先日、MLH(自邸ではありません)のコンクリートの圧縮試験に立ち会ってきました。
この試験はコンクリートの強度が設計通りに出ているか確認するために行われるもので、一回のコンクリートの打設につき1週強度、4週強度と二回行うことになります。
今回はこの水中に沈められた(水中養生された)試供体を使ってコンクリートの4週強度を確認します。
この試供体の個数はコンクリートの量や打説回数によって決められているもので、この現場では3個の試供体をそれぞれ試験いたしました。
現場ではこのコンクリートの打設時に、スランプ値や空気量などを確認しておりそれらの値は適正値である事は確認済みで、この破壊試験をもってコンクリートの試験は最後となります。
試供体を検査機械にセットし、徐々に圧力(重さ)を掛けていきます。
設計の強度は30N/m㎡で、機械の数値が30になるまで壊れなければ合格です。
しばらくして試供体の表面がパキッと音を立ててヒビが出たところで試験終了です。
手前の二つの試供体は検査後のもので、このように微細なヒビが入るところでストップします。
決して粉々に粉砕する試験ではないのでちょっとイメージと違うかもしれません。
さて、気になる数値は・・・
この試供体は39.5N/m㎡で設計の予定強度を大きく超えて合格。
三個の試供体の平均値も38.4N/m㎡と問題はありません。
これらの実験の結果を記録して報告書をまとめ上げます。
これで、問題なく型枠を外す事ができるわけです。
オマケで試験場の写真です。
試験場での検査の立会いっていうことで伺ったんですけど・・・
試験場という格式ある建物でなく、こんな町工場のような建物でした。
ガラ~~ンとした空間に水槽が二つあり、扇風機がグルグル回っています。
入り口の隅にはいろいろな現場の試供体が並べられていて試験の日を待っています。
10日、11日、12日・・・と日付毎に区分けされコンクリートの塊が並んでいる姿はちょっと滑稽でした(^ー^)
中には、ピンクに塗られたコンクリートの塊があって、これは中性化試験といって耐震診断などで、既存建物のコンクリートをくりぬいて劣化の程度を確認しているものもありました。
コンクリートはアルカリ性の為、フェノールフタレイン溶液をかけると赤色になる。
この色によって劣化の程度を確認して、耐震補強の目安にするのです。
そんな写真も撮りたかったのですが、ほかの現場の試供体の撮影は固く断られてしまったので、言葉だけでお伝えしておきま~す。
※本物件はグループアプローチ建築設計事務所勤務時代に担当者として設計に携わりました。
現在は退所し、物件写真等は削除させていただいております。
この試験はコンクリートの強度が設計通りに出ているか確認するために行われるもので、一回のコンクリートの打設につき1週強度、4週強度と二回行うことになります。
今回はこの水中に沈められた(水中養生された)試供体を使ってコンクリートの4週強度を確認します。
この試供体の個数はコンクリートの量や打説回数によって決められているもので、この現場では3個の試供体をそれぞれ試験いたしました。
現場ではこのコンクリートの打設時に、スランプ値や空気量などを確認しておりそれらの値は適正値である事は確認済みで、この破壊試験をもってコンクリートの試験は最後となります。
試供体を検査機械にセットし、徐々に圧力(重さ)を掛けていきます。
設計の強度は30N/m㎡で、機械の数値が30になるまで壊れなければ合格です。
しばらくして試供体の表面がパキッと音を立ててヒビが出たところで試験終了です。
手前の二つの試供体は検査後のもので、このように微細なヒビが入るところでストップします。
決して粉々に粉砕する試験ではないのでちょっとイメージと違うかもしれません。
さて、気になる数値は・・・
この試供体は39.5N/m㎡で設計の予定強度を大きく超えて合格。
三個の試供体の平均値も38.4N/m㎡と問題はありません。
これらの実験の結果を記録して報告書をまとめ上げます。
これで、問題なく型枠を外す事ができるわけです。
オマケで試験場の写真です。
試験場での検査の立会いっていうことで伺ったんですけど・・・
試験場という格式ある建物でなく、こんな町工場のような建物でした。
ガラ~~ンとした空間に水槽が二つあり、扇風機がグルグル回っています。
入り口の隅にはいろいろな現場の試供体が並べられていて試験の日を待っています。
10日、11日、12日・・・と日付毎に区分けされコンクリートの塊が並んでいる姿はちょっと滑稽でした(^ー^)
中には、ピンクに塗られたコンクリートの塊があって、これは中性化試験といって耐震診断などで、既存建物のコンクリートをくりぬいて劣化の程度を確認しているものもありました。
コンクリートはアルカリ性の為、フェノールフタレイン溶液をかけると赤色になる。
この色によって劣化の程度を確認して、耐震補強の目安にするのです。
そんな写真も撮りたかったのですが、ほかの現場の試供体の撮影は固く断られてしまったので、言葉だけでお伝えしておきま~す。
※本物件はグループアプローチ建築設計事務所勤務時代に担当者として設計に携わりました。
現在は退所し、物件写真等は削除させていただいております。