ブラッド・ダイヤモンド

6点　（10点満点で採点してます。6点が合格ラインです。）

かなり評判が良かったので楽しみにしていたレオ主演の社会派・・・
アクション？サスペンス？で御座います。
結構期待して観たんですけどね～。
う～ん、どーなんでしょ。
まぁ、面白いと言えば面白かったんですけど・・・
率直に言って、ちょ～っと欲張り過ぎたかなぁ～って感じですね。

実話がベースになってるよーですし、少なからずともこの問題を提議したかった
と思うんですけど、そのわりにはそーゆー方向で頑張りきれてないって言うか・・・
簡単に言っちゃうと、エンタメ性が強すぎる気がするんですよね～。
まぁ、映画自体がそもそも娯楽なのでそれが悪いわけじゃないんですけど。
社会派ドラマ、人間ドラマ、アクション、サスペンス、どの方向にも可能性があって、
どの方向でも頑張っちゃって、どの方向でもそれなりに出来が良いもんだから
焦点がボケて反って散漫になってしまってたんじゃないかと。

それはキャラに対しても言えて、基本的にはダニー・アーチャーの物語なのに
ソロモン・バンディーの物語もほぼ同じくらいの比重で盛り込まれてるので、これ
またどっちつかずに・・・
しかも何気に掘り下げが浅いのでイマイチ響いても来なくて・・・
どこを見せたいのか、どこで魅せたいのか、更には最終的に何を言いたいのか、
もう一つ伝わって来ませんでした。

主演はもちろんレオナルド・ディカプリオですね。
一時期思いっきりアイドル扱いされて役も作品もしょーもないものばかりで（暴言）
役者としての評価をすっかり下げてしまったレオですけど、ここのところかなり持ち
直して来たんじゃないでしょうか。
初期の作品（『ギルバート・グレイプ』『ボーイズ・ライフ』『バスケットボール・ダイ
アリーズ』辺り）を観れば分かるよーに、元々彼は演技上手ですからね～。
今回もかな～～り良かったんじゃないかと思うのですが。

共演はジャイモン・フンスーとジェニファー・コネリーですが、ワタクシ的にはやっ
ぱりジェニファーですね。
相変わらず知性と美しさを兼ね備えた素敵な女優さんでしたよぉ。
っと、美人なら何でも褒めるワタクシって・・・（まいっか）
それほど出番が多かったわけじゃないですけど、しっかりと演技力＆存在感を
アピール出来てたと思います。

てわけで、作品に対してはわりと厳しいことばかり言っちゃいましたが（いつもか・・・）
、まぁツッコミ属性なのでそんな内容になっちゃうわけで、実際はちゃんとそれなり
には楽しむことが出来ましたので～。
ま、キャストの力が大きかったのも事実ですけど。