創価学会からの奪還 まぁ、ええか~

妻が創価学会員であるが為に悩み言い争う日々・・・私は決意しました。妻を創価学会から奪還すると!
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メローな時と風を求めて 最終回

2006-03-19 01:57:08 | 読み物









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サザンかTUBEの曲でも聴きながら読んで頂けたらと・・・・・

4日目~メローな時と風に戯れて

妻:「あきあこ~~!3時やからな~~!3時に部屋で・・・・・」
私を乗せたボードは一直線に沖を目指し、やがて浜で見送る妻の姿と声は次第に小さくなっていきました。

妻とは今年の3月で結婚4周年を迎えました。私が買い物に退屈しているのとか、妻がビーチで遊ぶのに飽きたのとか。付き合った期間も入れると随分長く一緒にいるから、お互いに何を考えてるかわかる事も多いんですわ。

妻:「お昼からDFSに私一人で行くさかい、あきあこはビーチで遊んでたらええで~。そやけど、そのあとショッピングセンターに行くから3時には部屋に帰ってきてな~」
結局妻は私の気持ちを察してくれて、昼から少しだけウインドする時間が出来ました。

浜を見ると妻が手を振って叫んでいます。

妻:「あきあこ~、3時に待ってるしな~・・・・・」


★★★私がウインドを始めて一年たった頃のお話 その1★★★

悪友:「あきあこ~~!3時に待ってるしな~~」
あきあこ:「飯おごる約束わすれんなよ~~」
私を乗せたボードは一直線に沖を目指し、やがて浜で見送る悪友の姿と声は次第に小さくなっていった。

悪友:「あきあこ、お前ウインドうまいねんから、琵琶湖横断ぐらい出来るやろ!」
あきあこ:「当たり前やんけ!」

こうして、煽てられると直ぐ調子にのる私は、悪友の一言で何の計画もなくいきなり琵琶湖横断をするハメになった。

あきあこ:「ストップ・ザ・シーズン・イン・ザ・サ~ン~~♪、過ぎないで南風~♪、ひゃ~、うりゃ~、ウギャ~」
私はTUBEの歌を口ずさみ、横から吹き付けるやや強い目の風を捉え、時には風波でジャンプしたり、飛ばされながらも快調に対岸を目指し走り続けた。当日は自分のレベルにあった絶好のコンディション。夏も終わりとは言え、まだまだ水も心地よい季節。気分は最高!

もちろん不安が無かったわけでもない。ウインドサーフィンと言えば風を原動力とする乗り物。風がムチャクチャ強かってもエライ目に合うし、風がなくても進まへんし。で、当日の天気予報では風が強くなることは無かったんで、不安なのは風が無くなること。

快調に走り出して30分ぐらい。後ろを振り返えると、既に出発した浜が見えないほど沖まで来ている。私が上陸する予定の浜も・・・・・まだまだ見えない。って、言うか大きくコースを外れてるような気もする。まぁ、ええか。

で、1時間ぐらいたった頃、不安が的中したって言うか、起こるべくして起こったって言うか・・・・・

あきあこ:「風・・・・・止んだやんけ!」

琵琶湖のど真ん中、一人プカプカ浮ぶ若き日のアホな私。

★★★つづく★★★


私は沖に沈んでいる戦車の横を通り過ぎ、リーフ(岩があり波が立っているところ。ここから先は外海です)を目指しボードを走らせていました。リーフには身長ぐらいの波が立っています。若い時やったら「行ってまえ~」みたいなノリで波に乗るんやけど、もう若くないし、ボードも初心者用のでかいボードやし、正直自身ないな~と、ビビッてるヘタレです。

時おりリーフの割れ目から入ってくる小さい波に乗り、ボードを加速させ「イェ~イ!」とか奇声を発したり、戦車とリーフの間を何度も往復したりして遊んでました。

あきあこ:「チョッと疲れたな~・・・・・バンドエイド剥がれて血が出てきたか~。まぁ、ええか」
私はセイルをおろしボードに上半身を、セイルに下半身を乗せるようにして、誰もいない海の真ん中で大の字になって空を見上げました。

雲は流れ、温かい風が頬を撫で通り過ぎていきます。小さな波がハンモックのように私の身体を心地よく揺らしてくれます。波の音と風の音、そしてふりそそぐ太陽。ここだけはまるで別世界のようにメローな時間と風が流れています。

あきあこ:「ずーっと、このままいたいな~・・・・・」


★★★私がウインドを始めて一年たった頃のお話 その2★★★

あきあこ:「あ~あ~、もう3時すぎてるやんけ~。喉も渇いたな~・・・・・まぁ、ええか~」
2時間ぐらい大の字になって琵琶湖のど真ん中で寝ていたが、風は一行に吹く気配を見せず、照りつける太陽で喉もカラカラ。私は意を決して琵琶湖の水をがぶ飲みした。私が横断した場所は琵琶湖の北部のほうで水も比較的綺麗やったから、味はちょい生臭かったけど飲めんことは無い。

対岸に進むべきか、引き返すべきか。普通やったら迷うとこやけど、私は迷わず対岸目指してボードにしがみつきながら泳ぎ始めた。

あきあこ:「そのうち、風吹くやろ・・・・・」

★★★つづく★★★


あきあこ:「どんな、いい訳しよかな~・・・・・」

私がサイパンを訪れた雨季から乾季に変わるこの季節は、トレードウインド(貿易風)が安定せず、風も吹いたり止んだりしています。時々強い目の風も吹きますが、すぐに止んで穏やかな風になったりするんやけど、こういう風の事を「ガスティ」って言いますねん。

で、私はそんなガスティな風の中、妻との約束の時間もとっくに過ぎてるのに、沖でウインドを楽しんでいます。まぁ、妻は時間にルーズなとこがあって、「3時に出かけるから」とか言ってもそれから化粧したり、着替えたりするんで、1時間とか2時間とか平気で遅れることがありますねん。

かと言ってやね、私が時間守らへんかったらムチャクチャ怒るんやけど。

あきあこ:「そろそろ、帰ろか~、心配しよるやろから」
私はボードの向きを浜に向けると、セイルを引き込み走り始めました。

あきあこ:「ストップ・ザ・シーズン・イン・ザ・サ~ン~~♪夏よ逃げないでくれ~、いつまでも、このままでいたいんや~♪」
太陽は少しずつ西の空に傾き始めていました。


★★★私がウインドを始めて一年たった頃のお話 その3★★★

あきあこ:「風!キターーー(゜A゜)ーーーー!!」

誰が名づけたか知らんけど、琵琶湖には「琵琶湖マジック」って呼ばれる風が吹くときがある。ある気象条件が揃うと吹く風なんやけど、吹くときは夕方から夜の8時ぐらいまで琵琶湖の北部に風が吹き続けるんやね。

で、私はその「琵琶湖マジック」って言う風をとらえて再び対岸を目指した。そして太陽が対岸にある山陰に隠れ、辺りが暗くなり始めた頃、私は目的の浜よりかなり風下の浜って言うか茂みに上陸、悪友の待つ浜を目指して重い道具を担ぎトボトボと歩き始めた。

あきあこ:「あ~あ、約束してたのに・・・・・。また、すっぽかしてしもた~。優子・・・・・怒りようるやろな~。まぁ、ええか~」
私は悪友が心配して、琵琶湖沿いの国道を行ったり来たり探してるなんて事など考えもせず、当時付き合っていた彼女の事を考えながら歩いていた。

★★★つづく★★★


あきあこ:「あれ?部屋におらへんやん!怒って1人で買いもん行ったんかな?やばいな~・・・・・」
約束の時間を過ぎること2時間30分ぐらい。部屋に妻はいませんでした。とりあえず、速攻でシャワーを浴び着替えを済ませ、言い訳を考える私。すると妻が帰ってきました。

妻:「ゴメ~ン、ちゃうねんて!ちゃんと4時頃に帰ってきたんやけどな~、おみやげの石鹸買うの忘れてな~、向かいのショッピングセンターに行っててん・・・・・待った~?」
あきあこ:「エッ?・・・・・え~っと、あ~ん、そ、そんな待ってへんで・・・・・まぁ、ええやん・・・・・ほんなら、買い物いこか~」
妻:「チョッと待って~、化粧直すわ~」

と、いう訳で妻もショッピングを楽しんだようで遅れたおとがめも受けず、妻が準備する間ラナイで海を眺めたそがれていました。

あきあこ:「明日の朝の飛行機で帰らなあかんねんな~・・・・・」
ビーチを見下ろすと、1組のカップルが足だけ海に浸かって戯れています。楽しかった旅行の終わりを告げるように、西の空は赤く染まりはじめていました。


★★★私がウインドを始めて一年たった頃のお話 その4★★★

悪友:「あきあこ!優子ちゃんかて心配してたんやから電話ぐらいせえよ!」
あきあこ:「アホか!お前が優子に電話なんかするさかい、話がややこしなるねん!いらんことすんな!」
悪友:「優子ちゃんのこと、もうちょっと考えたれよ~!」
あきあこ:「お前に言われたないわ!」
琵琶湖横断を無事果たしたその日の帰り道、車の中で口論する私と悪友。


悪友:「あきあこ~、ウインドサーフィン始めたんや!今度一緒に行こ~、ギャル付きやぞ~、デヘヘ~」
悪友が不純な目的でウインドを始め、私もそれにつられて同じ目的で始めたんやけど、その時に漏れなく付いてきたのがピチピチギャル(死語やんけ!)の優子。まぁ、私も悪友もウインドサーフィンを武器に、あっちこっちでけっこうええ思いをしてたんやけど、夏が終わると潮が引くようにピチピチギャルも去り、残ったのは優子だけ。

夏も終わり本格的にウインドサーフィンにのめり込んだ私。デートと言えば行き先は海か琵琶湖。浜に優子を置き去りにし、風と波に戯れ続けた。偶におしゃれなデートの約束をしても、風が吹いたと言ってはデートをすっぽかし、草レース後の浜宴会が盛り上がったと言っては約束を破り続けた。そして1年後、優子と私の仲もすっかり冷え切り、終わりが近づいていた事はお互いわかっていた。


悪友:「もう、夏も終わりやな~。お前いつまでウインド続けるねん!夏も終わったらギャルも・・・・・」
あきあこ:「アホか!これからが風吹く季節やんけ。お前みたいにギャル目当ての夏だけウインドサーファーと違うんじゃ!」

私はその日夜遅く、優子の部屋を訪ねた。そしてそれが優子と会った最後の日になった。
噂によると、優子はその後結婚し子供をもうけたが離婚したらしい。女好きで新しい物好きの悪友は、その後も相変わらず遊び呆けてたが、スキー場でナンパした女性と出来ちゃった結婚、現在は3児のマイホームパパをしている。私はその後もウインドサーフィンを続けたが腰を痛めアマ選手を引退、メローな時と風に戯れ続けた季節は終わった。

海に沈む夕日を見ると、今でもそんな思い出が蘇ってくる。

★★★おわり★★★


あきあこ:「○○~(妻の名前)。ちょっとビーチに行って写真撮ってくるわ~」
妻:「私も直ぐ行くし~」
私はカメラを片手に急いでビーチに駆け下りました。

今回の旅行でお世話になったビーチハウスは既にクローズし、いつもホテル前のビーチで客引きをしていた優しいチャモロ人もいません。海を見ると先ほどのカップルが抱き合いキスをしています。太陽は真っ赤に燃えビーチを赤く染め、水平線に消えようとしています。私は沈み行く太陽にカメラを向けシャッターを押し続けました。


海と夕日と恋人

そして、太陽はゆっくりと水平線のかなたに沈んでいきました・・・・・


妻:「あきあこ~、いい写真撮れた~?」
振り返ると妻がたたずんでいます。

あきあこ:「ああ、壁紙用のええ写真いっぱい撮れたで~。ほんなら買い物行こか~」
妻:「うん!また来年旅行しよな~。今度はタイがええな・・・・・」
あきあこ:「そやな~、パタヤとかプーケットがええな~」
妻:「ビーチリゾートばっかりやん!私は観光がしたいねん!」
あきあこ:「観光って、買い物ばっかりやんか!」
妻:「ちゃうねん!私は買い物しながら、現地の人らと文化と交流をあsdfghjk・・・・・」

ビーチを後にした私達夫婦は、ガラパン地区にある大型のショッピングセンターで買い物を済ませ、その日予約していた「トニーローマ」って言うリブの美味しい店で、サイパン最後の食事を楽しみました。

あきあこ:「さぁ、ホテル帰って荷造りしなアカンな~」
妻:「私お土産いっぱい買ったから、あきあこのスーツケースに入れてな~」
あきあこ:「ええで~(最初から、そのつもりやろ!)」

こうして、今回サイパン旅行最後の夜は何事も無く更け、ホテルで3時間ほど仮眠を取り、夜中の3時にはホテルを出発。空港でチェックインの時にライターを没収されたものの無事搭乗手続きを済ませ、夜が明ける頃日本に向け私達夫婦を乗せた飛行機は飛び立ちました。


エピローグ

5日目 日本時間午後1時50分。
JR○○駅前から家の方向に行くバスは1時間に1本しかない。バスの出発時刻は午後1時55分。

妻:「あきあこ~、バスもう出るで~」
あきあこ:「・・・・・・」
私が持つ大型のスーツケースには妻が買った土産物がパンパンに詰まっています。ココナツ石鹸にマンゴージュースにチョコレート・・・・・。

重たいもんばっかりヤンケ!

身軽な妻は階段を駆け下り一足先にバスに飛び乗りました。階段を1段下りるたびに思いスーツケースが足にゴンゴン当たって痛いけど、必死に降りる私。

妻:「あきあこ~~~~~、早やく~~~~~!」

おわり


あとがき・・・・・みたいなもん

みなさん、ウダウダ書いた旅行記を読んで頂きありがとうございました。メローな雰囲気を味わって頂けましたでしょうか?

ヘェ?メローの意味がまだようわからんって?

Yahoo!辞書 で調べると・・・・・
メロー【mellow】
[形動]
1 果物などが、熟しているさま。香りや甘みが豊かなさま。「―な味わい」
2 人柄などの円熟したさま。また、音などが、柔らかくて豊かなさま。「―な雰囲気」

南の島で過ごすと、時間とか風を甘~く感じるんやね。私は。今回の旅行は短かったのでちょっと慌ただしかったんやけど、次のタイ旅行はせめて一週間ぐらい行きたいです。

最後のほうは旅行してから随分と日がたってたんで、写真を見ながら思い出して書いたんやけど、まぁ、これと言った大きな喧嘩も無しでよかったです。結婚式を兼ねた新婚旅行のときは喧嘩ばっかりやったしね。

そうそう!妻の事故の話やけど、ようやく示談も終わり怪我のほうも順調に回復しています。って、言うかムチ打ちなんやけどね。ほんで、示談中は相手と揉めずに妻ともめることのほうが多かったので、次回は何時になるかわからんけど、そんなお話を書けたらと思います。

それでは、みなさん、次回のチョッピリ創価なお話「妻の感情、私の感情」で、お会いしましょう~。

コメントのお返事もボチボチ書きますね~。たぶん。

メローな時と風を求めて6

2006-02-23 17:14:06 | 読み物









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みなさん、こんにちは~。
ず~っと、更新サボってたのに毎日チェックして頂いてるみなさん、すんまへん。
最近仕事で移動があって、なれない仕事で忙しいです。それに、とんでもないことも起こったし・・・・・orz

それでは、チョッピリ旅行記とは関係ない話でもウダウダと。

先日、妻の通勤車を買い換えまして車を受け取りにディーラーまで二人で行ったときの事。妻が担当の人から使い方とかいろいろ説明を受けていて、私は車の隅々までチェックしてたら、どうも右の後ろタイヤの空気が少ないみたいで、あとで空気圧見てもらわなあかんな~って思ってたんですわ。

ほんで、説明も終わったんで・・・
あきあこ:「すんません~、右後ろのタイヤですけど、空気少なすぎませんか~?」
担当者:「あっ!本当ですね~、チョッと空気圧見て入れますね~」
あきあこ:「お願いしま・・・・・、アレ?さっきよりタイヤがペッシャンコになってますよ~。パンクしてるのんと違いますか?・・・・・アッ!ネジが刺さってるやん!」

と、いう訳で新車やのにいきなりパンクです。タイヤ交換になったんやけど工場が休みなんでタイヤが急に用意できひんから、納車はお預けになりました。せっかくの納車やったのに気分悪くさせたと言うことで、オプションのマットをサービスしてくれることになりました。

購入した車はダイハツのリッターカーで軽からの乗り換えなんやけど、なんでこの車にしたかと言うと・・・・・「ディーラーの感じがええから」です。ネットの噂ではダイハツのディーラーはサービスが悪いとか、社員教育がなってないとか聞くんやけど、このディーラーに限ってはそんなことありません。

以前妻が乗ってた車も同じダイハツ車やったんやけど、このディーラーで買ったわけやないのに、営業マンやメカニックや受付の人ら全員サービスがいいですねん。家の近所にも同じダイハツディーラーがあるんやけど、そこを飛び越して「車買うならこのディーラーにしな、申し訳ないな~」って気にさせてくれるディーラーです。

で、私は納車前にパンク見つかったし、オプションのマットもサービスしてもらったし、よかったよかったと喜んでたんやけど、不機嫌な顔をしている人が一人います。
妻です。

妻:「今日はせっかく先勝やったのにどったらこったら・・・・・・、最初からこんな事が起きて縁起が悪いくっちゃらくっちゃら・・・・・、なんかこの車あるんちゃうやろかブツクサブツクサ・・・・・」
なんでも、悪い方向に考える人です。まぁ、せっかくの納車やったんやから気分悪いのはわかるけど。

あきあこ:「車乗って帰った後でやな~、パンク見つかったらクレームもきかへんし修理代もかかったやろし、それが原因で事故にあったかもしれんし、そんなふうに考えたらやな~、納車前にパンク見つかって、マット付けてくれはったんやから、良しと思わなあかんで~」
妻:「そやけど~、せっかく仏滅外して納車日決めたのに~・・・・・ブツクサブツクサ・・・・・」
30分ぐらいブツブツ言ってました。

妻は「この信心のおかげで物事を前向きに考えられるようになった」ってよく言います。嘘です。私から見て前向きな考えの人やと思えません。絵に書いたようなネガティブ思考の人です。

「この信心のおかげで物事を前向きに考えられるようになった」と思い込んでるだけやと思います。

アッ!また前書きだけでいっぱい書いてしもた。ほんなら旅行記のはじまりはじまり。


4日目~ 歯茎から血がでる

朝のレストラン。

妻:「ほんまに、よう食べるな~。アッ、私のサラダとフルーツ取ってきて~」
あきあこ:「うん、わかった~」
(お前もよう食べるくせに、俺が立ち上がるたびにいちいちうるさいねん!おまけに人をウエイター代わりに使いやがって)

「あきあこはよく噛んで食べへんから、食べすぎるんや」とかいろいろ言われウエイター状態の私です。


で、優しい私が妻のフルーツを物色していると、知らん日本人のおばあちゃんがいきなり話しかけてきました。

おばあちゃん:「このリンゴ、青いのと赤いのどっちが美味しいですか?」
あきあこ:「エッ??・・・・・アゥ??・・・・・」
大皿には小さめの赤いリンゴと青いリンゴが丸ごと盛ってあるんやけど、いきなりどっちが美味しいかって聞かれても、冗談の一つも思い浮かばへんし・・・・・。

あきあこ:「え~っと、赤いほうが甘くて青いのは甘酸っぱいですけど、どちらも美味しいですよ~」
って、適当に答えたら。
おばあちゃん:「このまま・・・・・皮ごと丸かじりで食べるんですか?」
あきあこ:「はい、歯茎から血がでるかもしれませんけど」

ん??決まったか!昭和のジョーク・・・・・

おばあちゃん、ワンテンポ遅れてクスッっと笑ってくれました。

おばあちゃん:「お料理、美味しかったですよ。ありがとうございました」
あきあこ:「どういたしまして・・・・・ヘェ??」
おばあちゃん:「もう随分長く働いておられるんですか?」
あきあこ:「ハァ??・・・・・もういい年なんで長く働いてますけど・・・・・あっ!」
おばあちゃん:「あ~っ!」

ホテルのスタッフも私も同じ青地のアロハに白いパンツやったから、ホテルのスタッフと勘違いしてたようです。勘違いに気がついておばあちゃんと大笑いしました。ほんで少し雑談。

このおばあちゃん、観光ではなくて慰霊でサイパンに来られた日本人会の方です。あまりこのおばあちゃんとは話せませんでしたが、「あと、何回来れるかなぁ・・・・・」って言われていたのが、印象的でした。

今回、戦前、戦中にサイパンに在住されていた日本人会の方々が訪問されていて、同じホテルに宿泊していたこともあり、お話しする機会がありました。
で、感じたのは・・・・・私にとっては「戦後」と言う言葉でさえ言うのをためらう時代なんやけど、当事者の方々にはまだまだ「戦後」であり、もしかしたら「戦争」も終わってないのかもしれません。

戦争の話はこのくらいにして。


妻:「今日の予定は午前中ホテル前のビーチでのんびりして、昼食はクーポンがあるからここでバイキングやし、その後はDFSに行ってあsdfghjk・・・・・」
食後のコーヒーを飲みながら本日の予定を妻が熱く語っています。

結局、海で遊べるのは午前中だけで、午後からは妻のショッピングに付き合わされるちゅうことです。あ~あ。一日中浜辺でのんびりと過ごしたい・・・・・。

あきあこ:「ご、午後からのショッピングやけど・・・・・ひ、一人のほうが、ゆ、ゆっくり、か、買い物できるんとちゃうか?」
妻:「買い物付き合って!」
私のささやかな抵抗も無残に砕けました・・・・・orz


と、いう訳で朝からホテル前のビーチに繰り出し、残っている魚の餌でシュノーケリングとウインドを楽しみました。


今回お世話になったホテルのビーチハウス

このホテル前のビーチ、人も少ない事もありとても綺麗で、魚の餌をばら撒くとマニャガハ島とまではいきませんが、いっぱい魚が寄ってきます。

妻は前日同様「あきあこ~~!魚一杯いるで~~!」「あきあこ~~!あsdfghjkl」って、私の名前を五月蝿いぐらい連呼してキャーキャーとはしゃいでいますが、私がソーセージを手の中で揉み解し、妻の周りにばら撒く涙ぐましい演出をしているのは言うまでもありません。

シュノーケリングの次は妻をボードの後ろに捕まらせて沖までウインドでお散歩。妻の身体か抵抗になって、ムチャクチャしんどいねんけど、「ウワァー、早い~~」とか言って喜んでるから、まぁ、ええか。

ほんまに優しい夫やな~。

今までいろいろあったし、これからもいろいろあるやろけど、無邪気にはしゃいでる妻の姿を見るのは嬉しいもんやで。一心不乱に「ナンミョ~ゲッゲツ狂~」ってやってるのは今でも気持ち悪いし、寝る前にやられた日にはその気にもなれへんけどな。

ヘェ?その気ってなんやって?

ス、ス、スペシャルでんがな!


まぁ、そんなことやあんなことをしながら午前中はビーチで過ごし、お昼はクーポンを使ってホテルのレストランでバイキング。朝はホテルの宿泊者しか利用してなかったけど、このホテルのバイキング、地元の人達にも人気があるようで、大賑わいでした。

料理の内容はなんやわからんけど(たぶんチャモロ料理?)骨付きのお肉をやわらかく煮込んであるのとか・・・・・。お肉を食べると鹿の出産が微妙に頭に浮ぶランチタイムでした。


妻:「あきあこ・・・・・ビーチでのんびりしたいのんとちゃう?」
食後のコーヒーを飲んでると妻の口から意外な言葉が・・・・・

つづく

おまけ
ずーっと、ブログを放置していたんやけど、コメントを書き込んでくださったみなさん、ブログをチェックしてくださってるみなさん。すんまへん。身の回りでいろんなことが起きまして。お返事は必ず書きます。たぶん。

今回、前書きで車買ったときの話を書いてますが、その後とんでもないことが起こりました。あれは車を買って2週間と3日、走行距離300キロちょっとの夜8時。私は仕事が休みで晩御飯の用意をして妻の帰宅を待っていると、電話が掛かってきました。

妻:「あ・き・あ・こ~~。事故にあいました~~」

と、いう訳でこのお話もつづく~~。

次回予告
いつまで、年末年始特別企画やねんって、突っ込まれそうなほど、旅行記が長引いていますが、次回で最終回。たぶん。メローな時と風が全開の最終話をお届けします。まだ書けてへんのやけど。

事故の詳細も書きます。現在示談中。

メローな時と風を求めて5

2006-01-05 13:35:16 | 読み物









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みなさ~ん、あけましておめでとうございます~。
お正月は楽しかったですか~。

え~、私達夫婦は結婚して初めて初詣へ行きました。しかも、神社です。創価妻ですからブツブツ言いながらの初詣やったんで楽しく~って感じやなかったんやけど・・・・・。

ヘェ?妻が何をウダウダ言ってたかって?

「何が祭ってある神社なんやろ~、キツネにとり付かれたらどうしよ~(怖)」「日本人はいろんな宗教をどったらこったらで・・・・・それは恥ずかしい事なんやで!」「これは宗教やない!私は心から拝まへん!」とか・・・・・。

今回の初詣は妻のほうから行こうと言いました。

テレビのニュースで初詣のことが放送されていて、私が、「あ~あ、楽しそうやな~、昔は家族で・・・・・」とか「昔付き合ってた彼女とは大晦日から・・・・・人がいっぱいいて楽しかったな~」とか「うちとこは一生あんなふうに初詣できひんねんやな~」とか嫌味をたっぷり言ったら、「私・・・・・行ってもいいけど・・・・・」とか言い出しました。

妻は毎年実家の両親と創価の初詣のような行事「新年なんとか会」って言うのに行ってたんやけど、今年は義母さんの体調が悪いらしく行かないことになったんで、その代りやったんやろかな~?

まぁ、ええか。近所の小さい神社やったから盛り上がりに欠けたけど、おみくじも一緒に引いたし、境内の出店で大判焼きも食べたし。

来年はもっとメジャーな神社に行って、心の底から楽しいと思えるような初詣にしようと願いつつ、本年もどうぞよろしくお願いします~。

それでは旅行記をどうぞ。

3日目~ 血のマニャガハ島

妻:「まだ、食べるのん!!」
あきあこ:「アッ!あと、サラダとフルーツだけ・・・・・アッ!味噌汁飲むのん、忘れた!」

朝のレストラン。お皿を手に立ち上がった私に対し、妻が昨日同様怒っていますが、気にせずに料理を取りに行きます。バイキングに行くと必ず全種全品食べないと気がすまない私です。

みなさんも、そうやんな~。

それに今日は・・・・・島へ行きます。島へ行って万が一遭難でもしたら・・・・・胃袋に蓄えた食糧が、生死をわける事だってあり得ます。うん、そうや!その為にも朝から必死になって食べてるんや。これは生きる為や。これから行くマニャガハ島で生き残るために・・・・・。

と、いう訳で本日は朝からマニャガハ島で~す。

ヘェ?人の遊びの話ばっかり読んでも、面白くないって?

ハハハ。私らは面白かったんですよ~。

何に金使ってるかわからんような宗教団体に募金して、「私らは平和に貢献してるのよ~」って、気持ち悪~い笑顔で自己満足するんやったら、旅行の一つでもしてきたほうがよっぽど自然な笑顔になれるで~。


ほんじゃあ、とっても綺麗なマニャガハ島のお話です。


ホテル前ビーチからはるか遠くに見えるマニャガハ島

マニャガハ島はサイパンの中心地ガラパン、マイクロビーチの沖合い2kmにある、サンゴ礁で囲まれた小さい島です。で、この島に行くにはツアーに申し込んで連れて行ってもらうんやけど、たいていのツアーはマイクロビーチから出発します。
(↑の写真に白い建物が建っている所が、ガラパン、マイクロビーチです。その沖にあるのがマニャガハ島です)

でも今回私らが怪しいチャモロ人・・・・・優しいチャモロ人に申し込んだツアーはホテル前ビーチから直接連れて行ってもらいます。その距離はマイクロビーチから行く距離の4倍。

で、バナナボート、シュノーケルツアー、シュノーケルセット、ビーチマット、ドリンク付きランチ、魚の餌、クーラーボックス全部込みで往復1人80ドルを65ドルにしてもらいました。

高いか安いかはようわからへんけど、他のツアーパンフを片手にディスカウントとランチを要求する妻に対して、優しいチャモロ人はケント・デリカットみたいな口調で
「ヒドイヨ~、アンマリダヨ~、ランチハカンベンシテヨ~」
って嘆いてはりました。確かに可哀想な気がしました。

シーズン中なら他のお客さんも一緒に行くんで儲かるやろけど、貸切やったからね。二人で130ドルやったら、スタッフの日当も出えへんって感じです。まぁ、ええか。


さて、約束の時間9時半にホテル前ビーチに下りると、スタッフの人らが既に準備して待ってくれてはりました。ボートに荷物を乗せ、私ら夫婦はバナナボートに乗っていざ出発!もちろん、貸切です。

ボートにはスタッフ2人。
優しいチャモロ人、もう1人の客引き、女性スタッフ、誰かわからんカメラマンの見送りを受け、ホテル前ビーチを後にしました。

運転手さんはただバナナボートを引っ張るだけやなくて、巧みに旋回して波を作り、バナナボートが波をこえるように遊ばせてくれます。運転してないスタッフの人は時々親指を立てたり、身体を傾けろ~みたいなジェスチャーをしてくれるんやけど・・・・・何の意味があるのかようわかりませんでした。でも、妻はキャーキャー言ってはしゃいでました。

かなり長時間バナナボートで遊んだ後ボートに乗り移って、今度はシュノーケルツアーです。マリンフィッシュがいっぱいいるポイントにボートを止めて、魚の餌が撒かれる中シュノーケルをつけて海に入ると・・・・・

ヒェ~~~~~、大げさやなくて魚で前が見えへんぐらい、魚いっぱいです。写真がないの残念です。コリャ~、面白いワ~。だいぶ前に沖縄で体験ダイビングはしたことあるけど、こんなにたくさん魚いてなかったで~。とにかく、青、黄、縞々のいかにも南国らしい魚がいっぱいでした。手をパーからグーにするだけで、魚が手掴み出来ます。

妻をビックリさせたろ~っと思って、青い魚を掴んで妻のほうに泳いで持っていくと・・・・・妻が溺れてるやん。

あきあこ:「どないしたんや~」
妻:「オェ~、ゴホッ~、ビズノブダ~(水飲んだ~)」
運動神経ないのわかってたけど、ドンくさいやっちゃな~。なんでライフジャケットつけて溺れるねん!

後で聞いた話やけど、妻はこのシュノーケルツアーの最中、何度も海水飲むわ、魚の餌落とすわで、ぜんぜん楽しめへんかったらしいです。で、なんで何度も海水を飲んだかは後でわかるんやけど。

で、私はシュノーケルツアーも充分堪能し、妻は充分海水飲んだんで、ボートに乗り換えていよいよマニャガハ島へ上陸です。

空からのマニャガハ島はここをクリック


マニャガハ島ビーチからサイパン島を見る

綺麗ですねー、マニャガハ島。

歩いて1周しても30分もかからへんぐらい小さな島です。入島料は1人5ドル。高いか安いかはわからへんけど、こんな小さな島にも水道、トイレ、ロッカー、レストラン、売店なんかが完備してあるし、グアムのココス島は入島料に2、30ドルぐらいしたと思うから、島の維持にもお金かかるんやろね。ここにも戦争当時に使われていた大砲とかが展示してありました。

私らは一番広い砂浜を前にした木陰にビーチマットを敷いて、持って来た魚の餌を手にシュノーケリング開始。シュノーケルツアーで見た場所ほどやないけど、魚がいっぱいいます。

で、妻は楽しんでいるかと言うと・・・・・足が付く所で溺れています。

妻:「オェ~、ゴボッ~、バタビズノブダ~(また、水飲んだ~)、これ(水中マスク)顔に合ってないねん!」
あきあこ:「(顔がマスクに合ってへんのんと違うか?)どれ~、見せてみ~、チョッと緩いかな~、これでどうや~」
妻:「あ~、もう大丈夫みたい~」

顔がマスクに合ってないんやなくて、単なる調整不足やと思ってましたが・・・・・

妻:「オェ~、ゴボッ~、バタビズノブダ~(また、水飲んだ~)・・・・・あきあこ!ぜんぜん合ってないやん!あsdfghjkl!」
また、私に責任なすりつけはじめました。

あきあこ:「アレッ?お、おかしいな~、チョッと見てあげるし、やってみ~」
で、妻がしているのを見てみると・・・・・

こいつ、アホか!シュノーケル口に咥えたまま潜ってるんやんけ!根本的に間違ってるんや。そりゃー、水飲むワ~。妻曰く、潜るもんやと思ってたそうです。

と、いう訳でみなさん、シュノーケルは正しく使って下さいね~。
シュノーケルの安全な使用方法はここをクリック

妻:「あきあこ~、こっちいっぱい魚いるで~」「あきあこ~、サメも泳いでるで~」「あきあこ~、あsdfghjkl」
正しい使い方を身につけた妻は、シュノーケルツアーで楽しめへんかったんを取り戻すように、はしゃぐ、はしゃぐ、はしゃぐ。

ソーセージを手の中で揉み解して、ばら撒くとそこら辺にいる色とりどりの魚がいっせいに集まってきます。口の尖った魚(サヨリ?)の大群が一斉に向ってくるとチョッと怖いぐらいです。それに、小さいですけどサメ(80センチぐらい)もウロチョロしてたりします。サメは自分の身体より大きいものは襲わへんそうやから、大丈夫やと思うけど・・・・・近くに来るとやっぱり怖い。

疲れては浜に上がり日焼け止めを塗りなおしたり、島内を散歩したり、ビーチマットにゴロント横になったり、ランチを食べたりしながら、二人でマニャガハの海を思う存分楽しみました。

ビーチマットに寝転び、青い空を見上げると、雲はゆっくりと流れ心地よい風が頬を撫でていきます。
あ~、メローやな~。

妻:「あきあこ~、もう一回行こ~!」
妻はシュノーケリングが気に入ったようです。迎えのボートが来るのは午後3時。

あきあこ:「ほんじゃあ~、最後にもう一回行こか~」
餌を手に取り再び妻と海に入った時、事件は起こりました。
(事件って言う程やないけど)

私は妻をビックリさせてやろうと餌で魚をおびき寄せ、手掴みで黒い魚を捕まえようとしたその時・・・・・

あきあこ:「痛っ!」
私の手の中で黒い魚が暴れ右手に激痛が走りました。どうやら魚のヒレか何かが私の右手を切り裂いたようで、何箇所も出血してます。傷は親指が一番深くてけっこう・・・・・痛いやんけ。

何の魚かわからへんし毒があったら怖いんで、とりあえず傷口を吸ってから、浜に上がってティッシュで止血。食後やった事もありなかなか血が止まらず、ティッシュから溢れた血が右手の肘を伝わり白い砂浜にポタポタこぼれ始めました。近くにいた人が「大丈夫ですか~」って声かけてくれるぐらい、見た感じは・・・・・けっこう大怪我に見えるようです。

指先を切っただけやし大したこと無いんやけど、せっかくやから・・・・・妻を驚かしたろ~!って直ぐアホなことを考えてしまう私です。

1人シュノーケリングしていた妻は、私がいないことに気付いたようで浜辺でキョロキョロしています。血だらけの右手を挙げ苦痛の表情を浮かべ妻をおびき寄せる私。

(早よ気付け~!他の人に見られて、かっこ悪いやんけ)

妻はようやく浜に上がっている私に気が付き歩いてきました。

妻:「どうしたん~、怪我したん~。ワァ~、私のズボン!汚れてるやん!!」
あきあこ:「アッ・・・・・ゴメン。チョッと魚捕まえようとしたら・・・・・怪我して・・・・・ティッシュ出す時に汚したみたいやな・・・・・チョッと切っただけやし・・・・・orz」
妻:「魚にイタズラするからや~。ドンクサ~。バンドエイドあるで~」
妻は驚きませんでした。反対に怒られてしもた~。クソ~ッ!

妻のええところやけど驚くほど用意がいいです。旅行に行く時は必ず救急セットを持参するんやけど、まさかマニャガハ島にまで持ってきているとは知りませんでした。とりあえず、消毒してバンドエイドで応急処置。迎えが来るまでその後もマニャガハの海を二人で堪能しました。

気のせいやと思うけど、私の周りを人懐っこく泳いでいる、小さいサメちゃんと何度か目が合いました。さすがに捕まえようって気はおきひんかったけど。

迎えのボートは予定より少し遅れて桟橋にやって来て、私達は綺麗で楽しくそしてチョッとだけ痛かったマニャガハ島を後にしました。


この日の予定も、もちろんこれだけでは終わりません。

ホテルに帰ってシャワーを浴び、向かいのショッピングセンターへウォータープルーフのバンドエイドを買いに行った後は・・・・・今日もDFSへお買い物。妻が言うには日替わりでお買い得品があるらしく、毎日覗かなければいけないそうです。ふ~ん、そんなもんなんや~。

あわただしくショッピングを終え一旦ホテルに帰り、その後サンセットを見ながら浜辺でディナーが楽しめるお店へ。


こんな雰囲気でディナー&バー&本人

レストランの名前忘れたけど、私達が泊まっているホテルよりさらに南にあり、日が暮れた後はテーブルに置いてあるローソクとステージの生演奏がいい雰囲気をかもしだしています。料理は妻が選んでくれたんやけど、なんやスパイシーなピリ辛料理が多かった気がします。


何料理かようわからんけど、お酒によく合います

このお店はローカルの人に評判がいいようで、私達が行ったときも日本人はいなく、チャモロ人のカップルで賑わっていました。お酒に弱い私は甘~いトロピカルカクテル2杯で完全に酔っ払い、トロピカルな3日目もこうして終わっていきました。


次回予告
まだ書けてまへん・・・・・

2005年を振り返ってウダウダ

2005-12-27 18:30:16 | 創価学会









はいはい、みなさん、↑ポチッとクリックしてね。



馬淵澄夫君:「そんな答弁で、国民の皆さんが納得できる答弁だとお思いですか。・・・・・事実の隠ぺいをしているんだったら、これ以上進められませんよ。ちゃんと調べてくださいよ」
林委員長:「ちょっと速記をとめてください」
民主党議員の鋭い突っ込みに、スットコドッコイの答弁を繰り返す、北側大臣、国交省のの役人達。慌てて審議をストップする議長。

クリスマスも終わって。
私はコタツに入って11月30日に行われた国土交通委員会(構造計算書偽装問題)をネットで見ながら、旅行記の続きを書いていました。妻もコタツに足を突っ込み、PCで年賀状を作成しています。相変わらず遅い奴やな~、どうせ大晦日に手伝うことになるねんやろな~。と思いながらも、のんびりとした一日。


ピンポ~ン

突然、玄関のチャイムが鳴る。月末のこんな時間に突然尋ねてくる奴といえば・・・・・どうせアイツやと思うけど妻はコタツに入ったまま出ようとしません。しゃあないな~。

あきあこ:「は~い」
集金おばちゃん:「おくはん、いらっひゃいまふか~(奥さん、いらっしゃいますか~)」

相変わらず頭の後ろから抜けるようなサ行の弱い馬鹿でかい声。ご存知、聖教新聞の集金おばちゃんです。私が以前、玄関先で聖教新聞って言うなって怒ってから、集金おばちゃんは「へいきょうひんぶんのひゅうきんでふ~(聖教新聞の集金です~)」とは言いません。

あきあこ:「へいきょうひんぶんのひゅうきんやで~(聖教新聞の集金やで~)」
妻:「も~、新聞とるのやめたいんやけどな~」
妻はブツブツ言いながらも新聞代を払いに玄関へ出ました。玄関先から馬鹿でかい集金おばちゃんの声が聞こえてきます。

やめたいねんやったら、やめたらええねん!

何を言ってるのかわからんけど、その声を聞くだけでなんとなくやけど・・・・・ムカつくって言うか、頭にくるって言うか、殺意って言うか・・・・・時々、そんな感情が湧き上がってきます。いつもやないけど。


最近、私と同じ立場のアンチブログだけチョコチョコとチェックするんやけど。

まりさんは、お仕事頑張ってはるんやね。snowさんは年末で忙しいのかな?さかまさんは彼女と復活するんやろか~。ベルガモットさんは新しい彼氏ができたんや~~!おめでとう!

シビックさんとかluchino001さんは奥さんとか彼女とうまいこといってるんやろか?

りんりんさんは、創価家族と同居になりそうやって書いてはったけど・・・・・ブログ無くなってる。大丈夫かな~?

tittoさんは創価の彼女と別れてしまったんや。悔しい。全身から血の気が引いていくような気分になってしまう。「あの時に別れたから、今の君と僕は出会えた」そんなふうに思える素敵な彼女を見つけて欲しいな~。クリスマスも初詣も旅行も何の違和感も無く二人一緒に過ごせる彼女を。

あっ、華さんが怒ってはる。泣いてはる。叫んではる。

そこの宗教馬鹿!頼むから空気嫁!

不条理なんはわかってるねん。宗教馬鹿とか集金おばちゃんとかに、腹立ててもしゃあないのんはわかってるねん!悪気は無いのわかってるねん!

そやけど、そやけど時々たまらんぐらい殺意に近い憎しみがこみ上げてくるときもあるんやで。わかるか?そこのスットコドッコイな学会員!

あかねさんところは平穏なんやろか~。だいぶ前に書いてはったけど、ブログ無くなる事が目標やって。

私の目標ってなんやろ?ゴールなんかあるんかな~?

当面の目標は、何の違和感も無く夫婦二人で鳥居くぐって、初詣でもなんでもええんやけど境内にある屋台のたこ焼き食べて、イカ焼き食べて、リンゴ飴食べて、綿菓子食べて・・・・・食べてばっかりやけど、何の違和感も無くそんなんして過ごしたいねん。

そんなたいしたこと望んでへんやろ?誰も彼もあの人もこの人も。たぶん。

子供生まれたらお宮参りとか七五三とかもしたいねん。子供欲しいけど・・・・・私も妻も子供を望んでるのに、もう妻も若くないから急がなあかんのわかってるけど、躊躇してまうねん。子供生まれたとたんにクソババアが出てきて、また昔みたいになったらとかいろいろ考えるねん。


あきあこ:「やめたいねんやったら、新聞やめたらええねん。・・・・・どうせ読んでへんやん。何に使ってるかわからんような年末の寄付もやめたらええねん。やめたいのになんで続けるのん?」
集金おばちゃんが帰った後で妻に尋ねました。

妻:「ん~~。親孝行かな~~。お母さんが途中でやめたら絶対にあsdfghjkl。親が生きてるうちはやめられへんやろな~」
あきあこ:「ふ~ん、そうか~・・・・・コーヒー飲む?」
妻:「ケーキの残り一緒に食べよ~」
創価の話題は終わり、二人仲良くケーキを食べ、その後妻は再び年賀状作り、私は旅行記を書きながら再び国会中継を何気なく見ていました。


12月21日 国土交通委員会
馬淵澄夫君:「大臣!先ほどの見解と食い違うじゃないんですか?大臣!大臣!」
北側大臣:「よくわからないんですが・・・・・矛盾があるとは思いません」
スットコドッコイな答弁を繰り返す、国交省役人と北側大臣。
国会中継がネットで見れるなんて便利な時代ですね~。

姉歯君が学会員やったとか、元請設計事務所の社長が遺体で発見、車が隣町で発見されたのに警察はあっさり自殺やと発表したり(今後、被害者の氏名も公表されへんかもしれませんね~)、警察検察が一向に動かず事件の概要もわかってへんのに政府国土交通省は早々と個人支援を発表したり。

「黒幕総研グループ、悪の手下木村建設、殺人ビル売主ヒューザー、圧力に負けちゃった元学会員姉歯設計士、ずさんな検査をしたイーホームズ」・・・・・なんや裏はありそうやな~って思いつつあんまり興味なかったんで、マスコミ報道をそのまま信じてたけど。
今まで国会会議録とか見てへんかったけど、すっかり政府よりのメディアに騙されてました~。

興味のある人は下記リンクをどうぞ。下手なテレビドラマとか旅行記よりよっぽど面白いで~。

衆議院TV(あまり報道されてない11月30日、12月21日は興味深い)
http://www.shugiintv.go.jp/index.cfm

国会会議録検索システム(検査確認制度立法時の国会答弁はこちらから)
http://kokkai.ndl.go.jp/

イーホームズ(天下り会社らしいけどトピックスは鋭い)
http://www.ehomes.co.jp/index.html

建築よろず相談 耐震強度偽装問題時系列
http://www.shou.co.jp/yorozu/naibu/gisou.htm

チョッと空想してみた。

平成○○年○月○日 国土交通委員会
馬淵:「言っていることがおかしいじゃないですか!インチキな設計をし、得た利益をどこにいくら寄付したんですか!」
議長:「姉歯元学会員」
姉歯:「そうかがっかいに・・・4桁・・・です」
ざわめく国会
馬淵:「大臣!聞こえましたか!やっぱりここでもお金が流れているじゃないですか!あなたの所ですよ。どう説明するんですか!」
議長:「北側創価学会員」
北側:「彼は熱心じゃ無かったと聞いています」

こんなことおきたら楽しい。初夢で見よ~っと。

旅行記の前書きのつもりが、ウダウダといらんこと書いてしもた。まぁ、ええか。


去年の今頃は
「そろそろ考えなアカンな~。来年の今頃はバツ2かな~。かっこ悪いけど」
こんなこと考えてたこともあったのに、なんとか一年もったな~。来年の今頃はどうなってるかなんてわからへんけど、まぁ前向きにやっていなかしゃあないか~。

と、いう訳で、みなさん~、今年はいろいろとお世話になりました。どうぞ創価のいない良いお年を~。

旅行記はまた今度。ではでは。

次回旅行記の予告
す、全て見せます。丸秘画像!

ヘェ?11PMみたいな予告やって?

あぅ・・・ばれて~ら。

メローな時と風を求めて4

2005-12-25 18:52:49 | 読み物











一人ぼっちで寂しいイブを過ごした人も~、二人で素敵なイブを過ごした人も、家族でワイワイとイブを過ごした人も、「クリスマスなんて邪宗の行事よ!フンッ!」なんて言って「なんみょ~ゲゲッ狂~」ってお経歌いながら陰気臭いイブを過ごした学会員さんも・・・・・

メリー、メリークリスマス~

ヘェ?お前ところはどんなクリスマスやったかって??

ちゃ~~んと、ツリー飾ってチキン焼いてケーキ食べましたよ~ん。いつか必ず初詣かて二人で行って、鈴をガランガラン鳴らして手を叩いたるねん!

いまだ2日目~ 俺を舐めるな!

さてさて、DFSからようやくホテルに帰って来たのは、たぶん午後2時頃。

突然のスコールにみまわれながら、ホテルの前にあるファーストフード店(チキン屋さん)で遅い目のランチをとりました。ほんでやっと海に行けると思いきや隣にあるジョウテンショッピングセンターに強制連行されました。


激しいスコールのジョウテンショッピングセンター

とにかく買うもん無かっても、お店を見つけると入らな気がすまへんみたいやね、妻は。ここは、現地の人が訪れる大きなスーパーです。店に入ってすぐのところはチョコッとだけお土産とかも売ってるけど、衣類や食料や薬や生活雑貨や電化製品まで何でも揃ってます。

とりあえず、なんも買わへんのも悪いから、お水とマンゴネクターを購入。マンゴネクターはお土産にもお勧めです。
マンゴネクターの詳細はここをクリック


激しいスコールも止んだんでホテルに帰って、念入りに日焼け止めを塗って待ちに待ったビーチへ。ここワールドリゾートではパラソルもボンボンベッドも、シュノーケルセット、カヌー、ヨット(小さいやつ)、ウインドサーフィン等、全て無料で利用できます。

私はウインドサーフィンさえ出来ればええんやけど、残念ながらここはウインドサーフィンポイントではないねんね。無料の道具も初心者用のしか置いてません。ウインドする人はガラパン地区にあるマイクロビーチって言う所でやります。レンタルも充実しています。

で、私は今回の旅行でウインドの日を作ってくれ!って主張したかって言うと・・・・・主張しませんでした。何でかって言うとやね、ここサイパンで風の吹く季節って言うと乾季なんですよね。私達が行った時期は雨季から乾季に変わる時で、風が安定して吹いてへんのですわ。この時期に本格的にやろうと思ったらせめて一週間ぐらい無いとね。

それに一旦やりだすと海に出たっきりになってしまうやろから、妻をビーチに置いてきぼりにしてしまうんやね。なんて言っても新婚旅行のやり直しやから。今回はビーチでも妻サービスに徹することにしましてん。ウインドも教えて~って言ってたしね。優しい旦那やろ?

妻は私を気づかってくれて、「1時間ぐらい行ってきたら?」って言ってくれたんやけど、買い物やあるまいし1時間なんか蛇の生殺しみたいや。

さっそくビーチに出ると道具を借りに。

あきあこ:「すんませ~ん。ウインドの道具貸して下さい~」
ビーチハウスでチャモロ人のお兄さんに道具を借りに行きました。

チャモロ人:「エ~ッ、デキルノ~、ムツカシイヨ~、ダイジョウブ~」
あきあこ:「あ~ん、大丈夫ですよ~」
チャモロ人:「キョウカゼツヨイヨ~。オキニデタラダメダヨ」
(俺を舐めるな!元レーサーやぞ!こんなヒヨヒヨの風やったら、ずーっとバックで走ったるワ~)

妻にもチャモロ人にもええとこ見せたらなアカン。
(そんな、風吹いてへんのやけど)

あきあこ:「ほんなら、教えたげる前にチョッとだけ沖に出てくるな~」
妻:「うん、頑張ってな~」
(いや、頑張るほどのコンディションと違うんやけど)


私はボードにヒョイと飛び乗り、セールに風を入れ走り出しました。時々強い目の風が吹きますが、たいしたことありません。遊泳区域のロープが張ってあるのでこのまま走ったのでは、ボードの下に出っ張ってるフィンが引っかかります。風が強くて上級者用の道具に乗ってるんやったら、ジャンプして飛びこえるところやけど無理やな。

ここはチョッとかっこええスペシャルな技でも繰り出して、チャモロ人と妻を驚かしてやらな!

その名もノーズシンクジャイブ&テールファースト走法!

ヘェ?なんのこっちゃわからんって??ぜんさん、わかりますよね?

え~っと、自転車で例えると・・・・・普通に走ってて~、いきなり前輪に後ろ向きに乗って、前輪をロックさせて後輪を浮かせて180度方向を転換して、そのまま後輪を浮かせたまま逆走する・・・・・こんな感じの技です。はい。

私は10何年以上の時をへだてて、このス、ス、スペシャルな技を繰り出しました。
どや!決まったか!
ア、アレ?ドボン!ヒェ~~!

途中で足が滑ってぶざまな格好で海に落ちました。足が付く深さです。おまけに足の裏にやわらかい感触が伝わってきます・・・・・このやわらかい気持ち悪い感触は・・・・・水の透明度は抜群やけど、見いひんほうがええやろ。きっとやわらかい砂や・・・・・そういうことにしとこ~。
(最終日にこの辺りでシュノーケル使って遊んだんやけど・・・・・やっぱりナマコがいっぱいいました。ヒェ~~)

気を取り直して再び沖へボードを走らせます。


初公開!私です。ホテルの部屋から撮影

10年以上のブランクと体力の衰えは隠せません。初心者用の道具やし、風も弱いけど、私の頭の中にはメローなサザンとTUBEの曲が流れ始め・・・・・若き日の思い出が鮮やかによみがえってきます。

☆☆☆チョコッと回想☆☆☆
初めてウインドをしたその日から、私の人生は一変しました。乾いた砂に水が染み込んでいくようにウインドにのめり込み、長年続けた仕事を変わり、ウインド中心の生活が始りました。プロになれへんのはわかってたし、ウインドで生活できひんのもわかってたけど。

稼いだ金は全てガソリン代と道具代につぎ込み、車の中で寝た事も数知れず。初めてのレースで惨敗し一人泣いた日、台風の日に流され何時間も泳ぎ続けた日、練習中に骨折した肋骨は今も少し飛び出てるし、レースで強打した右足には今も傷跡が残ってる。

風が吹く限りいつも海にいてたな~。生活は苦しかったし、他人から見たら何やってんねんって思うかもしれんけど、あの時私は、いつまでも海にいたかったんや、風と戯れたかったんや。
☆☆☆回想おわり☆☆☆

いつまでもメローな気分に浸って妻をほっとくわけにもいかず、沖のほうに沈んでいる戦車を回航して直ぐにビーチに帰ってきましたが・・・・・やっぱり気持ちいいねん!このメローな時と風!私の周りだけ別の時間が流れてるみたいな気分になれますねん。帰りのロープ越えではもちろんスペシャルな技もバッチリ決まりました。


妻:「あきあこ~凄い~!うまいやん!」
チャモロ人:「オニイサン、スゴイウマイネ~」
チャイニーズ:「イマノ、スゴイヨ~、スキルアルネ~」
客が少ないので暇をもてあました、ビーチハウスのチャモロ人とチャイニーズも凄い凄いを連発してくれます。

あきあこ:「風も弱いし・・・・・たいしたことないですよ~」
と、言いつつも心の中で喜ぶ私。

妻:「私もやりたい~教えて~」
あきあこ:「よっしゃ!教えたるで~」
こうして妻にマンツーマンのウインドレッスン。風も水も温かいし「キャア~」って悲鳴をあげながら、バチャバチャ海に落ちても楽しそうでした。1時間ほど教えたけど・・・・・妻はドン臭いねんな~。

最後は妻をボードの後ろに腹這いに乗せて、沖のほうまでタンデム(二人乗り)セーリングしました。透明度が抜群なんで魚とかも見えるし、キャーキャーとはしゃいでます。


久しぶりのウインドやったんでさすがに疲れて、ビーチの木陰で休んでると、ビーチハウスの人とは別のチャモロ人が話しかけてきました。

謎のチャモロ人:「コンニチハ~。イツキタノ~」
妻:「昨日の夜です」
謎のチャモロ人:「キョウナニシタノ~?カンコウシタ~?アシタナニスルノ~?」
謎のチャモロ人はいろいろと話しかけてきます。笑顔で答える妻。適当に受け答えする私。

謎のチャモロ人:「アシタ、マニャガハ、イク?ジェットスキースル?バナナボートハドウ?サービススルヨ~」
妻:「え~、明日マニャガハ島へ行くんですけど~、まだ予約してないんですよ~、いくらですか~?」
謎のチャモロ人:「エ~ットネ~・・・・あsdfghjk」
妻:「じゃあ、明日9時30分でお願いします~」
あきあこ:「・・・・・・・」

商談成立・・・・・妻がマニャガハ島往復スポーツパッケージAを申し込みました。

マイクロビーチの沖にマニャガハ島って言う小さな島があって、そこに行く予定はしてたんやけど、普段は慎重な妻があっさり決めたんで、ビックリしました。嫌な予感がします。

ハァ?何で嫌な予感がするかって??

妻は自分で決めた後で必ず「あ~だ、こ~だ」と言って、後悔する人です。それだけやったらええのんやけど、その責任を必ず私に押し付ける人です。

で、謎のチャモロ人が立ち去った後でさっそく、ウダウダ言いはじめました。

妻:「このスポーツパッケージAはジェットスキーがついて、ランチ付きで・・・・・私ジェットスキーなんか、やりたくないのに~・・・・・ランチってどんなんやろ?変なんやったらどうしよ~・・・・・他の所は料金いくらぐらいなん?ほんまに安いのかな~・・・・・あきあこ!なんで止めてくれへんかったん!!」
やっぱりや。

あきあこ:「(お前が勝手に決めたんやんけ~)あ~ん、ゴメンゴメン。そやな~、一回部屋帰って他のパンフレットとかも見てから・・・・・嫌やったら、変更も出来るって言ってはったやん。な、そうしよ~」
怒らさない術は心得ています。はい。

結局、「決して割安や無いけど高くも無い」という結論になり、プラン変更とディスカウントしてもらうことで話がつきました。明日は朝からマニャガハ島です。ウダウダいいながらも、しぶしぶディスカウントに応じてくれた、謎のチャモロ人は一見怪しいけど、とてもいい人です。はい。


夕方までホテル前のビーチで遊んでいた私達は、部屋に帰ってシャワーを浴びさっぱり。ラナイでサンセットでも見ながらのんびりしたいところやけど、まだまだ妻の立てた予定は詰まっています。

まず、明日のマニャガハ島へ行く為に必要な買い物を、ショッピングセンターで済ませました。何が必要かって言うと、マリンシューズと魚の餌と水です。

マニャガハ島は珊瑚に囲まれているので裸足やと怪我するねんね。餌は魚のクセに安い魚肉ソーセージは食べへんって妻が主張したので、チキンの冷凍ソーセージを買いました。ほんまかいな。水はクーラーボックスに入る大きさのを2本。クーラーボックスも明日のパッケージについています。


ほんで買い物が終わったら、お次は「ガラパンストリートマーケット」です。
サイパンストリートマーケットの詳細はここをクリック

ガラパンまではタクシーを利用します。普通に使ったらお金かかるけど、ガラパンにあるDFSまでなら無料で行ってくれます。DFSが買い物客に代わってタクシー料金を払ってくれるんですね~。で、タクシーで御来店の私達は買い物するふりをして、別の出口から出て行くわけですね。

「ガラパンストリートマーケット」ちゅうのは、毎週木曜日の夜、サイパンの中心地ガラパンで屋台がいっぱい出て行われる夜店です。

日本の夜店のイメージは、なんや柄悪い兄ちゃんがたこ焼きやいてるの思い浮かべるけど、ここガラパンストリートマーケットに出店してるんは、ホテルのレストランとか有名な中華料理屋さんとかで、地元の人とかも大勢集まって大賑わいしています。

どの店も好きな料理を5種類~7種類ぐらい選べドリンク付きで5ドルぐらい。一通り見て回ってイタリアンと中華が美味しそうやったんで、二人別々に注文しようとしたんやけど、中華が一人では食べきれないぐらいの量やったから、二人で食べてイタリアンの店では食べませんでした。中華美味しかった~~。

デザートには焼きたてのアピギギちゅうのを食べました。笑福亭鶴瓶に似ている人が焼いている、チャモロ人が食べるデザートで、フルーツ味のお餅って感じです。焼きたてはここでしか食べられへんらしいですよ。


時々激しいスコールに見舞われましたが、ストリートマーケットを堪能した私達は・・・・・例によってお買い物です。アッチの店、コッチの店、またアッチの店、コッチの店と連れまわされつづけました。なんも買わへんのに女の人は疲れへんのかな~?

最近高騰して偽物まで出回っているボージョボー人形も、怪しい店で売ってたりします。「本物」ってダンボールの看板に書いてあったんで覗いてみると、「ホカノヒトニハ、イワナイデネ」とか言いながら、奥からボージョボー人形を持ってきました。看板出してるくせに、なんで他の人に言ったらあかんねん!

もともと買う気なんかないんやけど、値段を聞くと40ドルやて。どうみても5ドルぐらいの値打ちしかないんやけど。で、ディスカウント交渉すると下がるワ、下がるワ・・・・・半額以下になりました。もちろん、買っていません。

ツアコンのNさんの話によると、偽物と本物の見分け方は
本物=本体は木の実で出来ている。手や足は木の皮。
偽物=本体は木で木目があるのはあきらかに偽物。手や足は紐。
DFSの北側にある店は本物を扱っているけど、それ以外は怪しいらしいです。最近は精巧な偽物も出回ってるらしいけど。

ヘェ?私の持っているボージョボー人形は木目があるって??

そらぁ~、偽物や!偽もんに願いを込めたら、創価の彼氏ができるで~。


ところで、ガラパン地区はサイパンで唯一の繁華街なんやけど、客引きにはチョッと閉口します。妻と一緒に歩いていると「マッサージ、ドウデスカ?」とか「カンコクノ、ヤキニク、イカガデスカ?」とか。観光客より客引きのほうが多いです。で、妻がショッピングに夢中になって、私が一人にでもなろうものなら、「オニイサン、スケベ?」って寄ってきます。

誰がスケベじゃ、ゴラァ!
まぁ、確かにスケベなんやけど・・・・・。

客引きで一番しつこいのはチャイニーズでした。コリアンとチャモロとフィリピーナは断ると直ぐに引いてくれますが、チャイニーズだけはとことん食らいつてくるんで、昼間のマナーの悪いチャイニーズの事もあって、気分悪かったです。


で、妻と二人で客引きにあいながらもブラブラ歩いてると・・・・・フェンスに囲まれた空き地に鹿が飼われている場所がありました。ざーっと見ただけでも20頭ぐらいはいます。

そのうちの1頭がヨタヨタしています。ほんでよーくその鹿を見てみると、お尻に、な、なんと木の棒が突き刺さってるやんけ!それも二本も!昔、日本で矢ガモとか矢バトとかあったけど、サイパンで矢鹿に遭遇するとは。誰じゃ!こんなことしたんわ!なんちゅう可哀想なことするねん!

頭に一気に血が上りフェンスを駆け上がろうとした時に、もう一度よ~くその矢鹿を観察すると・・・・・お尻に突き刺さってるのんは木の棒やなくて、

あきあこ:「ウワァ~、足が出てる~!鹿の出産や~!」
妻:「ヒャー、凄い!」
まさか、サイパンの繁華街で鹿の出産を見れるとは思いませんでした。

私達が鹿の出産を見守っていると、さっき断ったばっかりのチャイニーズが近寄ってきて「マッサージドウデスカ?」ってまた声かけてきました。

マッサージなんかしてる場合か!このスットコドッコイ!

私はなんや興奮して
あきあこ:「見てみいな~!ほら!鹿の赤ちゃんが生まれるんやで~」
客引きチャイニーズ:「ウワー、ホント、スゴイケド・・・・・オニイサン、ニホンゴヘンダネ?」

関西弁や!まぁ、ええか。

あきあこ:「こんなん、見たことある?」
客引きチャイニーズ:「ハジメテダヨ~、アッ、チョットズツ、デテキタヨ~」
客引きチャイニーズも本来の職務を忘れて、鹿の出産に興奮しています。いつの間にか他の客引きチャイニーズも私達の回りに集まってきました。その数10人以上。

他の客引きチャイニーズ:「あsdfghjkl(興奮して中国語で)」
口々になんやら興奮した感じで話しています。鹿は横になったり立ち上がったりしながら出産を続け・・・・・15分ぐらいかけて出産。その瞬間、拍手と歓声が沸きあがりました。

新しい命の誕生に偶然居合わせた、私達日本人夫婦とチャイニーズの客引きの人達。なんやさっきは感じ悪い~と思ってたチャイニーズと握手もしたりして、その場にいた人達全員が笑顔を浮かべていました。

多くの人たちが亡くなった場所を訪れ、懐かしいメローな時と風にふれ、そして新しい生命の誕生に偶然遭遇した・・・・・そんなサイパンの一日もようやく終わろうとしています。

あきあこ:「そやけどなんで、こんな所に鹿がいるのん?」
客引きチャイニーズ:「チャモロジン、シカタベルヨ」
鹿はチャモロ人の食料やそうです。

2日目やっと終わり。3日目に続く。

次回予告
忍び寄る黒い影!
身体に走る激痛!
鮮血に染まる白い砂浜!
「・・・・・ち、血が止まらへん」
南の楽園が地獄に変わる?!