正論ちゃう?正論トップページです。  嶌田法海華(Simada.Norika)! 

常識とは何?何気なく使う言葉の危うさ。噛みつき亀風味でもの申す。脱線ご容赦。あくまでもお馬鹿な私の私論です。

2017-27世にも微妙な物語  浮遊霊      超短編小説

2017年05月19日 21時30分11秒 | 小説

武は廃墟探検マニアだった。

浮遊霊が出ると有名な病院の跡地を週末の夜一人で訪れた。

マニアの中でも有名な建物で行かないほうが良いという書き込みがあった。

懐中電灯を片手に後はビデオをもってゆっくりと前に歩き始めた。

最初の通路を右に曲がった時の事だった。

女性の顔がビデオに鮮明に映ったので、武は思わず腰を抜かしてへたり込んだ。

恐怖で声が出なかった。

その女は そんな武の方に近づいてきた。

「助けてーくれー頼むから・・・。」

すると女は武にこういった。

「私は幽霊ではないわよ。だから不幽霊・・・・といえばいいのかな」

武は 落ち着くまでに時間がかかりようやく立ち上がった。

「あなた 廃墟探検する資格はないわ・・。私と握手してみて」

武が恐る恐る手を伸ばした時 冷たい感触を感じた。

「建造物不法侵入の現行犯で逮捕します。はいきょしゅしなさい」

      おしまい

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