蝶をよぶ花々

お花は手を加えず自然のままが一番だと思うのですが、折々に撮ったお花や時には昆虫やお魚等の写真を加工して楽しんでいます

明日を待つ蕾(酔芙蓉)

2009-09-28 | 
自宅から300メートル程離れた、或るお宅の酔芙蓉の蕾です。
道路から手の届く場所に、優しげに咲くこのお花が通る度に
気になっていました。数日前思い切ってお宅を訪ね、
許可を得て数枚の写真を撮らせて
もらいました。
朝は白く、次第にほんのりと色づき始め
夕方にはピンク色に染まります。
原産地は中国だそうですが、楊貴妃がお酒に酔いほんのりと頬を
染めている様子を想像してしまいます。次回は満開の酔芙蓉です。








原画

コルチカム

2009-09-25 | 
  真砂なす 数なき星の その中に 我に向かいて 光る星あり  
                                  正岡子規

好きな短歌を一つだけ選ぶとしたら、私は迷うことなく正岡子規の
上記の短歌を選びますが、橘曙 覽(たちばなのあけみ)の歌を
初めて知った時、短歌の神髄を教えられる思いがしました。
  たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 
                    無かりし花の 咲ける見る時 
                      
橘曙 覽(たちばなのあけみ)
現代短歌の中には解釈の難しい歌も数多くありますが、
平明な言葉で、身の周りにある幸せを詠んだこの歌は、
読者の心の中にすんなりと、受け入れられるのではないでしょうか。

正岡子規が、源実朝以来の歌人と讃えた橘曙 覽は、
江戸末期の歌人で、歌集「独楽吟」があります。

今朝の私のささやかな幸せ、数日前まで蕾だったコルチカムの花です。





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旭山動物園 シロテテナガザル

2009-09-21 | 
8月29日にオープンされたばかりの「テナガザル館」で、3匹の親子が
ロープや鉄の棒を渡って遊んでいました。
猿の仲間の中でもシロテテナガザルは、抜群の運動能力を持っていて、
坂東元園長談によると「空間把握能力に優れ、予想もできない
三次元的な動きをする。長い腕を利用して、ぶら下がって身軽に動く」
のだそうです。尾はなく、太くて長い腕と、手足の白さに特徴があって、
エキゾチックな容貌のお猿さんです。







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旭山動物園 レッサーパンダ

2009-09-19 | 
北海道旅行の第一目的の旭山動物園は、平日にもかかわらず
大勢の人で賑わっていました。修学旅行中の中学生や遠足の
幼稚園児に交じって、童心にかえり園内を回りました。
まず最初に、立ち姿のレッサーパンダに出会いました。
写真は横顔で表情が良くわかりませんが、丸くてくりっとした眼が
可愛らしい動物です。まだ子供なのか絶えず動き回っていて、
なかなかシャッターチャンスがつかめませんでした。


フレームはワードのクリップアートを利用しました。







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小樽運河2

2009-09-14 | 
倉庫の壁面を覆う蔦の葉が、夕日を浴びて川面に映え、
美しい光景を描いていました。その川面を小さな観光船が
七色のうずを残して通り過ぎて行きます。夜の帳がおりる頃、
運河はガス燈や街の灯りを写し、昼とは違う趣きを見せます。
運河を観るなら、ロマンチックな雰囲気の夜がお勧めです。
小樽といえば裕次郎ゆかりの地ですね。小樽駅の4番ホームは
裕次郎ホームとも呼ばれていて、裕次郎の歌が流れていました。
時代の波に乗って石原裕次郎がさっそうと登場したのは、
今から50年ほど前でしたでしょうか。映画スターのブロマイドは
買ったことがなかったのですが、
裕次郎だけは別格でした。
2枚机の引き出しにしまっておいたのを、
覚えています。
姉の友人が裕次郎の友人ということもあって、
○○さんへ(姉の名前)と書かれた裕次郎自筆の色紙を持つ姉は、
私以上のファンでした。

小樽に建つ裕次郎記念館には、行きませんでしたが
ホームの歌声を聴き、過ぎ去った青春と裕次郎に思いを馳せました。







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