第７１回 菊花賞

牡馬クラシック、最後の一冠はビッグウィーク！

皐月賞馬もダービー馬も居ない今年の菊花賞。
勝ったのはジンクス通り夏の上がり馬、ビッグウィークでした。
コスモラピュタが大逃げを打つ中、番手の競馬で楽に追走出来たのが大きかったですね。
しかも、千から二千で一気にペースが落ち、スタミナも温存出来ましたよね。
更に、ローズキングダムの１強状態で有力馬が全てローズキングダムを意識していたので、わりと出し抜き易い、特に前に行った馬には有利な状況になり、それらの恩恵を最も受けたのがビッグウィークだったんじゃないかと。
ま、もちろん、相手のレベルが低いとはいえ、ここまで大崩せず堅実に走ってきたので、それなりに地力もあったのでしょう。
とにかく、千載一遇のチャンスをきっちりモノにしたのはお見事でした。

２着はローズキングダム。
いや～、すっごい脚使ったんですけどね～。
多少なりとも距離の不安があるので、やっぱり折り合いを欠くよーな、自分から積極的に動くよーなことは出来ないですからね～。
まぁ、ペースがガタッと落ちた時とか、３角から４角までとか、誰か捕まえに行ってくれって思ったでしょうけどね。
今日みたいな展開だと、捕まえきれなかったら仕方ないってとこでしょうかね。
ま、負けてなお強しってところは示したんじゃないかと。

３着はビートブラック。
これまた前の競馬からまんまと粘り込み。
てか、入着したうちローズ以外の４頭は前に行った馬なので、ほんと、完全に前残りなレースになっちゃったなぁ～と。
でもって、やっぱりローズは力が抜けてるなぁ～と思わずには。

２番人気トウカイメロディ、３番人気ヒルノダムール、４番にんきクォークスターは見せ場もなく着外。
まぁ、展開に泣いたってのが一番ですし、ローズをマークせざるを得ないし、ヒルノダとクォークはローズ以上に自分から動けないしで、まぁ、負けるべくして負けたって感じですかね。
個人的にはトウカイにはもちっと積極的な競馬をして欲しかったですけどね。

てわけで、菊花賞馬になったビッグウィーク。
でもって、世代最強の一角は死守したローズキングダム。
この後はJCや有馬が目標なんでしょうけど、どーですかねぇ～。