送り火

お盆期間中、
「今日もご先祖さまいるね！」
「まだ帰ってないよね？」
と楽しそうだった息子。

今朝起きると
「今日は帰る日かー」
となんだか淋しそう。

夕方になると
「もうすぐ帰るのかな」
と少しソワソワ。
「暗くなる前に送り火しようか」
と言うと、
やはり乗り気ではない様子だったものの
「よし！行こう！」
と気を持ち直して玄関へ。

迎え火の線香花火みたいな
控えめな火では淋しいから、
夏まつりでもらったライトで盛大に（笑）

空に向かい
「またねー」
と手を振っていました。

私は今までお盆の時期すら曖昧で
お盆＝仕事のお盆休みくらいにしか
思ってなかった不届きものでしたが、
期間中一連の息子の様子を見ていたら、
本当に部屋の中に
ご先祖さまがいるような気がしたり
今朝は久々に二十歳の時に亡くなった
父の夢まで見たりと
今までになくご先祖さまの存在を
身近に感じられたように思う。

お盆とはどういったものか、
息子に教えるつもりが、
息子に教えてもらったような気がする
今年のお盆でした。