ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■プラド美術館展~東京都美術館

2006-04-03 22:39:02 | ■雑談
昨日行ってきましたプラド美術館展。
スペインの魂と呼ばれるプラド美術館の秘蔵のコレクション全81点が見れるとあって大賑わいでした。

母親が新聞屋さんからタダのチケットを貰っていたので、一緒に行こうと声を掛けられていたのです。
しかし・・・
タダの物が大好きな母親は先着500名に配られるというクリアフォルダ&ポストカードをゲットすべく朝一番に行くというのです・・・

その為開園前に美術館に列を作り鑑賞したのですが、おかげで目立った混雑もなくゆっくりと鑑賞できました。

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出展は、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルーベンス、ベラスケス、ムリーリョ、ゴヤといった巨匠の作品が中心でした。

作品は宗教画、肖像画がメインでしたが、「ボデゴン」と呼ばれるスペイン絵画の静物画がなかなか面白かったです。
果物や食器がまるで生きているかのような表現手法の絵画で、今までみた静物画とは明らかに異なる作品でした。

最も素晴らしいと感じたのは、ベラケラスの「道化ディエゴ・デ・アセド・プリモ」という作品。
そこに描かれた本(聖書?)のページが一枚一枚書かれたかのような繊細な絵画でした。
筆の毛の跡をうまく残して描いているのだと思うのですが、近づいてみるとただのベタ塗りに見えるのです。
でも、逆に離れて見ると本がずっと本物に見える。
こういう油絵の表現技法は本当に素晴らしい物ですね。

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最近ベストセラーのダヴィンチコードを読み始めた私。
宗教画を見ながら、今までとは違う視線で絵画を見つめている事に気付く。
あの天使の指先には?目線には?
と、いろいろ思いを馳せて眺めるのですが・・・

やはりなかなかその絵画の背後に隠れた意味までは良くわかりません。
と、プログラムを見ていたら4/8(土)に「名画に隠れた謎を解く」という題名の公演があることに気付いたのです・・・

ものすごく気になります。どんな謎が、どの絵画に隠されていたのか・・・

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まだまだダヴィンチコードはストーリーの序盤なのですが・・・
宗教画への興味が高まる一方。
イロイロな絵画を知識無しに見る前にこういった著書に出会いたかったです。
イタリアに訪れたときに「最後の晩餐」を見損なった私・・・
是非、その絵画を見にまた訪れてみたいものです。





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6 Comments

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Unknown (no.502)
2006-04-04 13:02:01
西洋絵画も日本絵画もそれらの背景にあるものごと

って膨大だよね。ちょっと勉強してみよっかな?

ところで、僕のブログからリンク貼らせてもらって

よろしいでしょうか?
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どうぞどうぞ! (akatuki)
2006-04-04 16:55:57
>no.502さん



どうぞどうぞリンク貼ってくださいな。

ほんと、ダヴィンチコードを読めば読むほど絵画に興味がわきます。

多分、キリスト信者で聖書の中身を知っていればもっとイロイロな見方が出来るのではと思うのです・・・



そのへんどうなんでしょうね?
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ダヴィンチコード (aonuma)
2006-04-05 01:24:02
読みたいと思いながら、タイミングを逃してまだ読んでません。

映画じゃ表面しかわからないかなぁ。

その背景にあるものまで知りたかったら、やっぱり小説?
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ダヴィンチコード (akatuki)
2006-04-06 23:02:15
>aonumaさん



毎日電車で少しづつ読んでいるのですが・・・

楽しすぎです。

約一時間の道のりがあっという間。

駅に近づくと、まだつくな~って感じ。



やはり、小説で知識つけてないと映画についていけない気がします。

是非、小説を読んでみてください。
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Unknown (ちびなべ)
2006-04-08 23:40:52
スペインでプラド美術館を訪れた時の印象は、ずばり「圧縮陳列」。教科書に載っているような超有名な絵画や大そうな絵画が壁一面にところ狭しと飾られている。あんな美術館は未だに出会った事はないですよー。今日本でやっているんですね。見たいかも。
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圧縮陳列 (akatuki)
2006-04-09 07:44:35
>ちびなべさん



そうなんですか。

プラド美術館にいかれたんですね。

展覧会や美術館で、自分の知っている絵画に出会うととても嬉しいですよね。

え!こんなにこの絵って大きかったの~って

その存在感だけでも感動してしまう。

やはり、芸術は実際に触れてみなければですね。



是非足を運んでみてください。
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