Akatsuki庵

日々と向き合って

県境、秘境の駅

2015年09月14日 13時27分56秒 | 泊りがけの旅行
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この1週間、台風が東海地方を縦断して、関東地方に大雨が降って川が氾濫して
関東平野に地震があって、そして今日は阿蘇山が噴火して、、、

立て続けの自然災害にしばし呆然。

てか、単に体調も低空飛行なんだけど。


さて、一昨日の続き。

先週、諏訪から飯田線を南下する旅にでた。

天候を気にして、乗り継ぎ以外の途中下車をすることなく、
ただただ目指した飯田線。

途中、予想通りに食糧を調達できなくて、空腹になったが、
メロンパン一個でなんとか乗り切る。

意外だったのは、悪天候にかかわらず、
車内にはそこそこの人数が乗っていたこと。

ほとんど青春18きっぷ客だと思うけど。

安上がりの移動目的の東海道線と違い、路線を楽しむ目的で乗っている人がほとんどで。
そのあたりは面白かった。

最初は西向きの窓辺に座っていたんだけど、窓辺に妙な虫が張り付いていたので
気持ち悪くて、車両を移動して東側の席に座ったのが運のツキ。

飯田から先の渓谷が立たないと見えない~

失敗したぜーーーー。

本当に今回の旅は散々だっ。

ツイてないにも程がある。

と思った。

唯一、ツイていたのが小和田駅。

「こわだ」と読む。

人気の秘境駅。

なぜならば、長野、愛知、静岡の三県境に接しているから。

乗っていた車両というか、座席の一番近いドアが

たまたま、三県境の道標の真ん前。







1回で撮影するのは難しい。

虫のせいで車両を移動しなければ、道標すら見つけられなかっただろう。

これを見られて、撮影できただけで、

諏訪で途中下車できなかったことも、昼食が食べられなかったことも
渓谷をゆっくりできなかったことも、

ノープロブレム! っていう気分になった。


そしたら、急に眠たくなって、一寝入りして目覚めたら、
西側のボックスに座っていたサラリーマン風の男性が下りたらしく、
座席が空いていた。

そこに移動して、再び車窓を眺めた。

線路は長野県からいったん、静岡県に入り、天竜川の本流から離れて、愛知県に入っていく。

長篠城跡が見えた。

いわゆる「長篠の戦い」はこの城を巡る攻防だが、
かの有名な合戦が行われたのは、少し離れた設楽が原。

だけど、城の前の三角州もばっちり見えた。

やはり、ブータンのお城の地形に似ている気がした。


そして、東名高速道路の下を潜り、「意外と山沿いなんだなぁ」と思い、
列車は豊川へ。

ここで下車。

お宿は豊橋ではなく、豊川でとった。

豊橋は便利なんだけど、昨年途中下車した際にちょっと雰囲気が気に入らなくて。

やはり空襲で丸焼けになった後の感じが残っているのが、ちょっと。

豊川稲荷も参拝したいなと思ったし。

結局、行けなかったんだけど。

なにわともあれ、この晩は早めに食事と入浴を済ませてのんびりした。

たまにはビジネスホテルも悪くない。


続く~

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