てなわけで今回の公演秋兎的裏話。
メインでやらせて頂きましたのは四十七士の大高源吾。
初めての史実上の人物!
大高さん、同い年だったんですねー。
今の私の年齢で切腹したんですよ…辞世の句は
「梅で呑む茶屋もあるべし死出の山」
今から切腹をする人とは思えないたおやかさというか。
大高さんは10人の浪士の一番最後に切腹したそうです。
最後の最後にそういう心持ち、なんだかとても好きです、大高さん。
ちなみに今回の衣装はみんな同じ黒のたっつけ袴だったんですが、浪士も町人もみんな袴紐は結び切りだったのに大高さんだけ一文字でした(衣装さんの指定/笑)
堀部さん達を止めに行って言いくるめられて討ち入り推進派になってしまったり、連名状返しにまわったのは史実です。
稽古中は「短慮な人!」とか言ってましたが(笑)もっと時間があったらもっと大高さんと仲良くしたかったかなぁとそれはちょっと心残りです。
泉岳寺とか行きたかった…今年の12月は行こうと思います。
しかし今回は時代劇のタブーを破った忠臣蔵。
(すぽんさーとかごーこんとか…)
髪型の相談をした時に
「SBの(CMの)キ●タクみたいなのがいい」
と、意外な指定を受けまして(爆)不器用な私としては今までで一番凝った髪型になりました。
↓それがこれ。
直毛だから難しかったんですがなんとなく雰囲気的に。
前はポンパドールってやつでしたね。雰囲気的に(あくまでも雰囲気的に!)
で、センターをちょっと縛ってサイドを捻りながら縛った上で留める、みたいな。
ピンはなるべく隠してみたんですが…全然隠れてないね;;
我が弟もお揃いで前髪ちょっとポンパでした♪
しかしただでさえ首の動きが人一倍うるさい私…。
オープニングの踊りで既にばっさばさ。
町人ダンスでばっさばさ。
大高さんとして登場する前にばっさばさ。(泣)
これもありましたから↓
そう、第一の刺客!です。
殺陣については…なにもいうまい(泣)
初共演のRんちゃんとは唯一の絡み!
感情を全身で表すRんちゃんとの殺陣はリアリティがあって面白かったです。
そんなわけで、インテリジェンスでシュッとしたイメージの大高さんなのに、ダンス直後、殺陣直後の登場により…すでに汗だくヨレヨレ(笑)
一番涼しい顔したい所なのに(^^;
いや、もちろんちゃちゃっと襟元とかはチェックして、涼しげ~な顔して出て行きましたが(笑)
ちなみにオープニング直後の登場は大高さんではありません。
通称早籠三人組。
原さん、早水さん、萱野さんの三人で、私は原さんでした。
史実ではご高齢な方なのです。
さらにちなみに、大高さんと萱野さんとは浅野家三羽烏な間柄♪
そして最後に、殿。
本当は殿からまた大高さんに戻って討ち入りに参加したかったのですが…。
着替えはともかくその他オプションがどうしても間に合わず断念。
私の中では市井に紛れたまま終わってしまうので(笑)私の中の大高さんはFくさんに託したのでした、じつは(笑)
しかしそのおかげで昇天した後は舞台裏で殿暗躍(爆)
ばっさばっさとあの姿で(カテコあるから)上袖で行ったり来たりしてました。
そんなわけで、共演者の皆様、スタッフの皆様、そしてご来場頂いた皆様、また応援して下さった皆様のおかげで無事終幕致しました。
ありがとうございました。