赤い傘と一杯の珈琲とちょっと一息

なんとなく考えたことを書き留めていきます。

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この世界

2016-12-07 | 言葉にする
知人から誘いを受けて、映画「この世界の片隅に」を見てきた。この日は勤労感謝の日で、私が上映開始30分前に到着して間も無くチケットが売り切れるという状況だった。こうの史代という漫画家の存在は、初めて知った。これは原作を買っておかねばならない、と思った。
実写ものとは違い、荒いタッチで描かれたものなど様々な表現方法が織り交ぜられていた。のにもかかわらず、実写よりもずっとリアルに感じたのは私だけではなかったようだ。井伏鱒二の小説『黒い雨』を読んだ時に感じたような、そんなリアルさだった。その背景には、詳細な調査を用いて、事実に基づいて書いているというところもあるのだろう。また、監督が言う、「この世界」とは今皆さんが生きている「この世界」なのだ、というメッセージが表現にしっかり重ねられてもいたのだろう。そんな表現のプロに脱帽した。
私も、ある地域の状況を描くことを仕事の1つとしているわけなので、こんな先人たちから学ぶことはとても大きい。そう考えると、本務と無関係だと思えることや、意味のないと思えるような、生活の中での時間(文化活動)はやはり大事だ。それが多忙化で奪われていることの問題性は、もっと強調されるべきなのかもしれない。
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