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ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■フランク・ロイド・ライトの幻影~帝国ホテルロビー~名古屋旅行②

2008-05-10 07:43:41 | ■建築見学・展覧会
GWに訪れた名古屋旅行の様子を引き続きお伝えします。
■前回の様子(名古屋城・スパイラルタワーズ)はこちらから

二日目のこの日は朝から博物館”明治村”へ。
栄のオアシス21から祝祭日に運行しているシャトルバスに揺られ約一時間で到着。

あいにくの空模様の中、まず一直線に向かったのがこの帝国ホテル中央玄関。
近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト氏設計の有形文化遺産です。




このロビーは火事での消失・大幅な予算オーバー・関東大震災の被災など様々な困難を乗り越え開業した旧帝国ホテルの顔である。
残念なことにライトはこのホテルの完成を見ることなく帰国したと言われているのですが・・・
私は、雨模様の中本来の色のエントランスを見ることが出来ないまま帰って来た事に後悔。
レンガの赤いハズの色がご覧のようにくすんでいて・・・



それでも、室内はしっかりと見学できました。
ロビー部分のみ移築したと聞いていたのであまり広くないと思っていたんですけど、意外と見ごたえ有。
出入り口は低く、地面から自然な形で中に導かれ、内部で段差をつけて処理をしている所はさすが。
階段を登ると、ぐんと天井が高くなり2層吹き抜けの開放的なロビーが待ち構えています。



天気の事も残念でしたが、GWに来てしまった事に二重に後悔・・・
人が多すぎる~~~!
人の波が切れる所を狙って写真を撮ろうと思うんだけどコレが限界(^ー^)



スクラッチタイルと大谷石の組み合わせが綺麗なんですけど、それを引き立てるこの照明がグッド。
単純な形態を組み合わせた幾何学体から漏れる光が妙にマッチしてるんです。



透かし彫りの装飾は文句なし。
贅沢ですよねぇ。
当初の予算の6倍に膨れ上がったっていうのも頷けます。



六角形の窓もいい感じ。
不思議な形で切り取られた景色は思わず見てしまうというか、意識してしまう。



移築前はこの先に客室が繋がっていたハズなのですが・・・
今はロビーしか残ってない為、当時の様子がうかがい知る事が出来ません。
もっと建築的な繋がりをイメージしてこの窓が設けられているはずなのに・・・



二階では、お茶をする事が出来ます。
ただ、まだ到着したばっかりの我々はまだまだ見なければ行けない建物がいっぱいの為、ここでの休憩はパス。



シカゴのロビー邸でも同じようなお皿のオブジェがありました。
植物の飾り方としてすごくゴージャスですよね。

この帝国ホテルの装飾はマヤ文明の影響を受けているように思う。
オークパークで見たネイザン・G・ムーア邸でも見たような装飾が軒裏や階段の裏にも見られました。

しかし、本当に残念ですよね。
明治村のガイドブックによると解体したのが1968年で移築が1976年。
40年前までは残っていたんですよねぇ。
あ~~~なんで解体(移築)しちゃうのよ。
このエントランスが残っていたら絶対泊まりに行くのになぁ。

---オマケ---



裏側に回ってみると・・・しょうがないのだけど残念な事に。
建築って一番大きな芸術作品だと思うから後世に残すのって本当に大変ですよね。
こういった”明治村”のような施設があるからこそ、私が見ることが出来るわけで・・・
その事は非常に感謝すべき事なのだけど、ホテルのロビーとしての用途で出来れば一度訪れたかったなぁと思うわけです。

---

次回は明治村の様子をお伝えします。

■タイムスリップ明治村~名古屋旅行③はこちらから

---フランク・ロイド・ライトに興味のある方は是非こちらも---

■Akatukiのシカゴ・オークパーク視察旅行
ロビー邸、フランク・ロイド・ライトの自邸兼事務所、ユニティテンプル等の写真を公開中

■Akatukiのデザインしたプレーリーハウスの竣工写真
フランク・ロイド・ライト風にデザインをした小規模住宅

■自由学園「明日館」情報
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