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公園暮らしのタヌキがエサにする物

2017-05-24 06:25:08 | 日記
巣穴を発見

 野生動物と言えば大自然の中にいる生き物、そう思いがちですが今の日本、案外身近な
場所にも潜んでいます。
毎日のようにウォーキングをしている住宅街の一角にある森林公園、こんな場所にも何種類
かの哺乳動物が生息しています。
 中でも度々姿を見るのはタヌキです。
ペットの猫や犬と違って野生動物は四六時中食べ物を探さねばなりません。
朝晩決まった時間にエサをもらえる身分と、自分で口に入る物を見つける立場とでは、天と
地ほどの違いがあります。
人間の生活圏に囲まれたこの場所で、一体タヌキは何を食べて生きているのでしょうか。

 雪の上に残った足跡をたどって、この冬タヌキの住処を見つけました。
遊歩道から10m程林の中に入った場所にある、今は使われなくなった古い土管を巣穴に
していました。
足跡から判断して2匹いる様です。
近くにはため糞もありました。
 胴長短足のタヌキの体は原始的なイヌ科の特徴をしています。
視覚はあまり発達していませんが嗅覚と聴覚に優れています。
巣穴を中心におよそ700m四方を活動拠点にして、地面をごそごそ嗅ぎまわってエサを
探します。

 セミの幼虫やバッタやハチなどの昆虫類、ムカデやダンゴムシなどの地を這う生き物、ネズミ
やモグラなどの小動物、ヒキガエルや鳥、それに木に登って果物などもかじります。
時には沢に降りてサワガニを捕え、地面を掘ってミミズを貪り食います。
その気になって探せば、この公園は結構エサが豊富かもしれません。
 タヌキは夏場に最も多く食料を食べ、初秋に最も体重が増えると言います。
1日に平均して30g~40gの糞をするそうですから、当然それ相当の量を食べている
のでしょう。(野生動物保護管理事務所HPより)

闖入者現る

 タヌキは1月頃にオスとメスが出会ってつがいになり、3月から4月に交尾をして、5月
頃に数匹の子供を出産します。
ひと夏かけて子育てをして、秋になると子供達は親の元を離れます。
ペアは翌年も同じ行動をして生涯分かれる事はありません。
 今は土管の中で子供が生まれた時期かもしれません。
母さんタヌキ父さんタヌキはタップリとお乳を与える為に、今日も地面を嗅ぎまわり餌を
探し続けています。
 そんな子育てに明け暮れるタヌキの一家に、先週事件が起こりました。
何者かが乳飲み子がいる巣穴の前に現れたのです。
その正体は?
タヌキの一家の運命は?
続きは来週水曜日の「身近な生き物」で。
 
コメント
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