望むと望まざるとに関わらず、月日は廻り、アカネの意思とは無関係にまたバレンタインデーがやってきた。クリスマスに次いで、カップルたちが浮かれ騒ぎ、片思いの女子たちが執念に燃え、もてない男子たちが涙を呑む、お菓子メーカーのためのイベントである。
ま、そうは思ってはいても、付き合って初めてのバレンタインは、ぶりっ子をして猫かぶりに勤しむのが、女ってもんである。
てゆうか、アカネはそうである。
最も重大な問題は、Johnが甘いものが嫌いってことであった。
「こないだ、職場の人が何処其処の店のチョコレート買うてきてくれたんやけど、皆は“美味しい”って大喜びなんやけど、俺一個食べるんもきつかったわ〜。」
・・・なんて話を聞いていれば、せっかく女っぷりを上げる機会だというのに、チョコをあげたところで迷惑なんじゃないかとさえ思えてくる。
「じゃあ、別にチョコいらんやん・・・。あたしがあげんでもいいやん。」
「いや、やっぱカノジョにもらうんは別やって!もらえるんは嬉しいし、それなりに!」
「それなりに、ね。」
迷いに迷った挙げ句、アカネは市販のチョコレートを買い、持って行った。
折りしも、アカネの休みは14日。平日だったので仕事帰りのJohnに港まで迎えに来てもらい、チョコを渡したのだが・・・・
なんと、Johnときたらチョコレートをどっさりもらっているではないか。
この人、モテないんじゃなかったのか!?
「全部義理やって。生徒とか、保護者とか、職場の人らからやもん。」
これでは、アカネのチョコレートも、たくさんもらった市販品の一つでしかないではないか・・・。
愕然とするアカネをよそに、
「一ヶ月ぐらいかけて食べよ♪」
と、結構嬉しそうである。
「いっかげつぅ!?チョコが、そんなにずっと冷蔵庫に入っちょけるん!?」
「うん、だって俺いっぺんにいっぱい食べれんもん。」
お宝を一ヶ月も蓄えておこうとしているJohnに、ふつふつと怒りが込み上げてくる。
あたしは3日で食べきってみせらぁ・・・!!!
次の日、仕事に行くJohnを送り出し、アカネはチョコの山の前に立った。
もしかして、この中に秘めたる本命なぞ、あるんではないか?
メッセージカードを忍ばせているものがあるかもしれない。
これは、ぜひ点検しなくてはならない。
それしか道はない。
アカネはまず一番義理っぽいものから封をあけ、ボリボリ食べ始めた。
それから、少しづつグレードを上げていって、どのプレゼントも最低でも二つずつは味見していった。口の中でとろけて香るチョコは、アカネの脳みそと血液に束の間の天国を呼んでくれる。
あぁ、もう、とまらない・・・・・!
夕方、Johnが帰ってきた。
アカネは跳んで行って出迎えた。
「あのね、Johnが昨日もろうてきたチョコレート、全部食べたで。」
「うそぉ!!」
「うそ。でも結構食べた。」
「コレ、殆ど食べとるやん!!なんぼなんでも一人で食べ過ぎやでぇ!」
ゴミ箱を埋め尽くしている包み紙と、歯抜けになった箱の中身を見て、完全に棒立ちのJohn。
・・・・さすがに・・ちょっと・・・・ゴメン。
って感じであった。
そんなこんなで、一年目のバレンタインは二人にとって忘れえぬものとなったのである。
さて今年のバレンタインはというと、アカネ力作の“ウィークエンドショコラ”をプレゼントしました☆
チョコレートを使ってないのに、ココアとバターとアーモンドパウダーでチョコ風味のビターなケーキである。
「これは、アカネちゃんにしては上出来ちゃうん。」
と、Johnにも褒めていただいた。
やっぱり、大部分はアカネが食べたけどよ☆
ま、そうは思ってはいても、付き合って初めてのバレンタインは、ぶりっ子をして猫かぶりに勤しむのが、女ってもんである。
てゆうか、アカネはそうである。
最も重大な問題は、Johnが甘いものが嫌いってことであった。
「こないだ、職場の人が何処其処の店のチョコレート買うてきてくれたんやけど、皆は“美味しい”って大喜びなんやけど、俺一個食べるんもきつかったわ〜。」
・・・なんて話を聞いていれば、せっかく女っぷりを上げる機会だというのに、チョコをあげたところで迷惑なんじゃないかとさえ思えてくる。
「じゃあ、別にチョコいらんやん・・・。あたしがあげんでもいいやん。」
「いや、やっぱカノジョにもらうんは別やって!もらえるんは嬉しいし、それなりに!」
「それなりに、ね。」
迷いに迷った挙げ句、アカネは市販のチョコレートを買い、持って行った。
折りしも、アカネの休みは14日。平日だったので仕事帰りのJohnに港まで迎えに来てもらい、チョコを渡したのだが・・・・
なんと、Johnときたらチョコレートをどっさりもらっているではないか。
この人、モテないんじゃなかったのか!?
「全部義理やって。生徒とか、保護者とか、職場の人らからやもん。」
これでは、アカネのチョコレートも、たくさんもらった市販品の一つでしかないではないか・・・。
愕然とするアカネをよそに、
「一ヶ月ぐらいかけて食べよ♪」
と、結構嬉しそうである。
「いっかげつぅ!?チョコが、そんなにずっと冷蔵庫に入っちょけるん!?」
「うん、だって俺いっぺんにいっぱい食べれんもん。」
お宝を一ヶ月も蓄えておこうとしているJohnに、ふつふつと怒りが込み上げてくる。
あたしは3日で食べきってみせらぁ・・・!!!
次の日、仕事に行くJohnを送り出し、アカネはチョコの山の前に立った。
もしかして、この中に秘めたる本命なぞ、あるんではないか?
メッセージカードを忍ばせているものがあるかもしれない。
これは、ぜひ点検しなくてはならない。
それしか道はない。
アカネはまず一番義理っぽいものから封をあけ、ボリボリ食べ始めた。
それから、少しづつグレードを上げていって、どのプレゼントも最低でも二つずつは味見していった。口の中でとろけて香るチョコは、アカネの脳みそと血液に束の間の天国を呼んでくれる。
あぁ、もう、とまらない・・・・・!
夕方、Johnが帰ってきた。
アカネは跳んで行って出迎えた。
「あのね、Johnが昨日もろうてきたチョコレート、全部食べたで。」
「うそぉ!!」
「うそ。でも結構食べた。」
「コレ、殆ど食べとるやん!!なんぼなんでも一人で食べ過ぎやでぇ!」
ゴミ箱を埋め尽くしている包み紙と、歯抜けになった箱の中身を見て、完全に棒立ちのJohn。
・・・・さすがに・・ちょっと・・・・ゴメン。
って感じであった。
そんなこんなで、一年目のバレンタインは二人にとって忘れえぬものとなったのである。
さて今年のバレンタインはというと、アカネ力作の“ウィークエンドショコラ”をプレゼントしました☆
チョコレートを使ってないのに、ココアとバターとアーモンドパウダーでチョコ風味のビターなケーキである。
「これは、アカネちゃんにしては上出来ちゃうん。」
と、Johnにも褒めていただいた。
やっぱり、大部分はアカネが食べたけどよ☆











食べ尽くすとはやりますね
でもやりかねんて感じも・・
私も一応つくりましたよ〜〜〜
あれならカレシも喜んでくれたんじゃない?
でも男の人ってよ、甘いもの好きじゃないくせにバレンタイン期待したりするでね〜?
意味わからんに。
自分が普段どう思われてるかの判断基準に
なるからジャマイカと思います。
当たり前過ぎて申し訳ありません
家帰ったらほとんどチョコ食われとったんにはビビッタね。この人そんなチョコ好きなんか…と。
今年のチョコはうまかったね。ちゃんとレシピどおりに作ったってのがエライ。あんまり美味しかったもんやから、姉夫婦にもちょっとおすそ分けしたww。姉はチョコ好きやし。
てことは、別にチョコでなくてもいいわけですよね?
今度のバレンタインにはポケットティッシュく〜ばろ♪
>John
えっとね〜、一年目ってゆうか、
たぶん最初の一年はお友達やったと思うよ〜。
えへ
要旨です。全て削ってココだけにしたんですが・・・
>別にチョコでなくてもいいわけですよね?
Σ(゚口゚;エエエエッ!!
書きたかったのはマサにそういう事なんですが、
あのコメントからどうしてそう思われたのかが、
不思議でつ・・普通にそう読み取れるんでしょうか?
それとも単にワタシがアホなのか・・
でもまぁポケットティッシュを配るくらいなら、
何もあげない方が良いのは間違いないでしょう(笑)
ですよね〜!
あたしったら、また変態の道を行くところでしたわ☆
高価な壺のパンフレットとか、職場のおばちゃんの焼き増し写真とか、配ろうなんてしなくてほんとよかった
濃厚でしっかりした味に感動!!
うまぁ〜い
もったいないけん、ちびちび食べました。
ありがと〜♪
次回作を楽しみにしています
実はチョコレートが入ってない、なんちゃってショコラですけどね。
このケーキを作って以来、本通りに作る楽しさに目覚めてしまって、ドライフルーツのバウンドケーキにマロンタルトを作っちゃいました。
まだタルト生地が余ってるので、フルーツタルトを作ろうと企んでます
次回までに腕を上げときますね!!