２０歳

以前紹介したバ○ア○ラ内服中のS氏
会社の社長のイスをご子息に渡し、悠々自適の暮らしをされている。

あれから４年、８０歳になりバ○ア○ラの出番もめっきり減ってきたようだ。
しかし、彼女とは続いているようで、新たに「２０代の彼女もできた」と豪語していた。

ドライウェイト（基礎体重）を下げると言うと

「これ以上体重が減らされたら彼女とお風呂に入るときにみっともない」と言っていた。

そのA氏は奥様に先立たれ「寂しい」を連発していた。

S：「あかねさんでも家に来て話し相手になってくれないかな」

あ：「何を言っているんですか、お若い彼女が何人もいて」

S：「金でつながっているだけだから。寂しいもんだよ」

年が離れていて、話が合わないのだという。
そりゃ、４０～５０歳差で恋愛感情はなかなか難しいかもしれない。
彼女も「○○買って」とか「お金融通して」とかお願いはされるが、S氏に何かしてくれることはないのだという。

S：「Kさんと奥さんのような関係が理想だな」

このK氏は前の奥様がガンで入院していたときに、毎日のように病院に看病に行き、今の奥様と知り合った。
今の奥様の前のご主人もガンで入院中だった。
同じころに連れ合いを亡くした男女が再婚したのだ。

年の差は２０歳。
７０代のご主人と５０代の奥様。
共に、前の連れ合いを亡くしたもの同士なので、お互いをものすごく大事にしているのだという。

このご夫婦のような再婚相手をS氏は望んでいるのだ。
だから３０代と２０代の彼女とは話が合わないと嘆いている。
S:「せいぜい離れているといても２０歳だね」

S：「あかねさんとだったら話も合いそうだし、年も丁度いい。いい夫婦になれると思うよ」

・・・・・絶句。

ちょっと待ってよ！Sさん。
８０歳のあなたと２０歳差って、私６０歳じゃないんですけど。



男って自分の年を自覚していないものかも。

いつまでも若い女の子が恋愛対象で自分を見てくれていると思っているんだから。