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円高圧力の驚異 金融市場に及ぼす影響

2017-04-18 11:59:31 | 経済


先行きの不透明感が高まった際、大手投資家はリスクを削減する。相対的に金利の高い新興国の通貨などを売り、資金調達に用いていた円を買い戻すことが多い。

これが、“円は安全通貨”と呼ばれるゆえんだ。米国では、税制改革などが進みづらいとの見方に加え、トランプ大統領の側近同氏の対立が鮮明になっている。

米国の政治への不安に、中東や朝鮮半島の地政学リスクが加わることで、投資家心理は一段と神経質になっている。

朝鮮半島情勢の安定のためには、韓国社会の安定、米中が同じ認識で北朝鮮への圧力を強めることが必要だ。韓国の政治は大衆迎合に流れ、安定には遠い。米国第一の政治を掲げるトランプ大統領は、強い米国を有権者に印象付け、何とかして支持率を挽回したい。

中国の習国家主席は支配基盤の整備に向けて、米国に譲歩はしたくない。
北朝鮮は大国の関心を惹くためにミサイル発射などの挑発を続けるだろう。米国は北朝鮮の暴走を抑えるために、一段の強硬姿勢を示す可能性がある。

それは、金融市場に無視できない影響を与える。アジアを中心に株式市場は下落し、世界的なリスクオフが進む可能性もある。

トランプトレードの巻き戻しへの警戒も加わり、比較的短期間に、世界の景況感が悪化する可能性がある。

トランプ政権は、国際社会の協調を得ることなく単独でシリアへの攻撃を強行した。従来に比べると、対応は異例だ。世界は、未知の状況が出現し、従来の発想が通用しない“非連続”の時代に入りつつある。

4月6日のミサイル発射時、ドル円は110円台で踏みとどまったが、それ以上のドル安・円高が進む可能性は排除できない。市場がリスクオフに向かった時、円高圧力が高まりやすいことに注意が必要だ。

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