うーーん。良い話と悪い話のどちらからするか迷うのだけれども、悪い話、と言っても、それほど悪いわけではないし、どちらかと言えば私の勝手な期待感の方が大き過ぎただけなんだろうということで、そちらの話から先にしよう。
その前に、一応復習として。RESET公演は、初めての組閣をした後のチームKに与えられたセットリスト。オリジナルではないとはいえ、初めての組閣を経た後の新チームSにとっても共感できる部分が多いのではないかと思っていた。同時に、それまでAKB48の中では激しい動きの多い曲を良くやって来たチームKが、組閣によってメンバーが入れ替わった後にもなお、そうした「チームKらしさ」を維持できるかどうかが問われたセットリストでもあった。ダンスの激しさ、運動量の多さでSKE48、いや48グループ全体を圧倒して来た「チームS」の名を継いだ新チームSにとっても、同様の期待が寄せられる局面であり、RESET公演は、それによくフィットするセットリストであるように思う。
はたしてどうであったか。
正直な感想としては「あれ、こんなものなの?」というものだった。全員、そんなに悪いパフォーマンスだったとは思わない。けれど、何だか雑だな、という気がしてしまう。フリの中で、瞬間動きを止めて、ほんとのわずかな「間」を作るべきところを、しっかり止めずに流してしまっている人/場面が多い。あるいは、フリの動き始めと途中と終わりで微妙な速度差をつけて美しさを見せるべきところを、終始同じ速さで動いてしまっている。さらには、フリの解釈が人によってあまりにもバラバラで、チームとしてのまとまり感がない。
アンコールに追加されていたSKE48の楽曲では、そういったところもしっかりできていたように見えるので、メンバー個々の問題というよりは、レッスンの質と量の問題なのかも知れない。何が理由であれ、劇場公演が今のあのクオリティで良いとは、おそらくメンバーたち自身も思っていないはず。何が足りないのか、それを埋めるためにどんな努力が必要で、何を補うべきなのか。メンバー同士で話し合い、一緒に乗り越えて行ってほしい。そうする中であなたたちは、本当の意味で「チーム」になって行けると思う。
ということで、やっと良い話。ゆりあが素晴らしかった。動きの端々に、局面局面の表情に、目線の使い方一つ一つに、自分がセンターで公演を牽引するのだという覚悟と意欲が感じられた。ほかの人たちのほとんどが「ぎりぎり合格点はとれるけれど、見る人の心を動かすには足りない」みたいなパフォーマンスだった中で、群を抜いて表現力が高かった。このゆりあを観られただけで、今日のほかの諸々は帳消しにできるくらい良かった。この意識の高さ、表現レベルの高さを劇場公演で出し続けられるならば、SKE48の、いや、48G全体での新世代エースへと大化けする可能性がある。どうか頑張って欲しい。
なお、辛うじてそれに続いていたのが都築さん、矢方さん(すまん、私この人あんまり好きじゃないと思っていた、っていうか今も別に好きではないんだけど)くらい。ほかの人たちもそれなりにはやっていて、決して悪くはないんだけど、何か一つ二つ足りない、という気がしてしまったなぁ。
とりあえずここまで。
その前に、一応復習として。RESET公演は、初めての組閣をした後のチームKに与えられたセットリスト。オリジナルではないとはいえ、初めての組閣を経た後の新チームSにとっても共感できる部分が多いのではないかと思っていた。同時に、それまでAKB48の中では激しい動きの多い曲を良くやって来たチームKが、組閣によってメンバーが入れ替わった後にもなお、そうした「チームKらしさ」を維持できるかどうかが問われたセットリストでもあった。ダンスの激しさ、運動量の多さでSKE48、いや48グループ全体を圧倒して来た「チームS」の名を継いだ新チームSにとっても、同様の期待が寄せられる局面であり、RESET公演は、それによくフィットするセットリストであるように思う。
はたしてどうであったか。
正直な感想としては「あれ、こんなものなの?」というものだった。全員、そんなに悪いパフォーマンスだったとは思わない。けれど、何だか雑だな、という気がしてしまう。フリの中で、瞬間動きを止めて、ほんとのわずかな「間」を作るべきところを、しっかり止めずに流してしまっている人/場面が多い。あるいは、フリの動き始めと途中と終わりで微妙な速度差をつけて美しさを見せるべきところを、終始同じ速さで動いてしまっている。さらには、フリの解釈が人によってあまりにもバラバラで、チームとしてのまとまり感がない。
アンコールに追加されていたSKE48の楽曲では、そういったところもしっかりできていたように見えるので、メンバー個々の問題というよりは、レッスンの質と量の問題なのかも知れない。何が理由であれ、劇場公演が今のあのクオリティで良いとは、おそらくメンバーたち自身も思っていないはず。何が足りないのか、それを埋めるためにどんな努力が必要で、何を補うべきなのか。メンバー同士で話し合い、一緒に乗り越えて行ってほしい。そうする中であなたたちは、本当の意味で「チーム」になって行けると思う。
ということで、やっと良い話。ゆりあが素晴らしかった。動きの端々に、局面局面の表情に、目線の使い方一つ一つに、自分がセンターで公演を牽引するのだという覚悟と意欲が感じられた。ほかの人たちのほとんどが「ぎりぎり合格点はとれるけれど、見る人の心を動かすには足りない」みたいなパフォーマンスだった中で、群を抜いて表現力が高かった。このゆりあを観られただけで、今日のほかの諸々は帳消しにできるくらい良かった。この意識の高さ、表現レベルの高さを劇場公演で出し続けられるならば、SKE48の、いや、48G全体での新世代エースへと大化けする可能性がある。どうか頑張って欲しい。
なお、辛うじてそれに続いていたのが都築さん、矢方さん(すまん、私この人あんまり好きじゃないと思っていた、っていうか今も別に好きではないんだけど)くらい。ほかの人たちもそれなりにはやっていて、決して悪くはないんだけど、何か一つ二つ足りない、という気がしてしまったなぁ。
とりあえずここまで。
Team Sって栄のフラッグシップとしての気概が強いんだな、と思うことがあります。
決して「本店」のコピーに終わらない、それ以上(というかそれ「以外」の何か)を求めずにはいられない。というか。
それは「PARTY」公演の最初のダンスからそうだったように思えます。「これ同じテンポの同じ曲かよ?」と感じないではいられませんでした。
それは牧野先生の、「やるなら秋葉に勝つ」という薫陶が今でも生きているせいなのかも知れません。
「RESET」もそうで、Sの演出ではいちばん最初の最初、照明がついた瞬間にメンバーは宙に浮いているんですよね。しかも直後のフリはちゃんと両足をついている。
かなり綿密にタイミングを調整した演出なんだと思います。
だからクオリティーはともかく、彼女たちは「何か別のもの」をやろうとしているのじゃ無いのかな。
ああ、書いてるうちに生で見たくなったぞ。
禁断の遠征の扉が…
決して目立つメンバーじゃ無いけど、何と言っても僕が生まれて初めて見たTeam Eのコンサート(「見逃し2:逆上がり」)で、心奪われたメンバーですから。けなげさと、ほんのちょっぴり「狂気」を隠した人だと思いました。
都筑りかはシャーマンかよw
私も「見逃した君たちへ」で、その「狂気」の片鱗を感じて、魅力と危うさとを感じた一人なので。
http://blog.goo.ne.jp/akb48fan/e/a600553052724efba4c1ec349522e0fe