
自宅建設と同時進行で書き綴っている為、初めて記事を読まれる方は第一話からご覧ください。
すこしづつ更新していきますので、お引き立ての程宜しくお願いいたします。
◆建築家の自邸・目次はこちらから
---
建物の建設には様々な制限がかかるのですが・・・
その一つが道路斜線制限。
道路が真っ暗にならないように、ある一定の距離を保って建物が建つように定められた法律です。
よく、道路際に建つ建物が三角に切り取られたような形をしているものを見かけると思いますが、それがその道路斜線制限により制限された姿。
あまり美しいものではありません。
通常道路の反対側の境界線から”距離”×1.25(若しくは1.5)倍の高さまで建設が許されています。
この決まりにも緩和規定があって、道路から離れた建物には少し緩くしようとか高低差がある場合は考慮しましょうとか・・・
その道路斜線制限が大きく変わったのが、天空率という新しい考え方が導入されてから。
導入されてもう2年ぐらいになるでしょうか、随分この法律のおかげで都市の景観が美しくなった気がします。
上の円の様な道路から360度眺めた空を描いて、計画建物の空に対する面積を比較するやり方です。
私の親世帯住居もこの緩和規定を利用し建設しようと考えています。

その下準備として簡易的にチェックを行いました。
結果はOK!
といっても、そんなに余裕がないのでギリギリの設計となってしまいました。
確認申請の提出には座標データや、求積表など大量の書類が必要になってしまうのですが、とりあえずこの詳細検討は後回しにして他の図面の作成に時間を割きます。

もう少し自邸の天空率の説明をしますと・・・
上の図は、一番厳しいチェックポイントでの天空率を比較した図です。
紫の図形は通常の道路斜線制限に適合した建物の天空投影図。
緑色の道路から眺めた天空に対する割合を示しています。
一方、青い図形は、私が設計した計画建物。
紫の道路斜線適合建物に比べ”b”の部分が突出しているのがわかります。
そこが道路斜線から飛び出た部分になります。
そして、”a”の部分が逆に道路斜線から引っ込んだ部分。
このaとbの部分を差し引きして道路に影を落とす面積が少なければOKという事になります。
ここにも細かい決まりがあって、東京方式だと0.02%余分に天空を確保しなさいとか、道路が屈曲している時の考え方、塀や玄関のタタキまで考慮しなさいとか・・・
こういうワンランク上?の検討をする設計って、それにより確実によい建物が出来るのだけど・・・
手間が掛かって大変です。
設計の時間が足りないのに、書類作りにも手間取りそうです・・・
今から億劫でなりません(笑)































意外に住宅っていろいろな決りに縛られているんですよね。
だから面白いところでもあり辛い所でもあります。
でも、ピタッとはまった時ほど嬉しい事ってないんですよね〜
建築っていろいろと規制があるけど、数値的なものよりも、その街の一員になるんだっていう気持が建物にも必要ですよね。
思いっきり浮きまくってる建物って好きじゃないので。
akatukiさんなら、馴染んでるけどかっこいいそんな家を建てるんだろうなって期待してます。
建物が都市に溶け込む調和って重要ですよね。
でも、我が家は外観には力が入れようがないというか・・・
内部的要素を重視しているのであまりかっこよくならないです・・・
と、先に言い訳させてもらいます(笑)