道に迷い山の中を1時間くらい歩いたとのこと。疲れていたのかなー・・・人のことでも心配してしまう。

熊井隧道

 港を見に行ってから国道の方を見ると、見たことのある凸凹コンビの遍路さんが急ぎ足で歩いていった。土佐佐賀を過ぎ横浜トンネルを抜けると視界が広がり太平洋が一望。また休憩、とにかく足が痛い。宿までは2㌔そんなに急がなくても・・・そこで、のんびりと海を見ながら1時間半休憩。休みすぎでは。

 ようやく宿に到着。1階は食堂、2階が民宿、眺めがいい。宿の奥さんが「夕食は何にしますか」「鍋焼きでいいですか」と、店のメニューにあるものを勝手に決めてしまう。まあいいでしょう。

 「どちらから」「福島からです」「大変だったでしょう」わかっているみたいだ。おやじさんが釣り船の仕事をしているが、こちらの黒潮町も津波の風評でさっぱり予約がないとのこと。「ちなみに津波が来たらどこに逃げるの」と、聞いたら「裏山に鉄道の線路があるから大丈夫ですよ」とのこと。「昨日は避難訓練もやったのよ」おたがい大変ですね。

 食事をしていると、今日泊まりの遍路さんが入ってきた。逆巡りで50㌔歩いてきたという・・・そんなに歩けるの・・・脱帽ではなく脱傘。明日は自分で鍵を開けて出発してくださいとのこと。「弁当も用意しておきますので、それではごゅっくり」と鍵を閉めて出て行った。隣が住宅らしい。

 

土佐佐賀の海岸線